ドウグラス&カイオ擁するアル・アインを下した全北現代が10年ぶり2度目のACL制覇!《ACL》
2016.11.27 07:01 Sun
▽AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝2ndレグのアル・アイン(UAE)vs全北現代モータース(韓国)が26日に行われ、1-1の引き分けに終わった。この結果、2戦合計2-3で全北現代が10年ぶり2度目のACL王者に輝いた。
▽するとアル・アインは7分、ドウグラスとのパス交換で右サイドを突破したアスプリージャがボックス右からグラウンダーのクロスを供給。これをゴール左まで駆け上がったカイオが合わせようとしたが、チョ・ソンファンのスライディングブロックにシュートは阻まれた。
▽対する全北現代は、30分にセットプレーからスコアを動かす。イ・ジェソンの右CKをゴール前に走り込んだハン・ギョウォンが右足で合わせ、ゴールネットを揺らした。
▽同点に追いついたアル・アインは、41分にビッグチャンスを得る。ボックス右でボールを奪ったアスプリージャがキム・ヒョンイルに後ろから倒され、PKを獲得。しかし、このPKをドウグラスが失敗。勝ち越しのチャンスを逃してしまう。
▽1-1で迎えた後半、最初の決定機はアル・アインに生まれる。52分、オマール・アブドゥルラフマンの左CKにイスマイル・アーメドが飛び込むが、ダイビングヘッドは枠の上に外れた。
▽その後も試合の主導権を握るアル・アインは81分、オマール・アブドゥルラフマンのふわりと浮かせたパスをボックス右手前で受けたイ・ミンジュが巧みなトラップからラストパス。これを受けたイブラヒム・ディアキが混戦の中からシュートを放ったが、GKクォン・スンテの好セーブに阻まれる。
▽結局、そのまま試合終了。敵地で逃げ切った全北現代が2戦合計3-2で10年ぶり2度目のACL王者に輝いた。
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▽ホームで行われた1stレグを2-1で勝利した全北現代は、リカルド・ロペスやレオナルドが前線に入り、元柏のキム・チャンスが最終ラインに入った。一方、2003年以来2度目の優勝へ勝利が絶対条件のアル・アインは、元サンフレッチェ広島のFWドウグラスや元鹿島アントラーズのMFカイオ、UAE代表MFオマール・アブドゥルラフマンらが先発に名を連ねた。▽試合は開始早々の3分、全北現代にアクシデント。リカルド・ロペスが後ろからプレスをかけたファイズに倒されると、この接触で左ヒザを負傷。ハン・ギョウォンとの交代を余儀なくされた。▽対する全北現代は、30分にセットプレーからスコアを動かす。イ・ジェソンの右CKをゴール前に走り込んだハン・ギョウォンが右足で合わせ、ゴールネットを揺らした。
▽先制を許したアル・アインだが、すぐに反撃に転じる。すると34分、右CKのこぼれ球を拾ったアハメド・バルマンが再び右へ展開。このボールを受けたカイオのクロスをニアサイドのイ・ミンジュがダイレクトボレーでゴール左に流し込んだ。
▽同点に追いついたアル・アインは、41分にビッグチャンスを得る。ボックス右でボールを奪ったアスプリージャがキム・ヒョンイルに後ろから倒され、PKを獲得。しかし、このPKをドウグラスが失敗。勝ち越しのチャンスを逃してしまう。
▽1-1で迎えた後半、最初の決定機はアル・アインに生まれる。52分、オマール・アブドゥルラフマンの左CKにイスマイル・アーメドが飛び込むが、ダイビングヘッドは枠の上に外れた。
▽その後も試合の主導権を握るアル・アインは81分、オマール・アブドゥルラフマンのふわりと浮かせたパスをボックス右手前で受けたイ・ミンジュが巧みなトラップからラストパス。これを受けたイブラヒム・ディアキが混戦の中からシュートを放ったが、GKクォン・スンテの好セーブに阻まれる。
▽結局、そのまま試合終了。敵地で逃げ切った全北現代が2戦合計3-2で10年ぶり2度目のACL王者に輝いた。
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