サウジアラビアvsオーストラリアの無敗対決は互いに譲らずドロー決着!《ロシアW杯アジア最終予選》
2016.10.07 05:18 Fri
▽6日にロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選・グループB第3戦のサウジアラビア代表vsオーストラリア代表が行われ、2-2の引き分けに終わった。
▽互いにアジア最終予選を2戦2勝スタートとグループB首位の座が懸かる一戦。イラク代表、UAE代表に勝利し、得失点差でグループBの首位に立つオーストラリアは、UAE戦から先発を2人変更。ケリーとマーク・ミリガンに代えスミスとジェディナクがスタメンに入った。
▽一方、タイ代表とイラク代表を撃破してグループBの2位につけるサウジアラビアは2戦で3ゴールを記録しているアル・アベドやハザジ、GKモサイレムなどイラク戦と同じスタメンで試合に臨んだ。
▽立ち上がりからホームのサウジアラビアが押し気味に試合を進めると5分、アル・アベドのパスでボックス右深くまで侵入したアル・シャハリの折り返しをジャサムがゴールに流し込んだ。さらに24分には、ペナルティアーク付近で獲得したFKをアル・アベドが直接狙ったが、壁に当たったボールはゴール右に外れた。
▽先制を許したオーストラリアも反撃に転じるが、自陣で集中した守りを見せるサウジアラビアの前に決定機を作らせてもらえない。しかし、前半終了間際の45分にセットプレーのチャンスを迎えると、ムーイの左CKをゴール前のセインズベリーが頭でゴール右に流し込んだ。
▽対するオーストラリアは70分、ボックス右でパスを受けたクルーズが相手GKとDFの間に早いクロスを供給すると、これをファーサイドのユリッチが滑り込みながらゴールに押し込んだ。
▽ホームで負けられないサウジアラビアはすぐに反撃を開始。すると79分、ドリブルでボックス左から侵入したジャサムがマイナスに折り返すと、ボックス右まで流れたボールをアル・アベドが落とし走りこんだファラタがシュート。このボールをゴール前のシャムラニが倒れながら右足で合わせ、ゴールネットを揺らした。さらに直後の80分にも、ファラタのロングパスで相手DFの裏に抜けたアル・ムワッラドが決定機を迎えたが、シュートはGKライアンにセーブされた。
▽同点に追いつかれたオーストラリアのポステコグルー監督は、84分にユリッチとロジックを下げてケイヒルとアーバインを投入するなど、最後までゴールを目指したが、試合はこのまま2-2でタイムアップ。グループBの首位を争う無敗対決はドロー決着となった。
▽また、同日に行われたUAE代表vsタイ代表は3-1でUAEが勝利した。ここまで1勝1敗で4位のUAEと、2連敗で最下位に沈むタイの一戦は、14分にUAEがマブフートのゴールで試合を動かすと、UAEのリードで迎えた後半開始早々の47分にもマブフートが追加点。
▽65分に1点を返されたUAEだったが、試合終了間際の後半アディショナルタイム3分にも途中出場のアフメド・ハリルが試合を決定づける3点目を奪った。この結果、2勝1敗で日本に並んだUAEは、当該チーム同士の成績により3位に浮上した。
【順位表】ロシアW杯アジア最終予選 グループB第3節
(勝点/得点/得失)
1.オーストラリア(7/5/+3)
2.サウジアラビア(7/5/+2)
3.UAE(6/5/2)
4. 日本(6/5/2)
5.イラグ(0/2/-4)
6.タイ(0/1/-5)
※順位決定方式 【1】勝ち点 【2】得失点差 【3】総得点数 【4】当該チーム間の勝ち点
▽互いにアジア最終予選を2戦2勝スタートとグループB首位の座が懸かる一戦。イラク代表、UAE代表に勝利し、得失点差でグループBの首位に立つオーストラリアは、UAE戦から先発を2人変更。ケリーとマーク・ミリガンに代えスミスとジェディナクがスタメンに入った。
▽一方、タイ代表とイラク代表を撃破してグループBの2位につけるサウジアラビアは2戦で3ゴールを記録しているアル・アベドやハザジ、GKモサイレムなどイラク戦と同じスタメンで試合に臨んだ。
▽先制を許したオーストラリアも反撃に転じるが、自陣で集中した守りを見せるサウジアラビアの前に決定機を作らせてもらえない。しかし、前半終了間際の45分にセットプレーのチャンスを迎えると、ムーイの左CKをゴール前のセインズベリーが頭でゴール右に流し込んだ。
▽迎えた後半、サウジアラビアのファン・マルバイク監督は55分にハザジを下げてエースFWのシャムラニを投入。すると59分、ボックス左でボールを受けたアル・アベドのシュートのこぼれ球に反応したシャムラニが左足を振り抜いたが、これはシュートコースに重なっていたアル・アベドに直撃した。
▽対するオーストラリアは70分、ボックス右でパスを受けたクルーズが相手GKとDFの間に早いクロスを供給すると、これをファーサイドのユリッチが滑り込みながらゴールに押し込んだ。
▽ホームで負けられないサウジアラビアはすぐに反撃を開始。すると79分、ドリブルでボックス左から侵入したジャサムがマイナスに折り返すと、ボックス右まで流れたボールをアル・アベドが落とし走りこんだファラタがシュート。このボールをゴール前のシャムラニが倒れながら右足で合わせ、ゴールネットを揺らした。さらに直後の80分にも、ファラタのロングパスで相手DFの裏に抜けたアル・ムワッラドが決定機を迎えたが、シュートはGKライアンにセーブされた。
▽同点に追いつかれたオーストラリアのポステコグルー監督は、84分にユリッチとロジックを下げてケイヒルとアーバインを投入するなど、最後までゴールを目指したが、試合はこのまま2-2でタイムアップ。グループBの首位を争う無敗対決はドロー決着となった。
▽また、同日に行われたUAE代表vsタイ代表は3-1でUAEが勝利した。ここまで1勝1敗で4位のUAEと、2連敗で最下位に沈むタイの一戦は、14分にUAEがマブフートのゴールで試合を動かすと、UAEのリードで迎えた後半開始早々の47分にもマブフートが追加点。
▽65分に1点を返されたUAEだったが、試合終了間際の後半アディショナルタイム3分にも途中出場のアフメド・ハリルが試合を決定づける3点目を奪った。この結果、2勝1敗で日本に並んだUAEは、当該チーム同士の成績により3位に浮上した。
【順位表】ロシアW杯アジア最終予選 グループB第3節
(勝点/得点/得失)
1.オーストラリア(7/5/+3)
2.サウジアラビア(7/5/+2)
3.UAE(6/5/2)
4. 日本(6/5/2)
5.イラグ(0/2/-4)
6.タイ(0/1/-5)
※順位決定方式 【1】勝ち点 【2】得失点差 【3】総得点数 【4】当該チーム間の勝ち点
サウジアラビア代表の関連記事
ワールドカップの関連記事
|
|
サウジアラビア代表の人気記事ランキング
1
3位につけるサウジアラビア代表の来日メンバーが発表! 日本戦勝利で2位確保を目指す【2026年W杯アジア最終予選】
日本サッカー協会(JFA)は24日、25日に行われる2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨むため来日したサウジアラビア代表メンバーを発表した。 12日、サウジアラビアサッカー連盟(SAFF)はメンバー27名を発表。20日はホームで中国代表と対戦し1-0で勝利を収めていた。 エルヴェ・ルナール監督が再就任して立て直しを図るサウジアラビア。来日メンバーには、ローマのDFサウード・アブドゥルハミドが外れることに。国内組が中心となり、FWサレム・アル・ドサリ(アル・ヒラル)、FWフィラス・アル・ブライカン(アル・アハリ)、FWマルワン・アル・サハフィ(ベールスホット)らが招集されている。 今回発表されたサウジアラビア代表メンバーは以下の通り。 <h3>◆サウジアラビア代表メンバー</h3> GK アハメド・アル・カサール(アル・カーディシーヤ) ナワフ・アル・アキディ(アル・ナスル) メシャリ・スニュル(アル・ラーイド) ハメド・アル・シャンキティ(アル・イテハド) DF アリ・ラジャミ(アル・ナスル) ハッサン・タンバクティ(アル・ヒラル) ムハンナド・アル・シャンキティ(アル・イテハド) ナワフ・アル・ブシャル(アル・ナスル) アリー・マジュラシ(アル・アハリ) ジェハド・タクリ(アル・カーディシーヤ) サード・アル・ムーサ(アル・イテハド) MF ナセル・アル・ドサリ(アル・ヒラル) ファイセル・アル・ガムディ(ベールスホット/ベルギー) ジヤド・アル・ジョハニ(アル・アハリ) ムサブ・アル・ジュワイル(アル・シャバブ) FW サレム・アル・ドサリ(アル・ヒラル) アブドゥラー・アル・サレム(アル・ハリージュ) アブドゥラー・アル・ハムダン(アル・ヒラル) トゥルキ・アル・アンマル(アル・カーディシーヤ) フィラス・アル・ブライカン(アル・アハリ) アイマン・ヤヒヤ・アーメド(アル・ナスル) アーメド・アル・ガムディ(ネオム) ムハンナド・アル・サード(ダンケルク/フランス) マルワン・アル・サハフィ(ベールスホット/ベルギー) 2025.03.24 15:00 Mon2
英2部のブラックバーンで躍動のFW大橋祐紀が日本代表初招集! パリ五輪キャプテンの藤田譲瑠チマや瀬古歩夢が久々復帰【2026年W杯アジア最終予選】
日本サッカー協会(JFA)は3日、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に向けた日本代表メンバー27名を発表した。 2次予選を首位で通過した日本。最終予選はグループCに入り、オーストラリア代表、サウジアラビア代表、バーレーン代表、中国代表、インドネシア代表と同居した中、9月には中国代表(7-0)、バーレーン代表(0-5)と大勝での連勝スタートを切り、単独首位に立っている。 4連勝で一気に優位に立ちたいなか、10月は10日にアウェイでサウジアラビア代表(4pt/2位)と、15日にホームでオーストラリア代表(1pt/5位)と対戦する。 森保一監督の下で2度目のW杯、8大会連続8度目の出場を目指す日本。9月に復帰した、伊東純也(スタッド・ランス)や三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)は引き続き招集。9月に結果を残している南野拓実(モナコ)、久保建英(レアル・ソシエダ)、FW上田綺世(フェイエノールト)なども継続して呼ばれた。 また、今夏ヨーロッパへと渡り、公式戦10試合5ゴールと活躍中の大橋祐紀(ブラックバーン・ローバーズ)が初招集。瀬古歩夢(グラスホッパー)が2023年6月以来の復帰。藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)も2022年7月以来の復帰となる。なお、9月に初招集を受けた高井幸大(川崎フロンターレ)、望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)も継続して招集されている。 なお、中山雄太(FC町田ゼルビア)、浅野拓磨(マジョルカ)、細谷真大(柏レイソル)が前回から外れた。今回発表された日本代表メンバーは以下の通り。 ◆日本代表メンバー27名 ※初招集 GK 大迫敬介(サンフレッチェ広島) 谷晃生(FC町田ゼルビア) 鈴木彩艶(パルマ/イタリア) DF 長友佑都(FC東京) 谷口彰悟(シント=トロイデン/ベルギー) 板倉滉(ボルシアMG/ドイツ) 町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ/ベルギー) 瀬古歩夢(グラスホッパー/スイス) 菅原由勢(サウサンプトン/イングランド) 望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア) 高井幸大(川崎フロンターレ) MF/FW 遠藤航(リバプール/イングランド) 伊東純也(スタッド・ランス/フランス) 南野拓実(モナコ/フランス) 守田英正(スポルティングCP/ポルトガル) 大橋祐紀(ブラックバーン・ローバーズ/イングランド)※ 鎌田大地(クリスタル・パレス/イングランド) 三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン/イングランド) 小川航基(NECナイメヘン/オランダ) 前田大然(セルティック/スコットランド) 旗手怜央(セルティック/スコットランド) 堂安律(フライブルク/ドイツ) 上田綺世(フェイエノールト/オランダ) 田中碧(リーズ・ユナイテッド/イングランド) 中村敬斗(スタッド・ランス/フランス) 久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン) 藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン/ベルギー) 2024.10.03 14:05 Thu3
サウジ代表の新監督は誰に…元大分シャムスカ氏、セレソン率いたチッチ氏、ラモン・ディアス氏など候補多数
サウジアラビア代表の新監督は一体誰に…。サウジ国内だけでなく、最終予選で同居する中国やバーレーンなど、各国メディアが後任人事にスポットライトを当てている。 2026年W杯アジア最終予選の不振により、ロベルト・マンチーニ監督を解任したサウジ代表。次回11月の第5〜6節まで時間がないなか、後任人事が世界的な注目を浴びている。 やはりと言うべきか、実現性はともかく、ジネディーヌ・ジダン氏(52)というビッグネームが真っ先に取り沙汰され、アラブ世界での指導経験が大変豊富なエルヴェ・ルナール氏(56)の再登板も排除できないと伝えられる。 また、南米大陸では、元ブラジル代表監督のチッチ氏(63)が、8月にフラメンゴを解任されており、現在フリー。サウジ連盟はチッチ氏との接触を否定したが、果たして。 一方、Jリーグでも馴染み深いペリクレス・シャムスカ氏(59)は、サウジ2部のクラブでスポーツ・ディレクター(SD)を務めており、こちらは間違いなく候補の1人とされる。 そのほか、ギリシャ1部・PAOKのラズヴァン・ルチェスク監督(55)、UAE1部のアル・ジャジーラを率いるフセイン・アモータ監督(55)、元アル・ヒラル指揮官のラモン・ディアス氏(65)など、候補は多数とされている。 2024.10.26 15:20 Sat4
日本を抑えて1位でW杯出場決めたサウジアラビア、W杯ユニは伝統の緑と白もスピード感と大胆さを表現
6度目のワールドカップ(W杯)に出場するサウジアラビア代表のユニフォームが発表されている。 カタールW杯アジア最終予選では、日本代表とグループステージで同居。日本に勝利するなどし、グループを首位で通過。2大会連続のW杯出場を決めていた。 エルヴェ・ルナール監督率いるチームは、カタールW杯ではアルゼンチン代表、ポーランド代表、メキシコ代表と実力あるチームと同じグループに入ることとなった。 W杯本番までは、9月に2試合を行い、エクアドル代表、アメリカ代表と対戦。日本と同じ相手とヨーロッパで戦っている。 さらに10月にはアルバニア代表とホンジュラス代表、11月のW杯前にはアイスランド代表おtクロアチア代表と、まだ5試合も調整試合を残しているのが特徴的だ。 そのサウジアラビアのカタールW杯ユニフォームは、伝統的な緑と白のカラーとなった。 ホームは伝統の緑。サウジアラビアサッカー連盟 (SAFF) の盾には、サッカーという言葉を多言語で表すアラビア語のハヤブサ(saqr)が描かれている。 濃い緑の中に、薄い緑の模様が入っており、これまでのユニフォームから柄がわかりやすく変化している。 また、アウェイはこれも伝統の白に。2018年、2020年のアウェイと同じコンセプトで作られ、スピード感と大胆さを表しているという。 27日に日本と対戦するエクアドルとは0-0のゴールレスドローに終わっていたが、残りの調整試合でどんな仕上げを行うだろうか。 <span class="paragraph-title">【写真】日本を抑えてグループ1位でW杯出場決めたサウジアラビア、伝統の緑にモダンな柄が</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"> <a href="https://t.co/Ws6EJkeCze">pic.twitter.com/Ws6EJkeCze</a></p>(@SaudiNT) <a href="https://twitter.com/SaudiNT/status/1573240084107005953?ref_src=twsrc%5Etfw">September 23, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet">(@SaudiNT) <a href="https://twitter.com/SaudiNT/status/1570472710148427778?ref_src=twsrc%5Etfw">September 15, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/saudi20220926_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 2022.09.26 23:38 Mon5
