U-19日本代表監督が抱負 5大会ぶりとなる世界の舞台へ「何とか権利を」《AFC U-19選手権》
2016.09.28 20:50 Wed
▽日本サッカー協会(JFA)は28日、10月にバーレーンで行われるAFC U-19選手権に臨む同国代表メンバー23名を発表した。
▽JFAハウスでの会見に出席した同代表を率いる内山篤監督は、準決勝に進出できれば5大会ぶりの出場となる来年に韓国で行われるFIFA U-20ワールドカップ(W杯)出場権獲得へ意気込んだ。
◆内山篤監督(U-19日本代表)
「一次予選とは少しメンバーが変わったと思う。このチームができてから言い続けていることだが、我々がチャレンジャー。招集した選手たちに関しては、そういう意欲や野心をもって、自分たちの力で世界の舞台を奪うんだという気持ちをもって戦ってきてくれた。攻守のバランスなど、色んな状況下があることも加味して、今回の23名を選ばせてもらった」
――4大会連続で育成年代における最高の舞台に臨めていない状況だが、出場権獲得に向けた意気込みを聞かせてほしい
「我々は4大会連続で出られていないのが現実。ただ、この世代は東京オリンピックで中心になるであろう選手だけに、何とか権利を勝ち取って出場したい」
「私自身も過去にコーチとしても、選手としても悔しい思いをしている。選手たちには何とか勝ち取ってほしいし、それができれば先に見えるものが変わってくると思う」
「厳しい戦いになると思う。周囲も協力していただき、5月から海外遠征で厳しい相手と試合をさせてもらった。環境を提供していただいただけに、何とか成果を出したい」
――どのような点を反省材料として生かそうと考えているのか
「一次予選のときは高校3年生がメインだった。当時はJリーグでポジションを勝ち取ってくれている選手も南野拓実のみという状況で、なかなか選手のゲーム感覚がなくて苦労した」
「今も同じような状況が続いている状況だが、各チームにお願いをして、5月から厳しい相手、簡単に勝てない相手と試合をしたり、6月にフランス、この2日前に日本体育大学と試合もさせてもらった」
「ゲームコンディションを何とか保てる状況をつくっていただいている今の状況は、我々にとって大きい。久しく90分間プレーしていないという選手たちの不安を取り除いていかなくてはならない」
――このチームのストロングポイント、ウィークポイントは何か
「まず中東の3チームとオープンな戦いになれば、我々は厳しくなる。その中で、コンパクトかつ、攻守にわたってアグレッシブに戦うということに関しては、ずっと詰めてきたこと。それを90分間続けていければ、我々に優位な状況になることを確信している」
「しかし、そうでなくなったときという状況は当然ある。そういう場面では、フランスやブラジルといった難しい相手と戦った経験を生かしていきたい。我慢するところは我慢して、ゲームの流れを少しでも選手間で共有していくことが大切だと思う」
「もちろん、思うようにいっていれば、4大会連続も失敗していない。そういう現実を常に見つめながら、悪いところ、弱点を極力見せないように、逆に相手のミスを突いたり、誘っていくこと。これまでの経験が最終予選で自信になればと思っている」
▽JFAハウスでの会見に出席した同代表を率いる内山篤監督は、準決勝に進出できれば5大会ぶりの出場となる来年に韓国で行われるFIFA U-20ワールドカップ(W杯)出場権獲得へ意気込んだ。
◆内山篤監督(U-19日本代表)
「一次予選とは少しメンバーが変わったと思う。このチームができてから言い続けていることだが、我々がチャレンジャー。招集した選手たちに関しては、そういう意欲や野心をもって、自分たちの力で世界の舞台を奪うんだという気持ちをもって戦ってきてくれた。攻守のバランスなど、色んな状況下があることも加味して、今回の23名を選ばせてもらった」
「我々は4大会連続で出られていないのが現実。ただ、この世代は東京オリンピックで中心になるであろう選手だけに、何とか権利を勝ち取って出場したい」
「私自身も過去にコーチとしても、選手としても悔しい思いをしている。選手たちには何とか勝ち取ってほしいし、それができれば先に見えるものが変わってくると思う」
「そこへの野心をみせてもらいたい。おごりとかではなく、謙虚さをもって戦っていきたい。私自身もコーチとして経験させてもらった前回大会の反省を生かしていきたい」
「厳しい戦いになると思う。周囲も協力していただき、5月から海外遠征で厳しい相手と試合をさせてもらった。環境を提供していただいただけに、何とか成果を出したい」
――どのような点を反省材料として生かそうと考えているのか
「一次予選のときは高校3年生がメインだった。当時はJリーグでポジションを勝ち取ってくれている選手も南野拓実のみという状況で、なかなか選手のゲーム感覚がなくて苦労した」
「今も同じような状況が続いている状況だが、各チームにお願いをして、5月から厳しい相手、簡単に勝てない相手と試合をしたり、6月にフランス、この2日前に日本体育大学と試合もさせてもらった」
「ゲームコンディションを何とか保てる状況をつくっていただいている今の状況は、我々にとって大きい。久しく90分間プレーしていないという選手たちの不安を取り除いていかなくてはならない」
――このチームのストロングポイント、ウィークポイントは何か
「まず中東の3チームとオープンな戦いになれば、我々は厳しくなる。その中で、コンパクトかつ、攻守にわたってアグレッシブに戦うということに関しては、ずっと詰めてきたこと。それを90分間続けていければ、我々に優位な状況になることを確信している」
「しかし、そうでなくなったときという状況は当然ある。そういう場面では、フランスやブラジルといった難しい相手と戦った経験を生かしていきたい。我慢するところは我慢して、ゲームの流れを少しでも選手間で共有していくことが大切だと思う」
「もちろん、思うようにいっていれば、4大会連続も失敗していない。そういう現実を常に見つめながら、悪いところ、弱点を極力見せないように、逆に相手のミスを突いたり、誘っていくこと。これまでの経験が最終予選で自信になればと思っている」
U-19日本代表の関連記事
キリンチャレンジカップの関連記事
|
U-19日本代表の人気記事ランキング
1
スペイン遠征のU-19日本代表、4年ぶり代表の中井卓大に期待することに冨樫剛一監督「戦術的な部分がどうチームに入ってこれるのか」
スペイン遠征を行うU-19日本代表の冨樫剛一監督が、今回の遠征、そしてU-20アジアカップへの意気込みを語った。 U-19日本代表は9月のU-20アジアカップ予選を戦い見事に勝利。2023年3月に行われる本大会の切符を掴んだ。 U-20アジアカップは、2023年5月に開幕するU-20ワールドカップ(W杯)の予選も兼ねており、ベスト4に入らなければ世界への道を閉ざされてしまうこととなる。 前回王者のサウジアラビア、中国、キルギスと同居することとなった日本。冨樫監督はU-18日本代表監督も兼任しており、3日からスペイン遠征を実施。そして、その後の13日からU-19としてスペインで活動を行う。 冨樫監督は「前回優勝チームのサウジアラビア、中国、キルギスと4チームで予選を戦うことになりました」とU-20アジアカップについて語り、「もう時間が限られている中、U18、U19とスペインに行って強い相手としっかり戦って、より自分たちのレベルの基準をしっかり持って、成長してくるということでこの1カ月をチャレンジしたいと思います」とコメント。連続したスペインでの活動で、しっかりと経験を積んできたいとした。 遠征のテーマについては「特にU-19の方は、スロバキア、フランスとU-20W杯に出場する国と対戦できるということで、世界基準に対応する、今の時点でどれぐらいゲームを戦えるのかを図り、たくさんのチャレンジをしてきたいなと考えています」とコメント。「U-18も兼務しているということで、新しい力のある選手たちをより発掘していこうというトライも同時にあります」と、引き上げる選手を発掘することもやりたいとした。 今回のメンバーにはレアル・マドリーのMF中井卓大が招集されている。なかなか招集できずにいた中で今回は招集に至ったが、「彼が今置かれている状況というのは試合に出るのは非常に難しいのかなと思います。スペインのBチームに19歳の選手がいるというのは、ゲームに携わるのが難しいことは理解しています」と、所属先で出番が多くないことは仕方ないとコメント。「ただ、コンディションというところで、ゲームに出ていないと相当の差が出てくるのではないかということで、ずっと悩みながらも、ずっと彼の力を注視していました」と、ゲームに関わらないことでの懸念点もあったという。 ただ、今回はスペインでの活動となる。「近くにいる中で彼の状態を見たいということで、今回チームに招集することになりました」と語り、実際に手元で見たいと考えての招集となったようだ。 実際に中井の評価については「本来なら直接行って私が見たいところですが、JFAには駐在している者もいて、本人ともしっかりコミュニケーションをとりながら、映像も取り寄せて確認しています」とチェックをしているとコメントした。 中井が代表チームに入るのは2018年10月のフランス遠征を行ったU-15日本代表が最後。そこから4年が経過し、現在ではレアル・マドリーのファーストチームにトレーニング参加するほどに成長。カスティージャでの経験は少ないが、トップレベルから多くのものを吸収していることは間違いない 期待している点については「彼が選ばれたのは14歳、15歳ぐらいの時で、かなりの年月が経って、彼のいる環境は素晴らしいところにいます。そこから19になって戦術的な要素が増えていると思います。そういう時に、我々のチームも戦いの中で、彼の戦術的な部分がどうチームに入ってこれるのかを期待しています」とコメント。チームの中にいかに入って来れるのかを見たいとした。 2022.11.02 22:10 Wed2