【プレビュー】2人の名将がプレミアで初激突、全世界注目のマンチェスター・ダービー

2016.09.09 22:00 Fri
Getty Images
▽プレミアリーグ第4節、マンチェスター・ユナイテッドマンチェスター・シティによるマンチェスター・ダービーが10日(土)の日本時間20時30分からオールド・トラフォードで開催される。ジョゼ・モウリーニョとジョゼップ・グアルディオラという現代フットボール界屈指の名将が、プレミアリーグの舞台では初めて相まみえる全世界注目の一戦だ。

▽モウリーニョのユナイテッドは、レスター・シティとのコミュニティシールドを含め、ここまで公式戦4連勝。リーグ戦では6得点1失点の数字どおり、堅実で安定感のあるパフォーマンスを見せている。前節のハル・シティ戦では、相手のオーガナイズされた守備を崩すのに苦労したが、アディショナルタイムに18歳のラッシュフォードが劇的弾を記録し、勝ち点3をもぎ取った。ここでシティを下すことができれば、復権を大きくアピールできる。

▽対するシティも、公式戦5連勝と波に乗る。ポゼッションとパス回しの面でグアルディオラらしさは出ているものの、指揮官の思い描く完成形には遠い状態だろう。それでも勝ち点を落としていないあたり、どこまでチームが伸びるのか期待は膨らむ。こちらも4連勝となればプレミア制覇への気運は高まるが、オールド・トラフォードでの試合ということを考えれば、勝ち点1でも悪くない結果となる。
◆モウリーニョvsグアルディオラ
▽レアル・マドリーとバルセロナで火花を散らしたモウリーニョとグアルディオラのプレミア初対戦は、今回のダービーが盛り上がる強烈なスパイスとなっている。これまで、両者の対戦は通算で16度。内訳では、グアルディオラから見て7勝6分け3敗となっている。タイトル数では22度のモウリーニョが21度のグアルディオラを上回っているものの、キャリアはポルトガル人指揮官の方が長い。稀代の名将がそれぞれピッチサイドでどのようなアクションを見せるのかも見逃せない。

◆マンチェスター・ユナイテッド◆
【4-2-3-1】
(C)CWS Brains,LTD.

▽マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン
GK:デ・ヘア
DF:フォス=メンサー、バイリー、ブリント、ショー
MF:フェライーニ、ポグバ
MF:マタ、ルーニー、マルシャル
FW:イブラヒモビッチ
▽インターナショナルマッチウィーク中に太ももを痛めたMFムヒタリャンは「90分プレーできるとは言えないが、チームを助けることができる状態」(モウリーニョ監督)。イングランド代表に招集されながらも離脱したDFショーも間に合った。そのほか、GKロメロ、DFバレンシア、DFロホの南米組は、チームへの合流が金曜日だったため、モウリーニョ監督は当日までコンディションを見極めることになるだろう。

◆マンチェスター・シティ◆
【4-1-4-1】
(C)CWS Brains,LTD.

▽マンチェスター・シティ予想スタメン
GK:ブラーボ
DF:サーニャ、ストーンズ、オタメンディ、コラロフ
MF:フェルナンジーニョ
MF:スターリング、デ・ブライネ、シルバ、ノリート
FW:イヘアナチョ
出場停止者:FWアグエロ(1/3)


▽3-1で勝利した前節のウェストハム戦で相手にヒジ打ちを見せたエースのアグエロが3試合の出場停止処分を科された。MFギュンドアン、FWリロイ・ザネの新戦力コンビはコンディションを上げてきている模様だが、ここでの先発デビューはなさそうだ。負傷で出遅れたコンパニに関して、グアルディオラ監督は前日会見で「リスクを冒したくない」と話していることから出場は回避させるだろう。

▽GKに関しては、バルセロナから獲得したばかりのブラーボが今後にレギュラーを務めるのは確実だが、合流して間もないためチームメートとの連携に不安を残している。そのため、グアルディオラ監督がダービーでのデビューを回避させる可能性もある。

★注目選手
◆ユナイテッド:FWズラタン・イブラヒモビッチ
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▽早くも絶大なインパクトを残しているイブラヒモビッチに注目だ。今シーズンの公式戦4試合で4ゴールを記録。最前線で基準点をつくり、2列目の選手をうまく生かしている。また、クロスからのヘディング一撃や中距離砲も備えているため、流れに関係なく局面を変えることが可能だ。オタメンディとの空中戦は見ごたえがあるものになるだろう。また、相手の指揮官は、かねてから辛口のコメントを残してきた犬猿の仲であるグアルディオラということもあって、いつも以上に気持ちの入ったプレーを見せそうだ。

◆シティ:MFラヒーム・スターリング
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▽昨シーズンから最も変わったシティの選手はスターリングだろう。今シーズンはウイングポジションを軸に、仕掛けのプレーに迷いが見られない。良い意味でプレーを限定させるグアルディオラとの相性が良いのだろう。この試合では、アグエロが不在ということもあり、センターフォワードでプレーする可能性もある。いずれにせよ、キーマンの1人になることは間違いない。

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