大宮が終盤に逆転も甲府が黒木のAT弾で勝ち点1を獲得!《J1》

▽明治安田生命J1リーグ・2ndステージ第10節のヴァンフォーレ甲府vs大宮アルディージャが山梨中銀スタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。

▽前節はアウェイでサンフレッチェ広島と対戦し0-1で勝利し2連勝中の甲府が、前節ホームでベガルタ仙台と対戦し、2-1で勝利し3戦連続負けなしの大宮を迎えた一戦。最初にチャンスを迎えたのは大宮だった。

▽12分、横谷の縦パスを受けたムルジャがGKと一対一になるも、GK河田がセーブする。甲府は19分、ドゥドゥが右サイドを仕掛けボックス内に侵入。こぼれ球を上がって来た保坂が丁寧に流し込み、甲府が先制点を奪う。
▽大宮は左サイドの泉澤を起点に攻撃を仕掛けるも、甲府が中を固めてゴールを許さない。甲府は守りを固めながらも、ダヴィ、ドゥドゥを中心にカウンターでチャンスをうかがうも、追加点を奪えない。

▽このまま甲府リードで前半を終えるかと思われたが44分、奥井のクロスを中央で江坂がキープ。左サイドに展開すると、オーバーラップした和田のグラウンダーのクロスをムルジャガ合わせ、大宮が同点に追いつき前半を終える。▽後半は大宮がいきなりチャンス。48分、ムルジャがボックス内で倒されてPKを獲得する。しかし、キッカーのネイツ・ペチュニクが放ったシュートをGK河田が完全に読み切ってセーブし、甲府は大ピンチを逃れる。

▽ピンチを凌いだ甲府は62分、マルキーニョス・パラナのスルーパスに反応したドゥドゥがボックス内左からシュート。しかし、これはGK塩田がしっかりとセーブし、こちらも得点を許さない。

▽大宮は泉澤に代えて前節決勝アシストの清水、ネイツ・ペチュニクに代えてマテウスを投入。対する、甲府はダヴィに代えて前節決勝点を記録した田中を投入し、互いにゴールを目指しに行く。

▽すると迎えた81分、大宮は右サイドの奥井のアーリークロスにムルジャが合わせると、ゴール前で混戦となり、最後はマテウスがヘッドで押し込んで大宮が逆転に成功する。

▽逆転した大宮はしっかりと守備を固め、逃げ切りを図ったがアディショナルタイム2分、ボックス左でファウルを犯すとFKから黒木がヘッドで決め、甲府が同点に追いつく。その後は互いに1つずつ決定機を作るもゴールを奪えず。2-2のドローに終わった。