ゲッツェがポカール1回戦欠場…ドルト監督はスーパー杯を戦ったメンバーを信頼

ドルトムントは、22日に行われるDFBポカール1回戦で4部所属トリーアとのアウェイ戦に臨む。トーマス・トゥヘル監督はこの試合に向けた会見で、MFマリオ・ゲッツェが欠場することを明かしながら、ドイツ・スーパーカップのバイエルン・ミュンヘン戦に比べてメンバーを大きく入れ替えない方針を述べた。

この夏に3人の主力選手が去り、一方で8人の新選手を獲得したドルトムント。ユーロ2016やリオデジャネイロ・オリンピックなどの国際大会に選手を派遣したことも響き、まだチームのなかでコンディションに差があるとみられる。

スーパーカップ前にはその状況を懸念する様子をうかがわせていたトゥヘル監督は、バイエルンとの一戦でプレシーズンを最も長く過ごした選手たちを起用。0-2と敗れたものの、チームのプレーからは好印象を得たようだ。

「今週に入って、みんなが練習で見せる姿勢、意欲にとても満足している。良い雰囲気のなか、非常に高いレベルでやれている。この組み合わせで続け、ピッチ内外で互いを徐々に理解し合えればと思う。今週にはマニー(スベン・ベンダー)とギニー(マティアス・ギンター)も戻ってくる。グループとしての団結をさらに強めれば、レベルも高められる」

「スーパーカップに出場した選手たちは、60分間ほど我々が希望していたとおりのプレーを見せてくれた。彼らのプレーは、あのゲームのインテンシティーにふさわしかったよ。ほかのメンバーのなかには、練習に合流して3週間目の選手もいるからね。それと最後に合流した選手たちは、今週の練習で特に走らせたので、それも配慮しなければいけない」

現在、フィットネスを中心に練習を行うグループには、ゲッツェも含まれている。ドイツメディアでは、バイエルンから復帰したドイツ代表MFが、香川真司とトップ下のポジションを争うと予想されている。指揮官曰く、そのゲッツェはトリーアには帯同しないとのことだ。

「もちろん競争はものすごく激しくなっている。だがそれは、現時点の練習において非常にポジティブな形で反映されていると思う」

「残念ながらマリオは、先ほどの練習のあと内転筋に痛みを感じたようだ。筋肉に硬結が生じたようで、大事をとってトリーアには連れていかないことを決めた。彼の代わりにクリスチャン・プリシッチをメンバーに含めることになる」

トリーアについては「非常に規律正しい、コンパクトな守備ができる相手。それに彼らには失うものが何一つない」と警戒心を示すトゥヘル監督。しかし「我々もポカール1回戦は初めてではないし、本命とみられるのも初めてではない」とドルトムントが格上であることを意識しつつ、「我々はチームを絶対的に信じており、選手たちが勝利という結果に導くプレーを実行することを確信している」と続けた。


提供:goal.com