韓国、初戦はフィジーに8発快勝!!《リオ五輪》

▽日本時間5日に、リオデジャネイロ オリンピック(五輪)のグループC第1節のU-23フィジー代表vsU-23韓国代表が行われ、8-0と韓国が大勝した。

▽U-23アジア選手権で準優勝を果たしリオ五輪への切符を掴んみ8大会連続10度目の韓国が、パシフィックゲームズの代表決定戦で勝利し、初出場となったフィジーと対戦した。その韓国は、北海道コンサドーレ札幌でプレーするク・ソンユンが先発出場。ベガルタ仙台のキム・ミンテやトッテナムのソン・フンミンらはベンチスタートとなった。

▽試合は韓国がポゼッションを高めて相手陣内に攻め込んでいく。全員が自陣に下がってブロックを形成するフィジーに対して、ピッチの幅を使いながら攻め込んでいく。すると5分には左サイドのユ・スンウが入れたグラウンダーのクロスにイ・スルチャンが右足のアウトサイドで合わせる。しかし相手にディフレクトしてコースが変わり、わずかにゴールマウスを外した。
▽一方のフィジーは粘り強く韓国の攻撃をはじき返しつつ、ボールを奪えば人数をかけたロングカウンターから攻め込んでいく。しかしフィニッシュに持ち込む場面は少なくチャンスを作り出せない。

▽韓国は30分、右サイドからのクロスからゴール前でこぼれ球を拾ったクォン・チャンフンがシュートを狙うが、右ポストを掠める。しかし32分、再び右サイドから崩すと、ファーサイドでボールを受けたユ・スンウが胸トラップからシュートを流し込み試合の均衡を破った。▽さらに韓国は38分に、ユ・スンウがボックス内で倒されてPKを獲得。しかしキッカーを務めたムン・チャンジンのシュートは左ポストを直撃し、追加点のチャンスを逸した。結局前半は韓国が1点リードのまま終えて、試合を折り返した。

▽後半も先にチャンスを作ったのは韓国で、49分、スルーパスに抜け出したクォン・チャンフンがシュートに持ち込むが、ここはブロックに入ったP・ナイドゥに防がれる。55分にもファン・ヒチャンがドリブルでボックス内までボールを運んでシュートを放つが、GKタマニソウが好セーブを見せた。

▽しかし62分、クォン・チャンフンのゴールで韓国が2点差としたところでフィジーの集中力が切れてしまう。63分にクォン・チャンフンがこの日2点目を奪うと、直後にはユ・スンウも2点目を奪い、韓国が一気に4-0と試合の大勢を決めてしまった。

▽フィジーは67分に2選手を交代する策に出る。対する韓国も70分にソン・フンミンら2選手を投入し、さらに攻撃の手を強めていった。すると72分に韓国はPKを獲得し、これをソク・ヒョンジュンが冷静に決めてる。77分にはこぼれ球を拾ったソン・フンミンがネットを揺らし6-0と大差がついた。

▽韓国は80分に、キム・ミンテを投入し交代カードを使い切る。迎えた90分にはセットプレーからソク・ヒョンジュンがヘディングシュートを沈めて、93分にはユ・スンウもゴールを奪い勝負あり。最後までフィジーに危ない場面を作らせずに試合を終わらせた韓国が、初戦で8発快勝した。