CR7負傷交代のポルトガルがフランスとの延長戦を制し、悲願の初優勝《ユーロ2016》
2016.07.11 06:38 Mon
▽ユーロ2016決勝、ポルトガル代表vsフランス代表が10日にスタッド・ド・フランスで行われ、延長戦の末に1-0で勝利したポルトガルがユーロ初優勝を果たした。
▽初優勝を目指すポルトガルは4日前に行われた準決勝ウェールズ戦をC・ロナウドの1ゴール1アシストで2-0と勝利し、母国開催の2004年大会以来となる決勝進出を果たした。そのポルトガルはウェールズ戦を負傷で欠場した守備の要ペペと、出場停止の明けたW・カルバーリョがスタメンに復帰し、ベストメンバーで挑んだ。
▽一方、3度目の優勝を目指すフランスは3日前に行われた世界王者ドイツとの準決勝を絶好調グリーズマンの2ゴールで2-0と勝利し、優勝した2000年大会以来となる決勝進出を果たした。そのフランスを率いるデシャン監督はドイツ戦と同様のスタメンを送り込んだ。
▽戦前の予想通り、自陣に引くポルトガルに対してフランスが仕掛ける展開となる中、4分にポルトガルはロングボールに抜け出したナニがファーストシュートに持ち込む。牽制されたフランスだったが引き続き仕掛けていくと、7分にボックス左へ抜け出したグリーズマンが枠外シュートを浴びせた。
▽すると10分、フランスに決定機が訪れる。パイエの左サイドからの正確なフィードをボックス中央に走り込んだグリーズマンがヘディングシュート。枠の左上を捉えていたが、GKルイ・パトリシオのファインセーブに阻まれる。続くCKからジルーがヘディングシュートを浴びせるも、ルイ・パトリシオの正面を突いた。その後もフランスがポゼッションすると、22分にはムサ・シッソコが中央を持ち上がって強烈なミドルシュートを放ったが、DFに当たってわずかにバーの上を越えてしまう。
▽エースを失いポルトガルに動揺が走る中、フランスは34分に躍動するムサ・シッソコがボックス左から枠内シュートを浴びせてGKルイ・パトリシオを強襲。しかし、ハーフタイムにかけてはポルトガルの思惑通り膠着状態に陥り、前半はゴールレスで終えた。
▽選手交代なく迎えた後半もフランスが圧力をかけてポルトガルを押し込む展開としたが、決定的なシュートには持ち込めない。膠着状態に陥る中、58分にデシャン監督が動く。パイエに代えてコマンをそのまま左サイドに投入した。すると直後、グリーズマンが枠内シュートを浴びせたフランスは、66分に決定機。左サイドのコマンのクロスにフリーのグリーズマンがゴール至近距離からヘディングシュート。しかし、この絶好機を枠の上に外してしまった。
▽コマンの投入で攻勢が強まったフランスは、75分にもビッグチャンス。コマンのスルーパスを受けたボックス左のジルーがGKルイ・パトリシオを強襲。90分で勝負を決めたいフランスが78分にジルーに代えてジニャックを投入したのに対し、ポルトガルはレナト・サンチェスに代えてエデルを最前線に入れる。
▽すると80分、まずはポルトガルがゴールに近づく。枠を捉えたナニのシュータリングのルーズボールに反応したボックス左のクアレスマがバイシクルシュート。しかし、威力を欠いてGKロリスにキャッチされてしまう。対するフランスは84分にゴールへ迫る。持ち上がったムサ・シッソコがバイタルエリア右から強烈なミドルシュート。枠の左を捉えていたが、GKパトリシオの好守に阻まれた。さらに追加タイム1分、フランスに絶好機が訪れる。ボックス左で仕掛けたジニャックがペペをうまくかわしてシュート。しかし、左ポスト内側に直撃してしまい、ゴールレスで90分を終えた。
▽迎えた延長戦もフランスがボールを持つ中、フランスは途中出場のジニャックのフィジカルとコマンのドリブルで打開を図るも、集中を維持するポルトガル守備陣の前に決定的なシュートには持ち込めない。そんな中、延長前半14分にポルトガルにチャンス。右CKからエデルがヘディングシュート。しかし、GKロリスの守備範囲に飛んでしまった。
▽延長前半も0-0で終えて迎えた延長後半開始3分、ポルトガルはボックス手前左で得たFKをラファエウ・ゲレイロが直接狙うと、シュートがバーの下を直撃。しかし、ゴールラインを割らずに弾き返される。それでも直後の同4分、コシエルニーを振り切ったエデルが左サイドからカットインして右足を一閃。伏兵の放ったミドルシュートがゴール左隅を捉え、ポルトガルが均衡を破った。
▽まさかの失点を喫したフランスはムサ・シッソコに代えてマルシャルを投入。しかし、焦りから思うように攻撃を仕掛けられずに時間が過ぎ、ポルトガルのカウンターを浴びてしまう。そして、エデルのゴールを守りきったポルトガルが逃げ切りに成功。悲願のユーロ初戴冠を果たした。
▽初優勝を目指すポルトガルは4日前に行われた準決勝ウェールズ戦をC・ロナウドの1ゴール1アシストで2-0と勝利し、母国開催の2004年大会以来となる決勝進出を果たした。そのポルトガルはウェールズ戦を負傷で欠場した守備の要ペペと、出場停止の明けたW・カルバーリョがスタメンに復帰し、ベストメンバーで挑んだ。
▽戦前の予想通り、自陣に引くポルトガルに対してフランスが仕掛ける展開となる中、4分にポルトガルはロングボールに抜け出したナニがファーストシュートに持ち込む。牽制されたフランスだったが引き続き仕掛けていくと、7分にボックス左へ抜け出したグリーズマンが枠外シュートを浴びせた。
▽すると10分、フランスに決定機が訪れる。パイエの左サイドからの正確なフィードをボックス中央に走り込んだグリーズマンがヘディングシュート。枠の左上を捉えていたが、GKルイ・パトリシオのファインセーブに阻まれる。続くCKからジルーがヘディングシュートを浴びせるも、ルイ・パトリシオの正面を突いた。その後もフランスがポゼッションすると、22分にはムサ・シッソコが中央を持ち上がって強烈なミドルシュートを放ったが、DFに当たってわずかにバーの上を越えてしまう。
▽フランスの攻勢が続く展開の中、25分にポルトガルにとって最悪のアクシデントが発生する。9分にパイエと接触して左足を痛めていたC・ロナウドが再びピッチに倒れ込み、プレー続行不可能となってクアレスマとの交代を強いられてしまう。代わって入ったクアレスマは右サイドに入り、[4-1-4-1]のシステムにポルトガルは変更した。
▽エースを失いポルトガルに動揺が走る中、フランスは34分に躍動するムサ・シッソコがボックス左から枠内シュートを浴びせてGKルイ・パトリシオを強襲。しかし、ハーフタイムにかけてはポルトガルの思惑通り膠着状態に陥り、前半はゴールレスで終えた。
▽選手交代なく迎えた後半もフランスが圧力をかけてポルトガルを押し込む展開としたが、決定的なシュートには持ち込めない。膠着状態に陥る中、58分にデシャン監督が動く。パイエに代えてコマンをそのまま左サイドに投入した。すると直後、グリーズマンが枠内シュートを浴びせたフランスは、66分に決定機。左サイドのコマンのクロスにフリーのグリーズマンがゴール至近距離からヘディングシュート。しかし、この絶好機を枠の上に外してしまった。
▽コマンの投入で攻勢が強まったフランスは、75分にもビッグチャンス。コマンのスルーパスを受けたボックス左のジルーがGKルイ・パトリシオを強襲。90分で勝負を決めたいフランスが78分にジルーに代えてジニャックを投入したのに対し、ポルトガルはレナト・サンチェスに代えてエデルを最前線に入れる。
▽すると80分、まずはポルトガルがゴールに近づく。枠を捉えたナニのシュータリングのルーズボールに反応したボックス左のクアレスマがバイシクルシュート。しかし、威力を欠いてGKロリスにキャッチされてしまう。対するフランスは84分にゴールへ迫る。持ち上がったムサ・シッソコがバイタルエリア右から強烈なミドルシュート。枠の左を捉えていたが、GKパトリシオの好守に阻まれた。さらに追加タイム1分、フランスに絶好機が訪れる。ボックス左で仕掛けたジニャックがペペをうまくかわしてシュート。しかし、左ポスト内側に直撃してしまい、ゴールレスで90分を終えた。
▽迎えた延長戦もフランスがボールを持つ中、フランスは途中出場のジニャックのフィジカルとコマンのドリブルで打開を図るも、集中を維持するポルトガル守備陣の前に決定的なシュートには持ち込めない。そんな中、延長前半14分にポルトガルにチャンス。右CKからエデルがヘディングシュート。しかし、GKロリスの守備範囲に飛んでしまった。
▽延長前半も0-0で終えて迎えた延長後半開始3分、ポルトガルはボックス手前左で得たFKをラファエウ・ゲレイロが直接狙うと、シュートがバーの下を直撃。しかし、ゴールラインを割らずに弾き返される。それでも直後の同4分、コシエルニーを振り切ったエデルが左サイドからカットインして右足を一閃。伏兵の放ったミドルシュートがゴール左隅を捉え、ポルトガルが均衡を破った。
▽まさかの失点を喫したフランスはムサ・シッソコに代えてマルシャルを投入。しかし、焦りから思うように攻撃を仕掛けられずに時間が過ぎ、ポルトガルのカウンターを浴びてしまう。そして、エデルのゴールを守りきったポルトガルが逃げ切りに成功。悲願のユーロ初戴冠を果たした。
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