初出場での決勝進出の夢が断たれたコールマン「全ての選手たちを誇りに思っている」

2016.07.07 09:23 Thu
Getty Images
ウェールズ代表を率いるクリス・コールマン監督が、6日に行われたユーロ2016準々決勝のポルトガル代表戦を振り返った。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

▽ユーロ初出場ながら準決勝に進出したウェールズ代表だったが、ベン・デイビスやアーロン・ラムジーらが出場停止の中でポルトガル戦を迎えると、前半こそゴールレスで終えるも後半に2失点。そのまま0-2で敗れ決勝進出の夢は断たれた。

▽試合後に会見に応じたコールマン監督は、ここまで戦い抜いた選手たちを労い、9月から始まるワールドカップ予選に向けて進んでいくと誓った。
「確かにラムジーがいないことが影響したかもしれない。でも我々は1つのチームであり、キングのパフォーマンスに満足している。ベイルは疲れていたが、彼だって人間だ。私は全ての選手たちを誇りに思っている」

「残念ながら今夜は求めていたようなパフォーマンスではなかったね。でもこのグループは若く、これが次への経験となるだろう。我々の戦いはこれで終わりではない。今大会では本当に素晴らしい経験ができた。きっと国の人々は我々を誇りに思ってくれるだろう。選手たちも、今すぐには難しくても数日経てば自分らのことを誇りに思えるはずだ」
▽またコールマン監督は試合についても言及。後半開始の早い時間帯で奪われた先制点が試合のターニングポイントだったと考えているようだ。

「今日の試合では、最初のゴールが重要だった。後半が始まって5分間、我々は集中力が低下していた。こういったトーナメントの準決勝となると、流石にそのスキを見逃さない。ポルトガルはそのチャンスを活かした」

「我々も勝利するために、出来る限りのことはした。それでも負ける時はある。今はポルトガルにおめでとうと言いたい。彼らが優勝してくれることを願っているよ」

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