ポルトガルとの準決勝を前にウェールズ代表コールマン監督「格下と思われていることは気にしない」

2016.07.06 12:30 Wed
Getty Images
▽ユーロ初出場で準決勝に進出したウェールズ代表のクリス・コールマン監督が、準決勝のポルトガル代表戦を前にコメントした。

▽初のユーロ出場となったウェールズは、イングランド代表、ロシア代表、スロバキア代表とグループステージで同居。2勝1敗の成績でグループステージを突破すると、ラウンド16では英国対決となった北アイルランド代表戦で1-0と勝利。準々決勝では、優勝候補にも挙げられていたベルギー代表を3-1で下し、ベスト4入りを決めていた。

▽コールマン監督は、ポルトガルとの準決勝を前に記者会見に出席。準決勝まで勝ち進むことができるとは思っていなかったと明かしながらも、ここまで来れたのは選手たちのおかげだと語った。
「我々は互いを信頼しあっている。ポルトガルは準決勝がどんなものであるかを知っている。我々は格下と思われていることを気にしていない。選手たちは、ピッチでアイデンティティを表現してくれるだろう」

「(大会前に)準決勝について考えていなかった。今大会について考え、グループの組み合わせを見た時、グループを突破する可能性はあると思っていた。サッカーはどんなことでも起こり得るが、うまくいけばグループを突破できるとね」
「勝ち続けているときは、チームの精神状態は良いものだよ。でも、我々のチームスピリットは、苦しんでいた時期に生まれている。全ては選手のおかげだ。世界で最高の監督であっても、ピッチに出てプレーする選手たちが居なければ、何も起こらない。私はラッキーだよ」

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