11年ぶりのノックアウトステージ進出に大宮MF金澤慎「アルディージャの名前を残して終えたい」《YBCルヴァンカップ》

▽3日、2016Jリーグ YBC ルヴァンカップのノックアウトステージの組み合わせがフジテレビで行われ、準々決勝の対戦カードが決定した。抽選会に出席した大宮アルディージャのMF金澤慎が抽選会後、メディアの囲み取材に応じた。

▽抽選の結果、横浜F・マリノスとの対戦が決まったことについて金澤は、6月18日に行われた明治安田生命J1リーグ1stステージ第16節の横浜FM戦を振り返り「悔しさを感じていた」と終了間際の同点劇についてコメント。今大会については「大宮アルディージャという名前を残して終えたい」と力強く語り、決勝進出を目指すと意気込みを語った。

◆MF金澤慎(大宮アルディージャ)
──リーグ戦では横浜F・マリノスと対戦したばかり(6月18日の1stステージ第16節)ですが
「リーグ戦では終了間際に失点をして引き分けという結果になってしまい、みんな悔しさを感じていました。なかなか自分たちがボールを持つ時間が少なかったですが、その中でも粘り強く戦えたというのもあったので、次の試合は自分たちが逆の立場になれるように練習して、レベルアップできればなと思っています」
──チームに一番長く在籍している金澤選手にとっても久々の決勝トーナメントですが
「僕が覚えていないぐらい前のことなので、名称もルヴァンカップに変わって初めての大会ですし、何とかして大宮アルディージャという名前を残して終えたいと思っているので、そのためには最後の決勝に行けるように、チーム一丸となって頑張っていきたいと思います」

──決勝に進めば、浦和レッズとのダービーの可能性もありますが
「同じ埼玉で、埼スタで決勝もできるので、そういった対戦カードになれば、話題性もありますし、メディアにも注目されると思います。そのためには、自分たちが頑張らなければいけないと思っています。まずは、マリノスに勝てるように頑張っていきたいです」──勝てばガンバ大阪からサンフレッチェ広島との対戦になります。リーグ戦では負けている両チームですが
「リーグでは、広島には完敗していますし、ガンバにも良いゲームができていなかったと思います。自分たちの力が、時間が経った中でどれだけできるのかということがわかると思いますし、強いチームに勝っていかないとタイトルは獲れないと思います。どっちと対戦するかはわかりませんが、厳しい戦いになると思います」

──ノックアウトステージに進むにあたっての心境は
「チームとして11年ぶりに(ノックアウトステージに)出るので、前回の記録よりも上の記録を残していきたいと思います。ルヴァンカップの結果というのがリーグ戦にも影響しているので、良い結果を残して、リーグ戦にも繋げていきたいです」

──ニューヒーロー賞にも3名(DF山越康平、MF江坂任、MF大山啓輔)が上位にランクインしていますが
「優勝できれば、誰かの活躍があってのことだと思うので、優勝すれば誰か1人がニューヒーロー賞を獲ってくれると思います。まずはチームとして結果を残さないといけないと思います。そういった結果が残せるようにチーム一丸となって頑張っていきたいと思います」