ベルギーが苦しみながらもユーロ前最後の親善試合を勝利で飾る《国際親善試合》

▽5日に国際親善試合のベルギー代表vsノルウェー代表がボードゥアン国王競技場で行われ、3-2でベルギーが勝利した。

▽1日に行われたフィンランド代表戦を1-1のドローで終わったベルギーは、その試合からスタメンを4人変更。3日のトレーニング中に足を痛めたヴェルメーレンやフェライーニらに代わり、ジョルダン・ルカクやナインゴラン、メルテンス、ロメル・ルカクがスタメンに名を連ねた。

▽試合は開始早々に動く。3分、デ・ブライネのパスをボックス右手前で受けたR･ルカクが強引なカットインからシュート。このシュートはGKニーランドが弾くも、ボールはゴール左に吸い込まれた。先制に成功したベルギーは、10分にもペナルティアーク手前でボールを受けたヴィツェルがゴールを狙ったが、ボールはわずかに枠の右に外れた。

▽先制を許したノルウェーだったが、ファーストチャンスをモノにする。21分、ボックス手前まで持ち上がったステファン・ヨハンセンのラストパスをボックス左で受けたジョシュア・キングがダイレクトでゴール右隅に流し込んだ。
▽その後はベルギーがボールを支配するも、自陣で堅い守りを見せるノルウェーの前に決定機を演出できない。すると40分、ノルウェーは自陣からのロングボールをボックス右で拾ったベトン・ベリシャが反転でJ･ルカクをかわしシュート。さらに42分にも、ボックス右から侵入したJ･キングが決定機を迎えたが、シュートは右サイドネットに外れた。

▽1-1で迎えた後半、ノルウェーが最初のチャンスで勝ち越しに成功する。48分、アタッキングサード右でボールを受けたベトン・ベリシャがドリブルでペナルティアーク左まで切り込みシュート。これがゴール左に突き刺さった。▽逆転を許したベルギーだがすぐに反撃に転じる。すると70分、ボックス右付近でボールを受けたデ・ブライネのクロスをゴール前に走りこんだアザールが頭で流し込んだ。試合を振り出しに戻したベルギーは、直後の71分にもJ･ルカクの折り返しからメルテンスが決定機を迎えたが、これは枠を外した。

▽さらに攻勢に出るベルギーは73分、メルテンスの左CKを途中出場のシマンがゴールに流し込み、再びリードを奪った。その後もゲームを支配するベルギーは、メルテンスやアザールをベンチに下げるなど、危なげない試合運びで試合をクローズ。ユーロ本大会前最後のテストマッチを勝利で飾ったベルギーは、13日にグループリーグ初戦でイタリア代表と対戦する。