37歳グジョンセンがメンバー入り、ユーロ初出場のアイスランドが登録メンバー発表《ユーロ2016》

2016.05.10 02:06 Tue
Getty Images
アイスランドサッカー協会(KSI)は9日、6月に開催されるユーロ2016に臨むアイスランド代表の登録メンバー23名を発表した。

▽オランダ代表(予選敗退)やチェコ代表、トルコ代表らと同居したユーロ2016予選を見事に通過し、初の本選出場を決めたアイスランド代表。本大会での躍進が期待されるラーシュ・ラガーベック監督率いるチームには、2014年頃に代表を引退していた時期もあった37歳のFWエイドゥル・グジョンセン(モルデ)がメンバー入りを果たした。

▽そのほか、MFエミル・ハルフレドソン(ウディネーゼ)やMFビルキル・ビャルナソン(バーゼル)、MFギルフィ・シグルドソン(スウォンジー)、FWコルベイン・シグソールソン(ナント)、FWアルフレッド・フィンボガソン(アウクスブルク)といった実績のあるクラブに所属するメンバーも名を連ねている。
▽アイスランドは、本大会でポルトガル代表、オーストリア代表、ハンガリー代表と同じグループFに所属。6月14日にポルトガルと初戦を行い、同月18日に第2節のハンガリー戦、同月22日にオーストリアとの最終節が控えている。今回発表されたアイスランド代表の登録メンバー23名は以下のとおり。

◆アイスランド代表登録メンバー23名
GK
1.ハンネス・ソール・ハルドーソン(ボードー・グリムト/ノルウェー)
12.オグムンドゥル・クリスティンソン(ハンマビー/スウェーデン)
13.イングバル・ヨンソン(サンネフヨル/ノルウェー)
DF
2.ビルキル・サエバルソン(ハンマビー/スウェーデン)
6.ラグナール・シグルドソン(クラスノダール/ロシア)
14.カリ・アルナソン(マルメ/スウェーデン)
23.アリ・フレイル・スクラソン(オーデンセBK/デンマーク)
3.ハウクル・ハウクソン(AIKソルナ/スウェーデン)
5.スベリル・インギ・インガソン(ロケレン/ベルギー)
19.ハルダール・マグヌソン(チェゼーナ/イタリア)
4.ヨルター・ヘルマンソン(イェーテボリ/スウェーデン)

MF
17.アーロン・グンナルション(カーディフ/ウェールズ)
20.エミル・ハルフレドソン(ウディネーゼ/イタリア)
8.ビルキル・ビャルナソン(バーゼル/スイス)
7.ヨウハン・グズムンドソン(チャールトン/イングランド)
10.ギルフィ・シグルドソン(スウォンジー/ウェールズ)
18.テオドル・ビャルナソン(AGF/デンマーク)
16.ルナー・マー・シグルジョンソン(GIFスンズヴァル/スウェーデン)
21.アーノル・イングヴィ・トラウスタソン(ノーショーピング/スウェーデン)

FW
22.エイドゥル・グジョンセン(モルデ/ノルウェー)
9.コルベイン・シグソールソン(ナント/フランス)
11.アルフレッド・フィンボガソン(アウグスブルク/ドイツ)
15.ヨン・ボズバルソン(カイザースラウテルン/ドイツ)

アイスランドの関連記事

ウクライナ代表のDFオレクサンドル・ジンチェンコ(アーセナル)が、ユーロ2024出場を喜んだ。 26日、ユーロ2024予選プレーオフ決勝が行われ、ウクライナ代表はアイスランド代表と対戦した。 試合は30分にアルベルト・グズムンドソンがネットを揺らしてアイスランドが先制。そのまま後半に入ると54分にビクトル・ 2024.03.27 09:58 Wed
ユーロ2024予選プレーオフ準決勝が21日に欧州各地で行われた。 ユーロ2024予選の各グループにて2位以下となったチームの中から、UEFAネーションズリーグ(UNL)2022-23の結果によって選定された12カ国が参加するプレーオフ。 パスAからCまでの3グループに分かれてミニトーナメントを実施し、各パス 2024.03.22 07:20 Fri
欧州サッカー連盟(UEFA)は23日、ユーロ2024プレーオフの組み合わせ抽選を実施した。 スイスのニヨンで行われた抽選会。12カ国が出場し、3つの枠を争うこととなる。 4カ国が3つに分かれてトーナメント方式で開催。準決勝は2024年3月21日、決勝は3月26日に予定されている。 パスAでは、ポーラン 2023.11.23 22:30 Thu
ポルトガル代表は19日、ユーロ2024予選最終節でアイスランド代表と対戦し2-0で勝利した。 ユーロ予選9連勝中の首位ポルトガル(勝ち点24)は、3日前に行われたリヒテンシュタイン代表戦からスタメンを6人変更。ゴンサロ・ラモスやジョタ、ネヴェス、GKジョゼ・サらに代えてパリーニャやオタビオ、ルベン・ディアス、GK 2023.11.20 06:47 Mon
ジェノアのアイスランド代表MFアルベルト・グズムンドソン(26)がスペインメディアのインタビューに応じた。 ジェノアのグズムンドソン。この名前にピンとくる人はあまりいないだろう。AZ時代は日本代表DF菅原由勢とチームメイトだったが、2021-22シーズン途中にジェノアへ移籍し、昨季はセリエBでプレー。今季からセリ 2023.10.24 18:40 Tue

ユーロの関連記事

欧州サッカー連盟(UEFA)は、プレミアリーグの元審判員であるデイビッド・クート氏への処分を発表した。イギリス『BBC』が伝えた。 クート氏は、当時リバプールを指揮していたユルゲン・クロップ氏に対する侮辱的発言により調査を受け、2024年12月にプロ審判協会(PGMOL)から解雇されていた。 さらに、時を同 2025.02.28 22:20 Fri
元イングランド代表監督のガレス・サウスゲイト氏(54)が2025年の大英帝国叙勲で最高位であるナイト(サー)の称号を授与することになった。イギリス『BBC』が報じている。 サウスゲイト氏は2016年にイングランド代表監督に就任。在任8年で102試合を指揮し、61勝24分け17敗の戦績を残した。ワールドカップでは2 2024.12.31 08:30 Tue
元ロシア代表DFのアレクセイ・ブガエフ氏(43)が29日、戦死した。ロシア『RIA』がブガエフ氏の父親による証言を元に報じた。 ブガエフ氏はロシア兵としてウクライナへの軍事侵攻に関わっていたところ亡くなったようだ。 ブガエフ氏はロシア代表として7試合の出場歴があり、ユーロ2004に出場。クラブレベルではトル 2024.12.30 13:00 Mon
バイエルンのドイツ代表MFアレクサンダル・パブロビッチが、紆余曲折あった2024年を振り返った。 ミュンヘン生まれで9歳の頃からバイエルンでプレーする20歳のゲームメーカー。2023年10月にファーストチームデビューを飾ると、そのままレギュラー格となり、2024年6月にはドイツ代表でもデビューした。 さらに 2024.12.25 23:38 Wed
クロアチアサッカー連盟(HNS)は28日、クロアチア代表のレジェンドでもありGKとして活躍したトンチ・ガブリッチ氏の急逝を発表した。63歳だった。 旧ユーゴスラビアの1つでもあるクロアチアは、1990年にクロアチア代表として活動をスタート。イタリア・ワールドカップ(W杯)直後に発足し、1990年10月17日にアメ 2024.10.30 10:55 Wed

アイスランドの人気記事ランキング

1

謎に包まれたキャリア中断から2年…シグルドソンが853日ぶりに公式戦復帰へ

元アイスランド代表MFギルフィ・シグルドソン(33)が853日ぶりに公式戦復帰する。イギリス『サン』が伝えている。 小国アイスランドの大躍進を支えたシグルドソン。ユーロ2016のイングランド代表撃破とベスト8進出、さらにロシア・ワールドカップ(W杯)出場の立役者となった司令塔は、クラブキャリアでは2017-18シーズンからエバートンに所属していた。 しかし、選手キャリアは2021年7月にストップ。当時、「プレミアリーグでプレーする31歳に未成年者への性的暴行嫌疑がかけられている」との情報が流れ、時を同じくしてエバートンが個人名を避けつつ、自クラブの選手が当局の捜査対象になっていると公表した。 これがシグルドソンであると断定できる材料は一切なく、逮捕・起訴されたという情報もなし。ただ、それ以来、2年以上にわたって表舞台から姿を消し、2021-22シーズン終了後にはエバートン退団が発表された。 今夏まで行方不明状態が続いていたわけだが、先月31日、デンマーク・スーペルリーガのリンビーBKがシグルドソンとの1年契約締結を発表。加入に際し、「シグルドソンはここ数年サッカーをしていない。コンディション回復をゆっくり待つ方針だ」と声明を発表している。 エバートン時代に最後にプレーしたのは2021年5月のマンチェスター・シティ戦。リンビーでは現在までに出場がないものの、23日に行われるスーペルリーガ第9節のヴェイレBK戦でデビューする見通しだという。 シグルドソンの同胞であり、リンビーを率いるフレイヤー・アレクサンダーソン監督は地元メディアの取材に対し、「23日の試合で間違いなく出場する。とてもコンディションが良い」と初のメンバー入り・起用を明言。エバートン時代以来、853日ぶりの公式戦復帰が確実となっている。 2023.09.19 16:13 Tue
2

37歳グジョンセンがメンバー入り、ユーロ初出場のアイスランドが登録メンバー発表《ユーロ2016》

▽アイスランドサッカー協会(KSI)は9日、6月に開催されるユーロ2016に臨むアイスランド代表の登録メンバー23名を発表した。 ▽オランダ代表(予選敗退)やチェコ代表、トルコ代表らと同居したユーロ2016予選を見事に通過し、初の本選出場を決めたアイスランド代表。本大会での躍進が期待されるラーシュ・ラガーベック監督率いるチームには、2014年頃に代表を引退していた時期もあった37歳のFWエイドゥル・グジョンセン(モルデ)がメンバー入りを果たした。 ▽そのほか、MFエミル・ハルフレドソン(ウディネーゼ)やMFビルキル・ビャルナソン(バーゼル)、MFギルフィ・シグルドソン(スウォンジー)、FWコルベイン・シグソールソン(ナント)、FWアルフレッド・フィンボガソン(アウクスブルク)といった実績のあるクラブに所属するメンバーも名を連ねている。 ▽アイスランドは、本大会でポルトガル代表、オーストリア代表、ハンガリー代表と同じグループFに所属。6月14日にポルトガルと初戦を行い、同月18日に第2節のハンガリー戦、同月22日にオーストリアとの最終節が控えている。今回発表されたアイスランド代表の登録メンバー23名は以下のとおり。 ◆アイスランド代表登録メンバー23名 GK 1.<B>ハンネス・ソール・ハルドーソン</B>(ボードー・グリムト/ノルウェー) 12.<B>オグムンドゥル・クリスティンソン</B>(ハンマビー/スウェーデン) 13.<B>イングバル・ヨンソン</B>(サンネフヨル/ノルウェー) DF 2.<B>ビルキル・サエバルソン</B>(ハンマビー/スウェーデン) 6.<B>ラグナール・シグルドソン</B>(クラスノダール/ロシア) 14.<B>カリ・アルナソン</B>(マルメ/スウェーデン) 23.<B>アリ・フレイル・スクラソン</B>(オーデンセBK/デンマーク) 3.<B>ハウクル・ハウクソン</B>(AIKソルナ/スウェーデン) 5.<B>スベリル・インギ・インガソン</B>(ロケレン/ベルギー) 19.<B>ハルダール・マグヌソン</B>(チェゼーナ/イタリア) 4.<B>ヨルター・ヘルマンソン</B>(イェーテボリ/スウェーデン) MF 17.<B>アーロン・グンナルション</B>(カーディフ/ウェールズ) 20.<B>エミル・ハルフレドソン</B>(ウディネーゼ/イタリア) 8.<B>ビルキル・ビャルナソン</B>(バーゼル/スイス) 7.<B>ヨウハン・グズムンドソン</B>(チャールトン/イングランド) 10.<B>ギルフィ・シグルドソン</B>(スウォンジー/ウェールズ) 18.<B>テオドル・ビャルナソン</B>(AGF/デンマーク) 16.<B>ルナー・マー・シグルジョンソン</B>(GIFスンズヴァル/スウェーデン) 21.<B>アーノル・イングヴィ・トラウスタソン</B>(ノーショーピング/スウェーデン) FW 22.<B>エイドゥル・グジョンセン</B>(モルデ/ノルウェー) 9.<B>コルベイン・シグソールソン</B>(ナント/フランス) 11.<B>アルフレッド・フィンボガソン</B>(アウグスブルク/ドイツ) 15.<B>ヨン・ボズバルソン</B>(カイザースラウテルン/ドイツ) 2016.05.10 02:06 Tue
3

雪国の過酷な環境で育ったグズムンドソン、セリエAで注目度高まるエレガント・ドリブルの原点を明かす「雪だらけでも道端でも…」

ジェノアのアイスランド代表MFアルベルト・グズムンドソン(26)がスペインメディアのインタビューに応じた。 ジェノアのグズムンドソン。この名前にピンとくる人はあまりいないだろう。AZ時代は日本代表DF菅原由勢とチームメイトだったが、2021-22シーズン途中にジェノアへ移籍し、昨季はセリエBでプレー。今季からセリエAに戻ってきた。 ただ、今季の活躍はにわかに注目を集めており、ここまでセリエA全9試合出場で3ゴール。アルベルト・ジラルディーノ監督率いるチームで2トップの一角を担い、自由なボールの受け方やエレガントなドリブル、切れ味鋭いシュートなどなど、対戦相手を悩ます非常に怖い存在となっている。 この活躍はイタリアを超えてスペインまで届いているようで、スペイン『Relevo』がグズムンドソンへのインタビューを実施。アイスランド産のドリブラーは、自身のプレースタイルは少年時代に磨かれたものと明かしている。 「欧州全体がどうとかは言えないけど、子どもたちが路上でサッカーをしている姿を最近ほとんど見かけないんだ。僕はアイスランドしか知らないけど、近年はアイスランドでも学校や街中に人工芝のピッチがたくさん作られ始めた。そもそも雪国ゆえにストリートサッカーが難しいっていうのはあるけどね」 「ストリート、人工芝、天然芝…どんな環境でサッカーをしたって成長につながることは間違いない。僕は子どものころに道端でボールを蹴ってたし、学校へ行けばコンクリートの上でサッカーをした。雪だらけでボールがどこへ飛ぶか予測できないピッチでも1人で練習した。雪が積もり過ぎれば今度は屋内でフットサルさ」 雪国アイスランドの出身でありながら、南米の選手かと思わせるような回答をしたグズムンドソン。やはり、好きな選手も南米出身のドリブラーが多い。 「リオネル・メッシはどの瞬間も異次元のレベル。ネイマールもね。そう、僕はネイマールを心から愛してるんだ。子どもたちは皆ネイマールのような選手が好きだろ? 今なら…そうだな、レアル・マドリーのヴィニシウス・ジュニオールだね。彼のドリブルはとっても上手で、観るのが楽しい」 生粋のドリブラー・グズムンドソン。26歳と決して若手ではないが、現在の活躍が続けば、来年の今頃はビッグクラブにいるかもしれない。 2023.10.24 18:40 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly