清武、来季はCLに参戦? レバークーゼン行きの可能性が浮上

2016.05.05 22:30 Thu
残留争い組からチャンピオンズリーグ常連チームへ? ハノーファーに所属する日本代表MF清武弘嗣の移籍先にレバークーゼンが急浮上している。

すでに2部降格が決定しているハノーファーは、トップチームの多くの選手が今夏クラブを去る見込みだ。そのうちドイツでも去就が最も注目される1人は、契約に降格時に行使可能となる契約解除条項が盛り込まれている清武だ。その条項を行使するため、一部のメディアでは650万ユーロ(約8億円)に設定される移籍金を支払う必要があると報じられていた。

以前はシュツットガルトが移籍先候補として噂されたが、同クラブはその移籍金を支払えないとされるうえ、現在降格圏17位に沈んでおり、ハノーファーとともに2部に降格するかもしれない。またFW大迫勇也がプレーするケルンも創造性が高いトップ下を求めて清武獲得に動き出す可能性が報じられたが、同クラブもドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(現ガラタサライ)を2009年に獲得した際に支払った額に次いで2番目に高額となる移籍金を清武の獲得に投じる可能性はやや低いとされているところだ。

そんな中、ドイツ『キッカー』は、レバークーゼンが日本代表MFの獲得に動き出す見通しだと伝えている。同メディアによると、レバークーゼンはパフォーマンスが安定しないトルコ代表MFハカン・チャルハノールの代役、または後釜として清武に注目しているという。「ブンデスリーガを経験しており、高度の技術を持ち合わせるうえ、ゲーゲンプレッシングにおいてもアグレッシブ。危険なCKを蹴り、”キラーパス”も繰り出す能力を持つ」と評価し、レバークーゼンにとっては「論理的な補強」だと伝えている。

また『キッカー』によれば、清武獲得に必要な移籍金は600万ユーロ(約7億4000万円)だという。今シーズンの順位は3位に確定しており、来季のチャンピオンズリーグ出場が決定しているクラブにとっては問題なく支払える金額だ。これまでニュルンベルクやハノーファーに所属し、残留争いの日々を過ごしてきた清武だが、この移籍が実現すれば、大きなステップアップになるのは間違いなさそうだ。


提供:goal.com

ハノーファーの関連記事

2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のハノーファーでプレーする元日本代表DF室屋成(31)が日本へと帰国することになるようだ。ドイツ『ビルト』が伝えた。 青森山田高校から明治大学へと進学。エリートコースと歩んだ室屋は、2016年2月にFC東京へと加入。2017年12月にはEAFF E-1サッカー選手権で日本代表に選ば 2025.05.13 14:25 Tue
室屋成の所属するハノーファーは23日、アンドレ・ブライテンライター監督(51)との契約を解除を発表した。 現役最後の所属クラブとなったハフェルゼで指導者キャリアをスタートしたブライテンライター監督は、2024年12月末に解任されたシュテファン・レイトル前監督の後任として、約6年ぶりにハノーファーの監督に復帰。 2025.04.24 12:30 Thu
2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のヘルタ・ベルリンは17日、シュテファン・レイトル氏(47)を新監督に招へいしたことを発表した。 昨夏に就任したクリスティアン・フィエル監督の下で今シーズンを戦ってきたヘルタ・ベルリンは、ここまでリーグ戦22試合で7勝4分け11敗の14位と低迷しており、16日に成績不振を理由に同監 2025.02.18 10:00 Tue
ハノーファーは23日、バイエルンのU-23韓国代表MFイ・ヒョンジュ(21)をレンタル移籍で獲得することを発表した。背番号は「11」となる。 浦項スティーラースの下部組織育ちのイ・ヒョンジュは、2022年1月にバイエルンⅡにレンタル移籍。2022年8月に完全移籍で加入した。 U-20日本代表MF福井太智(ポ 2024.06.24 00:30 Mon
シュツットガルトを退団した元日本代表MF原口元気(33)だが、古巣が獲得に関心を寄せているようだ。 浦和レッズの下部組織で育った原口は、そのままトップチームに昇格すると、2014年7月にヘルタ・ベルリンに完全移籍。その後はドイツでのキャリアを続けている。 ヘルタからフォルトゥナ・デュッセルドルフへとレンタル 2024.06.10 12:45 Mon

ハノーファーの人気記事ランキング

1

ハノーファーCEO、戦力と見ていたMF山口蛍のC大阪復帰について「日本に戻りたがった」

▽ハノーファーは19日、日本代表MF山口蛍(25)のセレッソ大阪復帰を発表した。ハノーファーのマルティン・バーダーCEO(最高経営責任者)が山口の復帰についてクラブ公式サイトでコメントしている。 ▽今年1月に完全移籍でハノーファーへと移籍した山口は、ケガの影響などもありブンデスリーガで6試合の出場に留まった。チームは最下位で2部に降格、さらに同僚である日本代表MF清武弘嗣がセビージャへと移籍。日本代表DF酒井宏樹はマルセイユへの移籍が報じられていた。 ▽バーダーCEOは、2部で過ごす2016-17シーズンに向けて山口を戦力として考えていたと明かしたものの、本人の強い帰国の希望を認めることにしたと語った。 「ホタルが日本に戻りたいという要望を出してきた。我々はコーチングスタッフと協議し、この要望を飲むことにした」 「日本代表の選手である彼が、2部でもクオリティを示してくれると思っていた。でも、彼は日本に戻りたがったんだ」 ▽山口は「家族の近くに住み、身近な人々に囲まれて過ごしたい」とホームシックともとれるコメントを発表。わずか半年でのC大阪復帰となるが、まずは3月に負った顔面の骨折から復帰し、チームのJ1昇格に貢献することが期待される。 2016.06.19 20:35 Sun
2

MF山口蛍、初の海外挑戦での苦悩を告白「自分のやりたいプレーはできていない」《ロシアW杯アジア2次予選》

▽日本代表は21日、埼玉スタジアム2002のサブグラウンドにて、24日(木)に埼玉スタジアム2002で行われる2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)・アジア2次予選のアフガニスタン代表戦に向けたトレーニングをスタートさせた。 ▽初日の全メニュー終了後、ミックスゾーンで記者からの囲み取材に応じたMF山口蛍(ハノーファー/ドイツ)は、初の海外挑戦で感じたことを明かしつつ、チームが2部降格の危機に瀕している状況下での苦悩を吐露した。 <B>◆MF山口蛍</B>(ハノーファー/ドイツ) <B>──ヨーロッパ組として初めての代表合流だが</B> 「眠たいです」 <B>──海外で感じたことを代表に生かしたいか</B> 「チームの状況もあるし、自分のやりたいプレーはできていない。それよりは、監督が要求しているプレーにチームとしてトライしているところ」 <B>──ハノーファーでも定位置でプレーできる試合も増えつつあるが</B> 「真ん中で(プレー)という気持ちが監督にわかってもらえるようなってきているし、自分自身も真ん中で(勝負したい)っていう気持ちはある」 <B>──海外でのプレーを経て感じたことはあるか</B> 「個々の技術はすごく高いと感じた。どの場面でもそんなにフリーでやれることはないし、プレッシャーも早いので。日本でならボールを取れたようなシーンでも、相手の方にこぼれちゃったりとか、取れなかったりする」 2016.03.21 22:44 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly