2部降格のハノーファー、清武の残留へ「説得を試みる」…契約OP行使は5月末が期限

2016.04.26 10:01 Tue
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▽ブンデスリーガの最下位に位置し2部への降格が決定したハノーファー。3人の日本人選手が所属し、その去就にも注目が集まる中、ハノーファーはチームの攻撃をけん引する日本代表MF清武弘嗣(26)を残留させるために動くようだ。ドイツ『ビルト』が伝えている。

▽2部への降格が決定し、1年でのブンデスリーガ復帰を目指すことになるハノーファー。今シーズンもケガに悩まされながら、19試合で4得点6アシストを記録している清武はなんとしても残したいところだろう。清武の契約にはオプションとして移籍金650万ユーロ(約8億1500万円)が設定されているが、その期限は5月31日までとなっている。

▽ハノーファーのマーティン・バーダーMG(マネージング・ディレクター)は、清武について「期限までにオプションが行使されない場合は、話し合いを行い、2部で一緒に戦うように説得を試みる」とコメント。清武獲得に手が挙がらなかった場合は、残留させる方針のようだ。
▽清武にはこれまでシュツットガルトが興味を示しているが、650万ユーロはクラブにとって高額とのこと。また、潤沢な資金を持つプレミアリーグのクラブは650万ユーロは支払えるものの、ケガが多い清武がフィットできるかという疑問を持っているとのことだ。バーダーMGは「日本人が2部リーグでプレーすることは不思議なことではない」とコメント。ドルトムントのMF香川真司やハノーファーのMF山口蛍も、ドイツへ渡った際には所属していたセレッソ大阪がJ2に所属していた。

▽なお、バーダーMGは清武がハノーファーへ移籍した際に所属元のニュルンベルクでマネジャーを務めており、清武を450万ユーロ(約5億6000万円)でハノーファーへと移籍させてた。今回、売却するとなれば200万ユーロ(約2億5000万円)の利益を手にすることになる。果たして、来シーズンの清武はどこでプレーするのだろうか。

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