香川が2得点を導き、原口ヘルタに快勝 ドルトムントがバイエルンとの国内カップ決勝へ《DFBポカール》
2016.04.21 05:58 Thu
現地時間20日、DFBポカール準決勝でヘルタ・ベルリンとドルトムントが対戦し、2得点を導く香川の活躍などでドルトムントが3-0と快勝。バイエルンが待つ決勝への進出を果たした。
リーグ戦前節からドルトムントは中2日、ヘルタは中3日でこの試合に臨んだ。両チームに所属する日本代表、香川と原口は、リーグ前節に続いて先発でピッチに立った。
立ち上がりから、ドルトムントがボールを動かし続ける展開になる。一方のヘルタは引き気味ながらボールへの寄せを激しくし、チャンスを許すまいとする。
ドルトムントは速くボールを動かしてサイドのスペースを探し、ヘルタの守備にほころびをつくろうとする。開始3分に中央から右サイドへ走り込む動きを見せていた香川は、13分にはボックス内で長いボールを受けるなど、積極的にボールを呼び込もうとする。
ドルトムントのこうしたプレーが結実したのが20分だった。右サイドで受けたムヒタリャンが、原口のチェックをかわして縦にパス。ボックス右で追いついた香川が折り返すと、ロイスは合わせ切れなかったが、こぼれ球に走り込んだカストロがゴール右隅に見事なシュートを突き刺し、ドルトムントが先制した。
ドルトムントがボールを動かす展開は変わらず、ヘルタは反撃の糸口を見いだせない。終盤に惜しいシュートを続けたドルトムントに対し、ヘルタも前半最後に前への推進力を何とか示そうとしてクロスからシュートに持ち込むが、ヘゲラーのボックス内からの一撃はGK正面を突いた。
後半開始からギアを上げようとするヘルタに押されるかに見えたドルトムントだが、徐々に対応する。少しペースを落としつつ、リズムを再び自分たちのものとする。
64分には、ヘルタがCKから惜しい場面をつくり、ファーサイドで合わせた一撃がゴール左にそれる。原口が奪ったCKだったが、このプレーの直後に原口は交代でピッチを退いた。
74分にゴールわずか左に外れるカルーのヘディングがあったヘルタに対し、ドルトムントが直後に待望の追加点を奪う。ヘルタDFがコントロールミスしたボールを敵陣で拾ったラモスがすかさず縦パス。走り込んだ香川が相手DFの位置をよく見て丁寧に折り返すと、ボックス内でロイスがゴール左へと決めた。
ドルトムントはその5分後に勝利を決定づける。パスカットから縦に早くつなぎ、香川の縦パスがボックス手前のロイスへ。ゴール左で仕掛けたロイスのクロスを、フリーのムヒタリャンがファーサイドでしっかり突き刺した。
試合は3点差のまま終了。決勝はリーグ戦1、2位の顔合わせとなった。
提供:goal.com
リーグ戦前節からドルトムントは中2日、ヘルタは中3日でこの試合に臨んだ。両チームに所属する日本代表、香川と原口は、リーグ前節に続いて先発でピッチに立った。
立ち上がりから、ドルトムントがボールを動かし続ける展開になる。一方のヘルタは引き気味ながらボールへの寄せを激しくし、チャンスを許すまいとする。
ドルトムントは速くボールを動かしてサイドのスペースを探し、ヘルタの守備にほころびをつくろうとする。開始3分に中央から右サイドへ走り込む動きを見せていた香川は、13分にはボックス内で長いボールを受けるなど、積極的にボールを呼び込もうとする。
ドルトムントのこうしたプレーが結実したのが20分だった。右サイドで受けたムヒタリャンが、原口のチェックをかわして縦にパス。ボックス右で追いついた香川が折り返すと、ロイスは合わせ切れなかったが、こぼれ球に走り込んだカストロがゴール右隅に見事なシュートを突き刺し、ドルトムントが先制した。
ドルトムントがボールを動かす展開は変わらず、ヘルタは反撃の糸口を見いだせない。終盤に惜しいシュートを続けたドルトムントに対し、ヘルタも前半最後に前への推進力を何とか示そうとしてクロスからシュートに持ち込むが、ヘゲラーのボックス内からの一撃はGK正面を突いた。
後半開始からギアを上げようとするヘルタに押されるかに見えたドルトムントだが、徐々に対応する。少しペースを落としつつ、リズムを再び自分たちのものとする。
64分には、ヘルタがCKから惜しい場面をつくり、ファーサイドで合わせた一撃がゴール左にそれる。原口が奪ったCKだったが、このプレーの直後に原口は交代でピッチを退いた。
74分にゴールわずか左に外れるカルーのヘディングがあったヘルタに対し、ドルトムントが直後に待望の追加点を奪う。ヘルタDFがコントロールミスしたボールを敵陣で拾ったラモスがすかさず縦パス。走り込んだ香川が相手DFの位置をよく見て丁寧に折り返すと、ボックス内でロイスがゴール左へと決めた。
ドルトムントはその5分後に勝利を決定づける。パスカットから縦に早くつなぎ、香川の縦パスがボックス手前のロイスへ。ゴール左で仕掛けたロイスのクロスを、フリーのムヒタリャンがファーサイドでしっかり突き刺した。
試合は3点差のまま終了。決勝はリーグ戦1、2位の顔合わせとなった。
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