讃岐が木島良輔の劇的弾で連敗ストップ! 岐阜は一時2点差追いつくも連勝が「4」でストップ…《J2》

▽明治安田生命J2リーグ第7節のカマタマーレ讃岐vsFC岐阜が9日にPikaraスタジアムで行われ、ホームの讃岐が3-2で勝利した。▽2連敗で8位に転落した讃岐と4連勝で5位に浮上した岐阜の対戦。試合は開始早々に動く。9分、相手陣内左サイドで得たFKの場面で高木がゴール前のスペースに際どいボールを入れると、ファーサイドに走り込んだ永田が滑り込みながらワンタッチで押し込んだ。▽課題の守備が崩されて先手を許した岐阜は、レオミネイロの鋭い仕掛けを軸に相手陣内でのプレーを増やしていく。20分にはそのレオミネイロが左サイドからドリブルで切り込んでシュートを狙うが、精度を欠く。さらに43分には右CKの流れからボックス内でこぼれ球に反応した高地が左足のシュートを放つが、わずかに枠の左に外れた。
▽迎えた後半、1点リードの讃岐が再び立ち上がりにゴールをこじ開ける。52分、右サイド深くで高木が折り返したボールをファーサイドの馬場が見事な右足のダイレクトボレーで流し込んだ。

▽緩い入りから2点のビハインドを背負った岐阜だが、4連勝中の好調なチームはここから意地を見せる。失点直後に風間と水野を下げて、瀧谷と田中パウロ淳一を同時投入。ここから攻勢を見せると、64分にボックス右でクリアボールに反応した鈴木ブルーノが右足アウトにかけた技ありのボレーシュートで1点を返す。▽この1点で流れを引き寄せた岐阜は、79分に再び鈴木ブルーノが魅せる。左サイドでレオミネイロが右足でインスウィングのクロスを送ると、ゴール前の鈴木ブルーノが巧みに頭でコースを変えてゴール右隅に流し込んだ。

▽試合終盤にかけては勢い付いた岐阜が逆転を目指して猛攻を見せるも、田中のシュートが枠のわずか左に外れるなど、チャンスを決め切れない。すると、試合終了間際にホームの讃岐が劇的な勝ち越しゴールを奪う。

▽91分、ボックス手前に持ち運んだ途中出場の木島良が枠の外から内に巻く見事なグラウンダーのシュートを流し込んだ。この直後に試合はタイムアップを迎え、岐阜との激しい打ち合いを制した讃岐が連敗をストップ。一方、敗れた岐阜は連勝が「4」でストップした。