逆転許すもブンデス100試合出場達成の香川の同点弾などでドルトムントがブレーメンに勝利《ブンデスリーガ》

▽ドルトムントは2日、ブンデスリーガ第28節でブレーメンをシグナル・イドゥナ・パルクに迎え、3-2で勝利した。ドルトムントの香川は74分から出場し、77分に今季6ゴール目をマークしている。

▽前節アウグスブルク戦を苦戦しながらも、A・ラモスの1ゴール1アシストの活躍で逆転勝利した2位ドルトムント(勝ち点64)が、降格圏のフランクフルトとわずか1ポイント差の14位ブレーメン(勝ち点28)をホームに迎えた一戦。

▽首位バイエルンを5ポイント差で追走するドルトムントは、シリア代表戦では2ゴール1アシストの大活躍を見せた香川がリーグ戦3試合ぶりにベンチスタートとなった。また、フンメルスとパパスタソプーロスのレギュラーセンターバック2枚が欠場となっている。
▽ロイスとドゥルムが両サイドに張り、インサイドにムヒタリャンとカストロ、アンカーにヴァイグルが構える[4-5-1]の布陣で臨んだドルトムントが、立ち上がりから仕掛けていく展開となった。

▽14分にカウンターからオーバメヤンが決定的なシュートを浴びせると、続く15分に決定機を迎える。ロイスのシュート性のパスをボックス中央で受けたドゥルムがシュート。しかし、GKヴィートワルトに至近距離からのシュートを左手一本でストップされてしまった。▽19分にはオーバメヤンのミドルシュートがGKを強襲すれば、23分にもドゥルムがドリブルシュートでゴールに迫る。その後、攻撃の勢いが低下したドルトムントだったが、ゴールレスで迎えた後半8分に均衡を破った、ムヒタリャンのラストパスを受けたオーバメヤンが独走。飛び出したGKをあざ笑うチップキックシュートでネットを揺すった。

▽その後、ドゥルムに決定機が訪れるなど主導権を握り続けていたドルトムントだったが、69分にセットプレーの流れからボックス右のガルベスにボレーシュートを決められ、試合を振り出しに戻されてしまう。

▽1-1となったことを受けて香川を投入したドルトムントだったが、74分に逆転を許す。ギンターがボックス右に進入したエツナリの突破を許し、マイナスのクロスをユヌゾビッチにダイレクトで合わせられ、ゴール左へ流し込まれた。

▽痛恨の逆転を許したドルトムントだったが、77分に香川が試合を振り出しに戻す。カストロのスルーパスを受けた左サイドゴールライン際のシュメルツァーが折り返し、ゴール前の香川が押し込んだ。

▽さらに82分、直前に投入されていたアドリアン・ラモスが右CKからヘディングシュートをゴール左に決めて勝ち越しに成功。ブンデス通算100試合出場を達成した香川の今季6ゴール目などでドルトムントがブレーメンを振り切り、バイエルンとの5ポイント差を維持している。