【ELプレビュー】ドルトムントの優位に変わりなし、スパーズはプレミアを見据えて降参か《トッテナムvsドルトムント》

▽ヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド16・2ndレグ、トッテナムvsドルトムントが17日の日本時間29:05にホワイト・ハート・レーンで行われる。シグナル・イドゥナ・パルクで行われた1stレグでは、ドルトムントが3-0で快勝。メンバーを落としたトッテナムに対し、オーバメヤンの先制点とロイスの2発でドルトムントが大きなアドバンテージを手にした。

▽1stレグで完敗を喫したトッテナムとしては、ドルトムントの攻撃を0に抑え、かつ3点以上を奪わなければいけないという困難なミッションを遂行する必要がある。悲願のリーグ制覇に向けて首位のレスター・シティとの一騎打ちの様相を呈し始めた中、ポチェッティーノ監督がELを捨てて週末のボーンマス戦に照準を合わせる可能性も十分にある。1stレグではデレ・アリが出場停止により不在となり、E・ダイアーに休養を与え、ケインやデンベレ、ラメラをベンチスタートにした。今回の2ndレグはホームではあるが、ポチェッティーノ監督は割り切ったメンバー構成とするのか、もしくは諦めずにベストメンバーで臨むのか。先発メンバーの顔ぶれから指揮官の本気度が窺い知れそうだ。

▽対するドルトムントは、十分なアドバンテージを手にして敵地に乗り込む。1stレグでは直前のバイエルン戦と同様に5バックを採用したトゥヘル監督だが、攻撃時に右ウイングバックのドゥルムを高い位置に押し上げ、[4-3-3]のような形を取らせるなど、バイエルン戦とは異なる攻め方を実施。ラウンド32のポルト戦では左サイドのシュメルツァーを上げ下げさせており、智将は様々な方法論を用いて結果を残している。今回も守備時は4バックなのか5バックなのか、または攻撃時にサイドはどのような位置取りをさせるのかなど、トゥヘル監督が採用する戦術への興味は尽きない。また、香川は直近のマインツ戦で約3カ月ぶりとなる新年初ゴールを奪取。余裕の状況といえる今回の一戦で2戦連発といきたいところだ。

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▽トッテナム予想スタメン
GK:ロリス
DF:トリッピアー、アルデルヴァイレルト、ヴィマー、B・デイビス
MF:R・メイソン、ベンタレブ
MF:オノマー、T・キャロル、ソン・フンミン
FW:シャドリ
負傷者:DFヴェルトンゲン(ヒザ)、FWヌジエ(ヒザ)
出場停止者:なし

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▽出場停止明けのMFデレ・アリが復帰するが、先発入りするかは微妙だ。ポチェッティーノ監督は前日会見にてMFエリクセンとMFデンベレに休養を与えることを明言しており、それ以外にもFWケインやMFラメラ、MFエリック・ダイアーといった主力メンバーが外れ、控え主体となる見込み。DFアルデルヴァイレルトが先発メンバーから外れた場合は、MFエリック・ダイアーがセンターバックに入るだろう。

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▽ドルトムント予想スタメン
GK:ヴァイデンフェラー
DF:ピシュチェク、パパスタソプーロス、フンメルス、シュメルツァー
MF:ヴァイグル、シャヒン
MF:ムヒタリャン、香川、ロイス
FW:オーバメヤン
負傷者:DFドゥルム(太もも)、MFスベン・ベンダー(足)、MFギュンドアン(足)
出場停止者:なし

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▽MFギュンドアンとMFスベン・ベンダーが遠征メンバーから外れた。一方、マインツ戦で負傷したDFドゥルムは間に合っている。火曜の練習を控えていたFWオーバメヤンがベンチスタートとなれば、FWアドリアン・ラモスが1トップに入るだろう。そのほか、DFギンターやMFカストロが先発入りする可能性もある。