フィオレンティーナに3発快勝、昨季のリベンジを果たしたトッテナムがベスト16進出《EL》
2016.02.26 07:04 Fri
▽ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド32・2ndレグ、トッテナムvsフィオレンティーナがホワイト・ハート・レーンで行われ、トッテナムが3-0で勝利を収めた。この結果、2戦合計スコアを4-1としたトッテナムがベスト16に勝ち進んでいる。
▽1stレグでアウェイゴールを1つ持ち帰ったトッテナムは、ケインとデンベレが負傷により不在。ポチェッティーノ監督は、21日に行われたFAカップ5回戦のクリスタル・パレス戦からスタメンを8人変更し、負傷明けのGKロリスを先発に戻したほか、アルデルヴァイレルトやエリクセン、ラメラ、R・メイソンもスタメンに入れた。両サイドバックはトリッピアーとB・デイビスのセットとなり、1トップにシャドリが起用された。
▽一方、ホームでの1stレグを1-1のドローに終わったフィオレンティーナは、勝利か2-2以上の引き分けが突破の条件。パウロ・ソウザ監督は、3-2で競り勝った直近のアタランタ戦からスタメンを4人変更し、トモビッチ、ボルハ・バレロ、イリチッチ、カリニッチを先発に戻した。
▽立ち上がりからボールを保持したのはアウェイのフィオレンティーナ。ボルハ・バレロを軸にトッテナムのプレスを外してボールを動かしていく。対するトッテナムも、トップ下に入ったデレ・アリが左右にポジションを移しながらボールに絡んで応戦。11分にはラメラの右CKにE・ダイアーが頭で競り勝ち、左ポスト付近に飛んだボールにデレ・アリが反応するが、合わせきれなった。
▽拮抗した展開が続く中、トッテナムはエリクセン、フィオレンティーナはイリチッチがそれぞれミドルシュートを放って相手ゴールを襲う。その中で徐々に高い位置でボールを奪い出したトッテナムが先制に成功した。25分、B・デイビスのクサビがシャドリに合わずに前へ流れるも、デレ・アリがアストーリの前に入って横にはたくと、これを受けたR・メイソンが裏に抜け出す。最後は右足のシュートを冷静にゴール右へ流し込んだ。
▽迎えた後半、開始早々に敵陣でのボール奪取からスルーパスに抜け出したシャドリがゴールに流し込む。これはオフサイドの判定でゴールとはならなかったが、トッテナムが後半も良い入りを見せた。
▽一方のフィオレンティーナは、トッテナムの素早い攻守の切り替えに苦しみ続ける。それでも、56分にボルハ・バレロがボックス左からシュートを放てば、58分にはショートカウンターからベルナデルスキがフィニッシュに持ち込んだ。さらに61分、パウロ・ソウザ監督はイリチッチを下げてサラテを投入する。
▽しかしこの直後、トッテナムが追加点を奪う。63分、ショートカウンターからボックス左のシャドリが放ったシュートはGKタタルサヌに防がれたが、こぼれ球に反応したラメラが左足のシュートでゴール左隅に決めた。
▽71分にそのラメラを下げてオノマーを送り出したトッテナムは81分、右サイドを駆け上がったトリッピアーがGKとDFの間に良質なクロスを供給。これを対応しにかかったゴンサロ・ロドリゲスのクリアが自陣のゴールに決まり、トッテナムはオウンゴールで3点目を奪った。結局、最後までフィオレンティーナの反撃を許さず、トッテナムが3-0の快勝。昨季のリベンジを果たし、ベスト16に勝ち進んだ。
▽1stレグでアウェイゴールを1つ持ち帰ったトッテナムは、ケインとデンベレが負傷により不在。ポチェッティーノ監督は、21日に行われたFAカップ5回戦のクリスタル・パレス戦からスタメンを8人変更し、負傷明けのGKロリスを先発に戻したほか、アルデルヴァイレルトやエリクセン、ラメラ、R・メイソンもスタメンに入れた。両サイドバックはトリッピアーとB・デイビスのセットとなり、1トップにシャドリが起用された。
▽一方、ホームでの1stレグを1-1のドローに終わったフィオレンティーナは、勝利か2-2以上の引き分けが突破の条件。パウロ・ソウザ監督は、3-2で競り勝った直近のアタランタ戦からスタメンを4人変更し、トモビッチ、ボルハ・バレロ、イリチッチ、カリニッチを先発に戻した。
▽拮抗した展開が続く中、トッテナムはエリクセン、フィオレンティーナはイリチッチがそれぞれミドルシュートを放って相手ゴールを襲う。その中で徐々に高い位置でボールを奪い出したトッテナムが先制に成功した。25分、B・デイビスのクサビがシャドリに合わずに前へ流れるも、デレ・アリがアストーリの前に入って横にはたくと、これを受けたR・メイソンが裏に抜け出す。最後は右足のシュートを冷静にゴール右へ流し込んだ。
▽リードを許したフィオレンティーナは、トッテナムの圧力を前に試合のペースを掴みきれない。38分に左サイドの高い位置でFKを得たが、ニアサイドのボルハ・バレロが放ったヘディングシュートは左サイドネットに飛んでしまう。前半はトッテナムの1点リードで終了した。
▽迎えた後半、開始早々に敵陣でのボール奪取からスルーパスに抜け出したシャドリがゴールに流し込む。これはオフサイドの判定でゴールとはならなかったが、トッテナムが後半も良い入りを見せた。
▽一方のフィオレンティーナは、トッテナムの素早い攻守の切り替えに苦しみ続ける。それでも、56分にボルハ・バレロがボックス左からシュートを放てば、58分にはショートカウンターからベルナデルスキがフィニッシュに持ち込んだ。さらに61分、パウロ・ソウザ監督はイリチッチを下げてサラテを投入する。
▽しかしこの直後、トッテナムが追加点を奪う。63分、ショートカウンターからボックス左のシャドリが放ったシュートはGKタタルサヌに防がれたが、こぼれ球に反応したラメラが左足のシュートでゴール左隅に決めた。
▽71分にそのラメラを下げてオノマーを送り出したトッテナムは81分、右サイドを駆け上がったトリッピアーがGKとDFの間に良質なクロスを供給。これを対応しにかかったゴンサロ・ロドリゲスのクリアが自陣のゴールに決まり、トッテナムはオウンゴールで3点目を奪った。結局、最後までフィオレンティーナの反撃を許さず、トッテナムが3-0の快勝。昨季のリベンジを果たし、ベスト16に勝ち進んだ。
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