香川先発復帰のドルトムントが酒井宏フル出場のハノーファーに辛勝《ブンデスリーガ》

2016.02.14 01:35 Sun
▽ブンデスリーガ第21節ドルトムントvsハノーファーがシグナル・イドゥナ・パルクで13日に行われ、1-0でドルトムントが勝利した。ドルトムントの香川、ハノーファーの酒井宏が共にフル出場し、山口はベンチ入りしたものの出場せず、清武は欠場となった。

▽前節ヘルタ・ベルリン戦をゴールレスドローで終え、首位バイエルンとの8ポイント差を縮められなかった2位ドルトムント(勝ち点45)は、4日前に行われたDFBポカールのシュツットガルト戦を3-1で勝利した。その試合のスタメンから3選手を変更し、香川が公式戦4試合ぶりにスタメンとなってオーバメヤンがふくらはぎ負傷のために欠場となった。

▽一方、マインツ戦を0-1で落とし、泥沼の6連敗となった最下位ハノーファー(勝ち点14)は、酒井宏が6試合連続スタメンとなり、マインツ戦で35分に交代となった山口はベンチスタートとなった。そして、全体練習合流を見送られていた清武は引き続き欠場となった。
▽香川が[4-3-3]の左インサイドMFに位置し、ロイスが最前線に入ったドルトムントが、立ち上がりからポゼッションする展開で推移。9分にピシュチェクの右サイドからのクロスにロイスが左足ダイレクトで合わせる決定機を演出したが、GKツィーラーのビッグセーブに阻まれてしまった。

▽[4-1-4-1]の守備ブロックを自陣に形成するハノーファーに対して圧力をかけ続けるドルトムントは、16分に香川の得たボックス手前左のFKをロイスが直接狙うも、バーに直撃する。
▽しかし前半半ばを過ぎると、ハノーファーの守備ブロックの前にドルトムントはボールこそ持つものの、こう着状態に持ち込まれてしまう。そんな中、ロイスの直接FKやシュメルツァーのミドルシュートでゴールに迫ったが、スコアを動かすには至らない。

▽するとハノーファーは36分に酒井宏のオーバーラップから好機を演出すると、41分に決定機を演出。プリブの左サイドからのクロスにA・ホフマンがヘディングシュート。だが、GKビュルキの正面を突いてしまった。そして、44分にギュンドアンのコントロールシュートをGKツィーラーが好守で阻止し、前半をゴールレスで終えた。

▽後半も立ち上がりからポゼッションして押し込むドルトムントは、54分にギュンドアンのミドルシュートでゴールに迫ると、57分に試合を動かす。左サイドからカットインしたムヒタリャンがボックス手前左から右足を一閃。アウト回転のかかったミドルシュートが、ゴール右隅に決まってドルトムントが先制した。

▽その後、カストロに代えてプリシッチを左ウイングに投入したドルトムントは、そのプリシッチを起点に追加点に迫っていく。そして、マクシミンを投入してアタッカーを増やしたハノーファーに対し、ボールを保持して試合をコントロールしていった。

▽後半半ばを過ぎてムヒタリャンとギンターに代えてドゥルムとヴァイグルを投入したドルトムントは終盤、ハノーファーに押し込まれる状況を強いられるも凌いで1-0でタイムアップ。香川先発復帰のドルトムントが勝利を取り戻した一方、ハノーファーは7連敗となった。

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