P・ヘメス、ラージョ監督として前人未踏の50勝到達 チームはリーガワーストの失点数ながら降格圏脱出

2016.02.08 23:00 Mon
ラージョ・バジェカーノのパコ・ヘメス監督が、6日のリーガエスパニョーラ第23節、ホームでのラス・パルマス戦(2-0)で、同チーム指揮官として50勝目を飾った。

リーガ1部と2部を行き来するエレベータークラブであるラージョを3シーズン連続で1部に残留させているP・ヘメス監督だが、同クラブの生きる伝説となりつつある。

ラージョで最も多くの試合を指揮する同指揮だが、ラス・パルマス戦で記念すべき50勝に到達。通算成績は50勝18分け69敗で、勝つか負けるかの超攻撃的サッカーを信奉する同監督らしく引き分けが極端に少ない。P・ヘメス監督に次いでラージョで指揮した試合、勝利数が多いフアンデ・ラモス監督の成績25勝20分け1敗と比べれば、一目瞭然だ。

今季は第15節から降格圏に位置し続けるなど振るわない時期もあったラージョだが、ここ最近は調子を上げ、ラス・パルマス戦の勝利で残留圏15位に浮上。失点数は47とリーガワーストながら、10位以下ではトップとなる30ゴールを決めるなど、これまでと変わらぬP・ヘメス監督らしいチームとして上昇気流に乗り始めている。

P・ヘメス監督はラス・パルマス戦後、チームが結果を手にし始めていることを認めながらも、自身の哲学を今一度強調。とどのつまり、重視すべきは、結果よりも過程なのである。

「結果なんてものは煩わしい。人々は我々の調子が良いと言うだろう。しかしね、チームは負けているときにも良い試合を演じてきたわけだ。結果だけを心に留めるなど、私にできるはずもない。チームが実践している、すべてのことを留めておく必要がある」


提供:goal.com

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