ドルトムント戦の判定に相手選手・監督は憤慨 主審もミスを認めるが「後から変更はできない」

30日に行われたブンデスリーガ第19節ドルトムント戦で誤審に泣かされたとして、敗れたインゴルシュタット側は不満をあらわにしている。主審もミスがあったことを認めているようだ。

試合はFWピエール=エメリク・オーバメヤンの2得点によりホームのドルトムントが2-0の勝利を収めたが、DFルカシュ・ピシュチェクのクロスに頭で合わせた先制点の場面では、オーバメヤンの位置はオフサイドだったようにも見える。

また、インゴルシュタットはその前に微妙と感じられる判定によりゴールを取り消されていた。FWダリオ・レスカーノのチェックを受けたDFマッツ・フンメルスがバックパスを送ると、GKの頭上を超えたボールがネットに収まってオウンゴールかと思われたが、レスカーノにファウルがあったとして得点は認められなかった。

インゴルシュタットのラルフ・ハーゼンヒュトル監督は試合後に次のように語ったとして、ドルトムント公式サイトが伝えている。

「オフサイドゴールが最後の一押しだった。認められるべきではなかったことは誰もが見たとおりだ。主審はああいった状況で副審の助けを借りることができる。この試合から勝ち点を得られないという事実は本当に腹が立つよ」

インゴルシュタットDFマルヴィン・マティプも判定への不満が抑えきれない様子だ。

「今日はサッカーについて話をする必要はない。僕らに不利な判定が3つあった。前半にはPKを与えられるべきだったと思うし、ドルトムントのゴールはオフサイドだった。僕らのゴールも取り消されるべきだったのかどうか分からない」

「今日僕らがしたサッカーは必ずしもスペクタクルなものじゃなかった。ドルトムントの方が良いチームだったけど、僕らも闘争心を存分に出しきっていた。この試合で本来得られたはずの成果をだまし取られてしまったんだ」

ギド・ヴィンクマン主審自身も、判定が間違っていたと認めつつ、一旦下した判定を変更することは不可能だと主張した。

「ドルトムントの先制点はオフサイドだったというのが事実だ。それが試合を決めたのも事実だ」

「インゴルシュタットは今日3回(ジャッジの)影響を受けたので、大きな騒ぎとなっている。選手がオフサイドだったことをビデオスクリーンで見たとしても、私は後から判定を変更することはできない」


提供:goal.com