2015-16シーズンサムライ前半戦総括
2016.01.05 07:05 Tue
★岡崎慎司[レスター・シティ]
キャピタルワンカップ出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
採点:75点
◆レギュラー定着ならずも存在感
▽ブンデスリーガで2季連続2桁ゴールの実績を引っさげ、世界最高峰のプレミアリーグに活躍の舞台を移した岡崎。結果的に3ゴールと物足りない得点数となっているが、前線からのプレスといった泥臭いプレーを厭わず、思わぬ躍進を遂げている2位レスター・シティの中で確かな存在感を放っている。開幕から10試合で8試合に先発し、その間チームも5勝4分け1敗と好結果を残した。その後、徐々にベンチスタートが増えていったが、それでも、試合終盤には必ずと言っていい程ピッチに送り込まれていることが、ラニエリ監督の信頼を物語っている。犠牲的精神を持つ岡崎は、ゴール数以上の貢献をチームにもたらしている。
★吉田麻也[サウサンプトン]
プレミアリーグ出場試合数:12(先発:8)ゴール数:0
キャピタルワンカップ出場試合数:2(先発:1)ゴール数:1
採点:35点
◆軽率なミスが散見
▽サウサンプトンでの4シーズン目となった今季、吉田はプレミアリーグで8試合に先発し、引き続き準主力としてプレー。昨季の守備の要だったアルデルヴァイレルトがトッテナムに移籍したものの、チームはファン・ダイクやコーカーといった実力者を補強。それでも、開幕から4試合連続フル出場を果たすなど、クーマン監督の信頼を引き続き掴んだ。そんな中、第6節マンチェスター・ユナイテッド戦での軽率なミスパスによって失点に絡んだところから先発でプレーする機会が減り、苦境に陥った。さらに第14節マンチェスター・シティ戦でもボールロストから失点に絡むなど軽率なミスも散見され、ベンチを温める機会が増えてしまった。
★本田圭祐[ミラン]
セリエA出場試合数:12(先発:5)ゴール数:0
コッパ・イタリア出場試合数:2(先発:2)ゴール数:1
採点:10点
◆最後に1アシスト
▽ミハイロビッチ新監督の下、ミランでの3シーズン目を迎えた本田だったが、今季前半戦も結果を残すことはできなかった。開幕から5試合で4試合に先発し、まずまずのスタートを切ったかに思われたが、本職トップ下でのプレー機会を与えてもらいながらも、その間ゴールもアシストも記録できなかった。そして、10月にはクラブ批判を展開し、その後は試合終盤の10分ほどしか起用されない、買い殺しの状況が続いた。ウェストハムが獲得に乗り出すといった移籍報道が出た中、年内最終戦のフロジノーネ戦で1アシストを記録。最後に存在感を示し、2015年を終えた。
★長友佑都[インテル]
セリエA出場試合数:6(先発:5)ゴール数:0
コッパ・イタリア出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
採点:30点
◆逆境跳ね除けスタメン返り咲きも
▽インテルでの6シーズン目となった長友は、逆境を跳ね除けた。開幕前、しきりに移籍の噂が報じられ、第2節カルピ戦では失点に絡んでしまい、ほぼ戦力外のような扱いを受けていた。しかし、腐ることなく我慢してチャンスを窺っていた中、第9節パレルモ戦で今季初先発の機会を得た長友は、右サイドバックの位置で持ち前の運動量を駆使して攻守に活躍。そして、ナポリ戦で退場するまで4試合連続スタメン出場するなどレギュラー奪取に成功した。ただ、ナポリ戦での退場以降はリーグ戦で出場機会がなく、まだまだ安泰と言える状況ではない。
★香川真司[ドルトムント]
ブンデスリーガ出場試合数:17(先発:15)ゴール数:4
EL出場試合数:4(先発:3)ゴール数:3
DFBポカール出場試合数:2(先発:1)ゴール数:1
採点:85点
◆完全復活
▽ドルトムントに復帰した昨季、期待に応えることができなかった香川だが、今季はかつての輝きを完全に取り戻した。トゥヘル新監督の下、クロップ監督同様のムービングフットボールを展開したドルトムントは、魅せるサッカーで好結果を残した。その中で香川は2列目の位置でチームに連動性をもたらす重要な働きを担い、リーグ戦で4ゴール7アシストと躍動。とりわけシャルケとのレヴィア・ダービーで決めた先制ゴールや、ヴォルフスブルク戦での後半追加タイムでの決勝弾など、価値の大きな得点をチームにもたらした。前半戦終盤は疲労の蓄積によりスタメン落ちすることもあったが、それでもゴールに絡む活躍を見せ、存在感を放ち続けた。完全復活を高々にアピールする今季前半戦となっている。
★武藤嘉紀[マインツ]
ブンデスリーガ出場試合数:17(先発:16)ゴール数:7
DFBポカール出場試合数:1(先発:0)ゴール数:0
採点:80点
◆岡崎代役として及第点以上の活躍
▽欧州初挑戦となった武藤だが、順応性の高さを見せ付けた。最も得意とする左ウイングのポジションではなく、岡崎の抜けた穴を埋めるべくセンターフォワードで起用された武藤は、7ゴール4アシストの活躍を見せた。第3節ハノーファー戦でドッペルパック(2ゴールの意)を達成して自信を得た武藤は、岡崎を彷彿とさせる前線からのプレスや、ディフェンスライン背後への飛び出し、そして相棒マリとの絶妙な連係でチームの攻撃の根幹を担った。そして、第11節アウグスブルク戦ではチームの勝利につながらなかったものの、ハットトリックを達成するなど、マインツのストライカーとして確固たる地位を築いた。あとは毎試合のように訪れる決定機を決めきる決定力を高めれば、さらなる高みへと到達できるはずだ。
★原口元気[ヘルタ・ベルリン]
ブンデスリーガ出場試合数:16(先発:15)ゴール数:1
DFBポカール出場試合数:2(先発:1)ゴール数:0
採点:70点
◆献身さを武器にレギュラー奪取
▽ヘルタ・ベルリンでの2シーズン目となった今季はレギュラーに定着した。得意とする左ウイングのポジションに留まらず、右ウイングやセンターフォワードとしてもプレーして幅を広げた原口は、ブンデスリーガで15試合に先発。守備のタスクを厭わず献身的なプレーを続け、ダルダイ監督の信頼を勝ち取った。また、本来はドリブルでの仕掛けに魅力のある原口だが、チーム事情を考慮してボールロストを減らすプレーを多くし、チームの押し上げを図る役割を担った。願わくば、1ゴール1アシストに終わった前半戦の鬱憤を晴らすべく、後半戦では得点量産といきたい。
★長谷部誠[フランクフルト]
ブンデスリーガ出場試合数:16(先発:16)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0
採点:60点
◆右サイドバックで奮闘
▽フランクフルトでの2シーズン目となった今季、フェー新監督の下で長谷部は本職の中盤ではなく、主に右サイドバックを務めた。チャンドラーの負傷を受け、器用さと堅実さを買われて右サイドバックに回り、そつなくこなして見せた。慢性的な股関節の痛みに苦しんでいた中、代表戦での疲労蓄積を受けて1試合を欠場した以外は16試合に先発し、フル稼働した。とはいえ、戦術がはっきりとしないフェー監督の下、チームは低迷。14位に沈んでおり、長谷部のさらなるキャプテンシーが求められる。
★清武弘嗣[ハノーファー]
ブンデスリーガ出場試合数:9(先発:9)ゴール数:3
DFBポカール出場試合数:1(先発:0)ゴール数:0
採点:50点
◆2度の右足中足骨骨折
▽ハノーファーでの2シーズン目を迎えた清武は2度にわたる右足中足骨の骨折に悩まされた。昨季はケガなくフル稼働してチームの残留に貢献した清武だったが、6月に骨折した右足中足骨の負傷で出遅れた清武は、第4節から復帰。低調なチームの中で孤軍奮闘し、3ゴール4アシストをマークした。しかし、11月の代表合流中にまたも右足中足骨を骨折し、ケガに悩まされるシーズンとなっている。
★酒井宏樹[ハノーファー]
ブンデスリーガ出場試合数:11(先発:10)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0
採点:40点
◆定位置譲らず
▽4シーズン目を迎えた今季も酒井宏は定位置の右サイドバックを譲らなかった。太ももの負傷や感染症などで2度ほど戦列を離れる時期があったが、それ以外はフロンツェック監督の厚い信頼を受け、レギュラーとしてプレーし続けた。とはいえ低調なチームの中で守備に追われることが多く、相変わらず持ち味の攻撃参加は影を潜めている状況が続いている点は気がかりだ。
★酒井高徳[ハンブルガーSV]
ブンデスリーガ出場試合数:7(先発:6)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
採点:30点
◆ミス散見もライバル不在を突く
▽3シーズンを過ごしたシュツットガルトを離れ、かつての指揮官であるラッバディア監督の就任したハンブルガーSVへ移籍した酒井高。シーズン序盤はベンチ入りこそしていたものの、出場機会を全く得られない厳しい状況が続いた。そんな中、第12節ダルムシュタット戦で右サイドバックのレギュラーを務めていたディークメイアーの負傷を受けて初先発のチャンスを掴むと、そこから6試合連続スタメン起用となった。マインツ戦での失点に直結するミスなど軽率なプレーも散見されたが、左右両足を使える利点を生かし、チームのビルドアップに貢献している。
★内田篤人[シャルケ]
ブンデスリーガ出場試合数:0
EL出場試合数:0
DFBポカール出場試合数:0
採点:-点
◆膝蓋腱の治療で全休
▽シャルケでの6シーズン目を迎えた今季、昨季痛めていた右ヒザ膝蓋腱の手術をシーズン開幕前に行った内田だったが、結果的に前半戦を棒に振る結果となった。クラブは内田の負傷を見越してカイサラやリーターといった右サイドバックを本職とするライバルを獲得しており、後半戦からの出場が期待される内田にとってはポジション争いが待っている状況だ。今季もケガに悩まされてしまった内田だが、後半戦で挽回といきたい。
★大迫勇也[ケルン]
ブンデスリーガ出場試合数:14(先発:10)ゴール数:1
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0
採点:40点
◆ストライカーとしてプレーできず
▽ケルンでの2シーズン目を迎えた大迫は10試合に先発し、トップ下の位置でレギュラーとしてプレーした。しかし、3ゴールに終わった昨季同様、期待されているゴール数では物足りない状況が続いている。わずか1ゴールに終わり、シュティーガー監督に右サイドの中盤を任される試合もあった。大迫としてはゴールにより近いエリアでプレー機会を増やしたいところだが、チームが守備的な戦術を採っているため、ゴールから遠い位置でのプレー時間が多い状況だ。後半戦では我を出してゴールにこだわって欲しい。
★長澤和輝[ケルン]
ブンデスリーガ出場試合数:1(先発:0)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
採点:5点
◆出場機会なく浦和へ移籍
▽ケルンでの3シーズン目を迎えた長澤だったが、厳しい状況が続いた。第11節ホッフェンハイム戦で後半からプレーしたわずか1試合の出場に留まった。12月18日には浦和への移籍が発表され、新シーズンはレンタルで千葉へ移籍することが決まっている。長澤としてはケルンがハードワークを求めるスタイルだっただけに、持ち味のテクニックを生かし辛い状況だったと言えるかもしれない。
★乾貴士[エイバル]
リーガエスパニョーラ出場試合数:12(先発:7)ゴール数:0
コパ・デル・レイ出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
採点:40点
◆バルサ&マドリー戦で先発も
▽3シーズンを過ごしたフランクフルトを離れ、本人の念願だったリーガエスパニョーラへ活躍の舞台を移した乾。バルセロナとレアル・マドリー戦で先発起用されるなど、メンディリバル監督に一定の信頼を示されている。しかし、乾のライバルであるケコとサウール・ベルホンの両翼はチームの主軸となっているだけに、なかなかレギュラー定着とはいかない。まずは残留を目指すチームの中でスーパーサブとしての地位を築き、先発の座を狙っていきたい。
★ハーフナー・マイク[フィテッセ]
エールディビジ出場試合数:14(先発:14)ゴール数:8
KNVBカップ出場試合数:0
採点:60点
◆オランダ復帰で復調
▽今夏の移籍市場で1年ぶりにエールディビジに復帰したハーフナー・マイク。オランダ復帰戦となった第2節のトゥベンテ戦で移籍後初ゴールを決めると、リーグ戦14試合で8ゴールを記録するなど、好調を維持。しかし、第15節のAZ戦でのプレー中に肋骨を骨折すると、年内の残り試合を欠場。全治までの期間は明かされていないが、早期の復帰が望まれる。
★柿谷曜一朗[バーゼル]
スイスリーグ出場試合数:4(先発:4)ゴール数:1
CL予選出場試合数:0
EL出場試合数:0
スイスカップ出場試合数:2(先発:2)
採点:10点
◆定位置確保ならず古巣復帰
▽スイスの強豪バーゼルで2シーズン目を迎えた柿谷。今シーズンは開幕戦でゴールを記録するなど活躍が期待されたが、フィッシャー新監督の信頼を勝ち取ることができず、公式戦6試合の出場に留まった。この結果を受け、古巣であるC大阪は柿谷に復帰を要請。バーゼルも違約金の金額を引き下げ、古巣復帰が決定した。
★久保裕也[ヤングボーイズ]
スイスリーグ出場試合数:16(先発:14)ゴール数:4
CL予選出場試合数:2(先発:2)
EL予選出場試合数:2(先発:2)
スイスカップ出場試合数:3(先発:3)ゴール数:2
採点:60点
◆過去最高の前半戦
▽ヤングボーイズで3シーズン目を迎えた久保は、シーズン序盤からスタメンに定着すると、シーズン途中に就任したヒュッター新監督の信頼を勝ち取ることにも成功。リーグ戦16試合で4ゴールと過去最高の前半戦を過ごした久保には、長谷部が所属するフランクフルトが興味を示しており、今後の動向にも注目が集まる。
★田中順也[スポルティング]
ポルトガルリーグ出場試合:3(先発:0)
EL出場試合数:1(先発:1)
ポルトガルカップ出場試合:0
採点:10点
◆指揮官の信頼を得られず
▽昨シーズンは公式戦28試合の出場で7ゴールと一定の結果を残した田中だが、今季は新加入のコロンビア代表FWグティエレスの活躍により出場機会を失うと、ジョルジェ・ジェズス新監督の信頼を勝ち取れず、ここまで公式戦4試合の出場。不完全燃焼となった前半戦の反省点を生かし、後半戦でのさらなる飛躍に期待が懸かる。
★南野拓実[ザルツブルク]
オーストリアリーグ出場試合:19(先発:14)ゴール数:7
EL予選出場試合数:2(先発:2)ゴール数:1
スイスカップ出場試合数:3(先発:2)ゴール数:2
採点:65点
◆ゴール量産も、監督交代で再びレギュラー争いに
▽オーストリアでの2シーズン目を迎えた南野は、開幕スタメンこそ逃したが、今季初先発となった第4節のリート戦では2ゴールを記録。ツァイドラー新監督の期待に応えると、コンスタントな出場機会を得た。前半戦で7ゴールを挙げるなど、チームの首位折り返しに貢献した。順風満帆な前半戦とした南野だが、クラブは12月3日にツァイドラー監督の退任を発表。後任にはオスカル・ガルシア新監督を招へいしており、新監督へしっかりアピールしたい。
★小野裕二[シント・トロイデン]
ベルギーリーグ出場試合数:16(先発:6)ゴール数:1
ベルギーリーグ出場試合数:20(先発:19)ゴール数:0
ベルギーカップ出場試合数:0
採点:40点
◆レギュラーキープもノーゴール
▽出場機会を求め、今夏の移籍市場で昇格組のシント・トロイデンに加入した小野。思惑通り開幕戦からスタメンに名を連ねると、トップ下を主戦場にリーグ戦20試合に出場するなど、主力として活躍。しかし、前半戦はノーゴールに終わるなど個人としては不完全燃焼となった。後半戦では1部残留を目指すチームの司令塔として前半戦以上にゴールに絡む働きが求められる。

Getty Images
プレミアリーグ出場試合数:18(先発:11)ゴール数:3キャピタルワンカップ出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
採点:75点
◆レギュラー定着ならずも存在感
▽ブンデスリーガで2季連続2桁ゴールの実績を引っさげ、世界最高峰のプレミアリーグに活躍の舞台を移した岡崎。結果的に3ゴールと物足りない得点数となっているが、前線からのプレスといった泥臭いプレーを厭わず、思わぬ躍進を遂げている2位レスター・シティの中で確かな存在感を放っている。開幕から10試合で8試合に先発し、その間チームも5勝4分け1敗と好結果を残した。その後、徐々にベンチスタートが増えていったが、それでも、試合終盤には必ずと言っていい程ピッチに送り込まれていることが、ラニエリ監督の信頼を物語っている。犠牲的精神を持つ岡崎は、ゴール数以上の貢献をチームにもたらしている。
★吉田麻也[サウサンプトン]
プレミアリーグ出場試合数:12(先発:8)ゴール数:0
キャピタルワンカップ出場試合数:2(先発:1)ゴール数:1
採点:35点
◆軽率なミスが散見
▽サウサンプトンでの4シーズン目となった今季、吉田はプレミアリーグで8試合に先発し、引き続き準主力としてプレー。昨季の守備の要だったアルデルヴァイレルトがトッテナムに移籍したものの、チームはファン・ダイクやコーカーといった実力者を補強。それでも、開幕から4試合連続フル出場を果たすなど、クーマン監督の信頼を引き続き掴んだ。そんな中、第6節マンチェスター・ユナイテッド戦での軽率なミスパスによって失点に絡んだところから先発でプレーする機会が減り、苦境に陥った。さらに第14節マンチェスター・シティ戦でもボールロストから失点に絡むなど軽率なミスも散見され、ベンチを温める機会が増えてしまった。
★本田圭祐[ミラン]

Getty Images
セリエA出場試合数:12(先発:5)ゴール数:0
コッパ・イタリア出場試合数:2(先発:2)ゴール数:1
採点:10点
◆最後に1アシスト
▽ミハイロビッチ新監督の下、ミランでの3シーズン目を迎えた本田だったが、今季前半戦も結果を残すことはできなかった。開幕から5試合で4試合に先発し、まずまずのスタートを切ったかに思われたが、本職トップ下でのプレー機会を与えてもらいながらも、その間ゴールもアシストも記録できなかった。そして、10月にはクラブ批判を展開し、その後は試合終盤の10分ほどしか起用されない、買い殺しの状況が続いた。ウェストハムが獲得に乗り出すといった移籍報道が出た中、年内最終戦のフロジノーネ戦で1アシストを記録。最後に存在感を示し、2015年を終えた。
★長友佑都[インテル]

Getty Images
セリエA出場試合数:6(先発:5)ゴール数:0
コッパ・イタリア出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
採点:30点
◆逆境跳ね除けスタメン返り咲きも
▽インテルでの6シーズン目となった長友は、逆境を跳ね除けた。開幕前、しきりに移籍の噂が報じられ、第2節カルピ戦では失点に絡んでしまい、ほぼ戦力外のような扱いを受けていた。しかし、腐ることなく我慢してチャンスを窺っていた中、第9節パレルモ戦で今季初先発の機会を得た長友は、右サイドバックの位置で持ち前の運動量を駆使して攻守に活躍。そして、ナポリ戦で退場するまで4試合連続スタメン出場するなどレギュラー奪取に成功した。ただ、ナポリ戦での退場以降はリーグ戦で出場機会がなく、まだまだ安泰と言える状況ではない。
★香川真司[ドルトムント]

Getty Images
ブンデスリーガ出場試合数:17(先発:15)ゴール数:4
EL出場試合数:4(先発:3)ゴール数:3
DFBポカール出場試合数:2(先発:1)ゴール数:1
採点:85点
◆完全復活
▽ドルトムントに復帰した昨季、期待に応えることができなかった香川だが、今季はかつての輝きを完全に取り戻した。トゥヘル新監督の下、クロップ監督同様のムービングフットボールを展開したドルトムントは、魅せるサッカーで好結果を残した。その中で香川は2列目の位置でチームに連動性をもたらす重要な働きを担い、リーグ戦で4ゴール7アシストと躍動。とりわけシャルケとのレヴィア・ダービーで決めた先制ゴールや、ヴォルフスブルク戦での後半追加タイムでの決勝弾など、価値の大きな得点をチームにもたらした。前半戦終盤は疲労の蓄積によりスタメン落ちすることもあったが、それでもゴールに絡む活躍を見せ、存在感を放ち続けた。完全復活を高々にアピールする今季前半戦となっている。
★武藤嘉紀[マインツ]

Getty Images
ブンデスリーガ出場試合数:17(先発:16)ゴール数:7
DFBポカール出場試合数:1(先発:0)ゴール数:0
採点:80点
◆岡崎代役として及第点以上の活躍
▽欧州初挑戦となった武藤だが、順応性の高さを見せ付けた。最も得意とする左ウイングのポジションではなく、岡崎の抜けた穴を埋めるべくセンターフォワードで起用された武藤は、7ゴール4アシストの活躍を見せた。第3節ハノーファー戦でドッペルパック(2ゴールの意)を達成して自信を得た武藤は、岡崎を彷彿とさせる前線からのプレスや、ディフェンスライン背後への飛び出し、そして相棒マリとの絶妙な連係でチームの攻撃の根幹を担った。そして、第11節アウグスブルク戦ではチームの勝利につながらなかったものの、ハットトリックを達成するなど、マインツのストライカーとして確固たる地位を築いた。あとは毎試合のように訪れる決定機を決めきる決定力を高めれば、さらなる高みへと到達できるはずだ。
★原口元気[ヘルタ・ベルリン]
ブンデスリーガ出場試合数:16(先発:15)ゴール数:1
DFBポカール出場試合数:2(先発:1)ゴール数:0
採点:70点
◆献身さを武器にレギュラー奪取
▽ヘルタ・ベルリンでの2シーズン目となった今季はレギュラーに定着した。得意とする左ウイングのポジションに留まらず、右ウイングやセンターフォワードとしてもプレーして幅を広げた原口は、ブンデスリーガで15試合に先発。守備のタスクを厭わず献身的なプレーを続け、ダルダイ監督の信頼を勝ち取った。また、本来はドリブルでの仕掛けに魅力のある原口だが、チーム事情を考慮してボールロストを減らすプレーを多くし、チームの押し上げを図る役割を担った。願わくば、1ゴール1アシストに終わった前半戦の鬱憤を晴らすべく、後半戦では得点量産といきたい。
★長谷部誠[フランクフルト]
ブンデスリーガ出場試合数:16(先発:16)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0
採点:60点
◆右サイドバックで奮闘
▽フランクフルトでの2シーズン目となった今季、フェー新監督の下で長谷部は本職の中盤ではなく、主に右サイドバックを務めた。チャンドラーの負傷を受け、器用さと堅実さを買われて右サイドバックに回り、そつなくこなして見せた。慢性的な股関節の痛みに苦しんでいた中、代表戦での疲労蓄積を受けて1試合を欠場した以外は16試合に先発し、フル稼働した。とはいえ、戦術がはっきりとしないフェー監督の下、チームは低迷。14位に沈んでおり、長谷部のさらなるキャプテンシーが求められる。
★清武弘嗣[ハノーファー]
ブンデスリーガ出場試合数:9(先発:9)ゴール数:3
DFBポカール出場試合数:1(先発:0)ゴール数:0
採点:50点
◆2度の右足中足骨骨折
▽ハノーファーでの2シーズン目を迎えた清武は2度にわたる右足中足骨の骨折に悩まされた。昨季はケガなくフル稼働してチームの残留に貢献した清武だったが、6月に骨折した右足中足骨の負傷で出遅れた清武は、第4節から復帰。低調なチームの中で孤軍奮闘し、3ゴール4アシストをマークした。しかし、11月の代表合流中にまたも右足中足骨を骨折し、ケガに悩まされるシーズンとなっている。
★酒井宏樹[ハノーファー]
ブンデスリーガ出場試合数:11(先発:10)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0
採点:40点
◆定位置譲らず
▽4シーズン目を迎えた今季も酒井宏は定位置の右サイドバックを譲らなかった。太ももの負傷や感染症などで2度ほど戦列を離れる時期があったが、それ以外はフロンツェック監督の厚い信頼を受け、レギュラーとしてプレーし続けた。とはいえ低調なチームの中で守備に追われることが多く、相変わらず持ち味の攻撃参加は影を潜めている状況が続いている点は気がかりだ。
★酒井高徳[ハンブルガーSV]
ブンデスリーガ出場試合数:7(先発:6)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
採点:30点
◆ミス散見もライバル不在を突く
▽3シーズンを過ごしたシュツットガルトを離れ、かつての指揮官であるラッバディア監督の就任したハンブルガーSVへ移籍した酒井高。シーズン序盤はベンチ入りこそしていたものの、出場機会を全く得られない厳しい状況が続いた。そんな中、第12節ダルムシュタット戦で右サイドバックのレギュラーを務めていたディークメイアーの負傷を受けて初先発のチャンスを掴むと、そこから6試合連続スタメン起用となった。マインツ戦での失点に直結するミスなど軽率なプレーも散見されたが、左右両足を使える利点を生かし、チームのビルドアップに貢献している。
★内田篤人[シャルケ]
ブンデスリーガ出場試合数:0
EL出場試合数:0
DFBポカール出場試合数:0
採点:-点
◆膝蓋腱の治療で全休
▽シャルケでの6シーズン目を迎えた今季、昨季痛めていた右ヒザ膝蓋腱の手術をシーズン開幕前に行った内田だったが、結果的に前半戦を棒に振る結果となった。クラブは内田の負傷を見越してカイサラやリーターといった右サイドバックを本職とするライバルを獲得しており、後半戦からの出場が期待される内田にとってはポジション争いが待っている状況だ。今季もケガに悩まされてしまった内田だが、後半戦で挽回といきたい。
★大迫勇也[ケルン]
ブンデスリーガ出場試合数:14(先発:10)ゴール数:1
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0
採点:40点
◆ストライカーとしてプレーできず
▽ケルンでの2シーズン目を迎えた大迫は10試合に先発し、トップ下の位置でレギュラーとしてプレーした。しかし、3ゴールに終わった昨季同様、期待されているゴール数では物足りない状況が続いている。わずか1ゴールに終わり、シュティーガー監督に右サイドの中盤を任される試合もあった。大迫としてはゴールにより近いエリアでプレー機会を増やしたいところだが、チームが守備的な戦術を採っているため、ゴールから遠い位置でのプレー時間が多い状況だ。後半戦では我を出してゴールにこだわって欲しい。
★長澤和輝[ケルン]
ブンデスリーガ出場試合数:1(先発:0)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
採点:5点
◆出場機会なく浦和へ移籍
▽ケルンでの3シーズン目を迎えた長澤だったが、厳しい状況が続いた。第11節ホッフェンハイム戦で後半からプレーしたわずか1試合の出場に留まった。12月18日には浦和への移籍が発表され、新シーズンはレンタルで千葉へ移籍することが決まっている。長澤としてはケルンがハードワークを求めるスタイルだっただけに、持ち味のテクニックを生かし辛い状況だったと言えるかもしれない。
★乾貴士[エイバル]
リーガエスパニョーラ出場試合数:12(先発:7)ゴール数:0
コパ・デル・レイ出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
採点:40点
◆バルサ&マドリー戦で先発も
▽3シーズンを過ごしたフランクフルトを離れ、本人の念願だったリーガエスパニョーラへ活躍の舞台を移した乾。バルセロナとレアル・マドリー戦で先発起用されるなど、メンディリバル監督に一定の信頼を示されている。しかし、乾のライバルであるケコとサウール・ベルホンの両翼はチームの主軸となっているだけに、なかなかレギュラー定着とはいかない。まずは残留を目指すチームの中でスーパーサブとしての地位を築き、先発の座を狙っていきたい。
★ハーフナー・マイク[フィテッセ]
エールディビジ出場試合数:14(先発:14)ゴール数:8
KNVBカップ出場試合数:0
採点:60点
◆オランダ復帰で復調
▽今夏の移籍市場で1年ぶりにエールディビジに復帰したハーフナー・マイク。オランダ復帰戦となった第2節のトゥベンテ戦で移籍後初ゴールを決めると、リーグ戦14試合で8ゴールを記録するなど、好調を維持。しかし、第15節のAZ戦でのプレー中に肋骨を骨折すると、年内の残り試合を欠場。全治までの期間は明かされていないが、早期の復帰が望まれる。
★柿谷曜一朗[バーゼル]
スイスリーグ出場試合数:4(先発:4)ゴール数:1
CL予選出場試合数:0
EL出場試合数:0
スイスカップ出場試合数:2(先発:2)
採点:10点
◆定位置確保ならず古巣復帰
▽スイスの強豪バーゼルで2シーズン目を迎えた柿谷。今シーズンは開幕戦でゴールを記録するなど活躍が期待されたが、フィッシャー新監督の信頼を勝ち取ることができず、公式戦6試合の出場に留まった。この結果を受け、古巣であるC大阪は柿谷に復帰を要請。バーゼルも違約金の金額を引き下げ、古巣復帰が決定した。
★久保裕也[ヤングボーイズ]
スイスリーグ出場試合数:16(先発:14)ゴール数:4
CL予選出場試合数:2(先発:2)
EL予選出場試合数:2(先発:2)
スイスカップ出場試合数:3(先発:3)ゴール数:2
採点:60点
◆過去最高の前半戦
▽ヤングボーイズで3シーズン目を迎えた久保は、シーズン序盤からスタメンに定着すると、シーズン途中に就任したヒュッター新監督の信頼を勝ち取ることにも成功。リーグ戦16試合で4ゴールと過去最高の前半戦を過ごした久保には、長谷部が所属するフランクフルトが興味を示しており、今後の動向にも注目が集まる。
★田中順也[スポルティング]
ポルトガルリーグ出場試合:3(先発:0)
EL出場試合数:1(先発:1)
ポルトガルカップ出場試合:0
採点:10点
◆指揮官の信頼を得られず
▽昨シーズンは公式戦28試合の出場で7ゴールと一定の結果を残した田中だが、今季は新加入のコロンビア代表FWグティエレスの活躍により出場機会を失うと、ジョルジェ・ジェズス新監督の信頼を勝ち取れず、ここまで公式戦4試合の出場。不完全燃焼となった前半戦の反省点を生かし、後半戦でのさらなる飛躍に期待が懸かる。
★南野拓実[ザルツブルク]
オーストリアリーグ出場試合:19(先発:14)ゴール数:7
EL予選出場試合数:2(先発:2)ゴール数:1
スイスカップ出場試合数:3(先発:2)ゴール数:2
採点:65点
◆ゴール量産も、監督交代で再びレギュラー争いに
▽オーストリアでの2シーズン目を迎えた南野は、開幕スタメンこそ逃したが、今季初先発となった第4節のリート戦では2ゴールを記録。ツァイドラー新監督の期待に応えると、コンスタントな出場機会を得た。前半戦で7ゴールを挙げるなど、チームの首位折り返しに貢献した。順風満帆な前半戦とした南野だが、クラブは12月3日にツァイドラー監督の退任を発表。後任にはオスカル・ガルシア新監督を招へいしており、新監督へしっかりアピールしたい。
★小野裕二[シント・トロイデン]
ベルギーリーグ出場試合数:16(先発:6)ゴール数:1
ベルギーリーグ出場試合数:20(先発:19)ゴール数:0
ベルギーカップ出場試合数:0
採点:40点
◆レギュラーキープもノーゴール
▽出場機会を求め、今夏の移籍市場で昇格組のシント・トロイデンに加入した小野。思惑通り開幕戦からスタメンに名を連ねると、トップ下を主戦場にリーグ戦20試合に出場するなど、主力として活躍。しかし、前半戦はノーゴールに終わるなど個人としては不完全燃焼となった。後半戦では1部残留を目指すチームの司令塔として前半戦以上にゴールに絡む働きが求められる。
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