公式戦8試合ぶり勝利のローマ 「トンネルの奥に光が見えた」
2015.12.21 12:14 Mon
ローマは20日、セリエA第17節でジェノアにホームで2-0と勝利した。不振で解任が騒がれていたルディ・ガルシア監督は、ようやく光を見ることができたと話している。
11月8日のラツィオ戦以降、公式戦で7試合白星がなかったローマ。だが、この日は前半終盤にMFアレッサンドロ・フロレンツィのゴールで先制すると、FWエディン・ゼコが主審への抗議で一発退場となったものの、終盤に若手FWサディク・ウマーが追加点を奪って勝負を決めた。
激しい批判を浴び、指揮官の進退が騒がれ、ローマが苦しんでいたことは確かだ。フロレンツィのゴールの後に、チーム全員とガルシア監督が大喜びして抱き合った場面は、ローマの苦しさを表していたと言えるだろう。
試合後、ガルシア監督は次のように述べている。イタリアメディアが伝えた。
「今後に向けて安心しているか? 私の仕事は監督だ。チームを勝たせるのが仕事だ。今日は勝つことが大事だった。我々は勝利を望んでいた。それがピッチに出ていたね。選手たちは気持ちを入れて戦った。私もすごくうれしい。彼らの気迫と魂は気に入った」
「前半はスローだったし、自信を持てていなかった。だが、今夜はトンネルの奥に光を見ることができたよ。しばらく10人で戦わなければいけなかったが、それでも勝った。チームはちゃんといる。団結していることを示した」
2016年に向けて希望は膨らんでいるようだ。
「クリスマス休暇が終われば、(フランチェスコ・)トッティや(ケビン・)ストロートマンのような重要な選手たちが戻ってくる。試合数は減るし、我々はもっとフレッシュになるだろう」
だが、不振が叩かれるFWエディン・ゼコは、この日も得点を挙げることができず、逆に主審への抗議から一発退場となってしまった。
「ゼコの退場? サッカーをやったことがある人なら、センターフォワードの気持ちを理解できるだろう。審判にも言ったよ。選手たちの精神状態を知る必要がある。判定は尊重する。だが、厳しすぎると思った」
「(ガブリエル・)バティストゥータだって、ローマでの1年目はクリスマスまであまりゴールを決めていなかった。それから20ゴール以上決めたんだ。ゼコもゴールを量産するようになるさ。いずれにしても、審判には何も言うべきじゃなかったがね」
提供:goal.com
11月8日のラツィオ戦以降、公式戦で7試合白星がなかったローマ。だが、この日は前半終盤にMFアレッサンドロ・フロレンツィのゴールで先制すると、FWエディン・ゼコが主審への抗議で一発退場となったものの、終盤に若手FWサディク・ウマーが追加点を奪って勝負を決めた。
激しい批判を浴び、指揮官の進退が騒がれ、ローマが苦しんでいたことは確かだ。フロレンツィのゴールの後に、チーム全員とガルシア監督が大喜びして抱き合った場面は、ローマの苦しさを表していたと言えるだろう。
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提供:goal.com
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