広島に敗れたスコラーリ監督「戦術面、技術面でも我々を上回って来た」《クラブW杯2015》

2015.12.20 21:25 Sun
▽FIFAクラブ・ワールドカップ 2015の3位決定戦が20日、横浜国際総合競技場で行われ、開催国王者の広島とアジア王者の広州恒大が激突した一戦は、ドウグラスの2ゴールにより広島が2-1で勝利した。

▽4位に終わった広州恒大のルイス・フェリペ・スコラーリ監督が試合後記者会見に出席。試合を振り返り「広島が非常に良かった」とコメント。また欠場したロビーニョについては「風邪をひいている」とコンディション不良だったことを明かした。

──今日のパフォーマンスはどうだったか。疲れが見えたように感じたが
「そうかもしれませんが、広島が非常に良かった。それはフィジカル面だけでなく、戦術面、技術面でも我々を上回って来た」
「また、シーズンが終わった時期でもあるので、色々と選手には要求するが、これまでと同じレベルの激しさでプレーすることは難しい。選手もそこまで応えることはできないと思う。ただ、我々の選手は勝利に値したと思う」

「もう1点、日本で執刀してくれた医師に感謝したい。ゾウ・チョンの手術に関して協力してくれたことを感謝したい。日本で歓迎された恩返しを中国でもしたいと思う」
──ACLを含めて日本のチームと対戦してきたが、広島が一番強かったのではないか
「今日はサンフレッチェが非常に良い試合をした。ただ、ガンバ大阪もレベルが高く、柏レイソルも高いクオリティがある。日本のサッカー自体が非常に進化していると思う」

──ロビーニョがプレーしなかった理由は。広州恒大を去るということか
「ロビーニョに関しては、昨日発熱があり、風邪をひいている。薬も飲んでいるので、プレーできる状態ではなかった。だからベンチにも入らなかった。ロビーニョがクラブを去るということではない。今後に関しては、フロントとロビーニョが交渉している」

──来シーズンのACLではサンフレッチェと対戦する可能性もあるが
「対戦相手は選ぶことができないし、色々な組み合わせがある。もし対戦することになったら、少なからずイメージを持つことができた。我々はサンフレッチェに対してのプランを練り直す必要がある」

──後半に選手を交代させた理由は
「グラルはケガをしていた。ユー・ハンチャオについては、ガオ・リンと誰を組ませるかを考えて起用した」

──(バルセロナ戦で負傷した)ゾウ・チョンの容態については
「日本では非常に良い治療を受けている。手術を受けているが、非常にレベルの高い執刀で、今は良い状態だ。彼は素晴らしいスピリットを持った選手だ」

「あと15日〜20日ほど日本に滞在し、2度目の手術を受ける予定だ。合計で30日ほど日本に滞在し中国に戻ることになる。ケガを負ったが、彼の反応は非常に素晴らしいものだと思っている」

「(最後に)みなさんメリー・クリスマス。そして良いお年を。色々とありがとうございました」

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