不調のラツィオ、アクシデントで10人となったウディネーゼに逆転勝利《コッパ・イタリア》

2015.12.18 02:49 Fri
▽17日にスタディオ・オリンピコで行われたコッパ・イタリア5回戦のラツィオvsウディネーゼは、2-1でラツィオが勝利した。この結果、ラツィオが準々決勝に勝ち進んでいる。

▽リーグ戦で7試合未勝利となり、ピオリ監督の解任も囁かれるラツィオが、ウディネーゼをホームに迎えた一戦。カンドレーバ、マトリ、フェリペ・アンデルソンの3トップで臨んだラツィオは、立ち上がりから攻勢に出るも、カンドレーバやマトリの決定的なシュートが18歳GKメレットの好守に防がれる。

▽ゴールレスで迎えた後半、ウディネーゼは51分にギジェルメを下げてコネを投入。すると、この交代策が的中する。67分、左サイドのパスクアーレが送ったクロスをボックス中央のコネがゴールを背にしてコントロールしながらも右足で巧みにボレーシュート。柔らかな軌道を描いたボールがゴール左上に決まった。
▽リードを得たウディネーゼだが、アクシデントが発生。ゴールの直前に交代で入っていたR・アギーレが負傷し、プレーを続行できなくなる。さらに、ウディネーゼはR・アギーレの投入で3枚の交代枠を使い切っており、残り約25分間を10人で戦わざるを得なくなった。

▽すると、運良く数的優位を得たラツィオが同点に追いつく。70分、ボックス左のこぼれ球に反応したマトリが左足でゴールに流し込んだ。マトリの公式戦3戦連続ゴールで追いついたラツィオは78分、左サイド寄りからミリンコビッチ=サビッチが右足で入れたクロスにコンコが合わせると、GKに弾かれたボールをカタルディがゴールに押し込み、逆転に成功した。
▽結局、試合はこのまま終了。ウディネーゼに逆転勝利を収めたラツィオが、ユベントスの待つ準々決勝に進出した。

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