10人の柏がクリスティアーノの劇的弾で甲府との120分間の激闘制す! ベスト8で仙台と対戦《天皇杯》
2015.11.15 15:35 Sun
▽天皇杯4回戦が15日に行われ、日立柏サッカー場で開催された柏vs甲府は、延長戦まで突入した120分間の激闘を2-1で制した柏がベスト8進出を決めた。
▽キックオフ直後から攻勢を見せたホームの柏は、開始4分にボックス手前で得たFKをクリスティアーノが右足で狙うが、枠を捉えたシュートはGK河田が何とか弾き出した。
▽その後も柏がボールを保持して甲府が守る展開が続くも、柏は後方に人数をかける甲府の堅守を前になかなか決定機を作れない。40分にはセットプレーから左サイドで上げたクロスが甲府DFにディフレクトしてゴールに向かうが、ここはGK河田の好守に阻まれ、前半はゴールレスで終了した。
▽後半も立ち上がりから攻勢に出る柏は50分、ボックス右に抜け出した工藤の折り返しを小林がゴール至近距離からシュートするが、GK河田のビッグセーブに阻まれた。だが、攻撃の手を緩めない柏は直後の53分、流れるようなダイレクトプレーからクリスティアーノの浮き球スルーパスに反応した大谷が完璧に最終ラインの裏を取る。GKとDFを引き付けて右を並走する工藤にプレゼントパスを送ると、これをエースが難なく決めた。
▽先制を許した甲府も57分に反撃。ボックス手前好位置で得たFKを橋爪が右足で狙うも、枠の右隅を捉えたかに思われたシュートはボール一個分枠の右に外れた。するとこの直後には柏のカウンターから工藤に追加点のチャンスを作られるが、再びGK河田の好守で凌ぎ、試合の興味を繋いだ。
▽後半終盤にかけてはオープンな展開となる。だが、工藤のゴールがオフサイドで取り消しになるなど、互いに勝ち越しゴールを奪えない。後半アディショナルタイムには、阿部拓へのファウルで2枚目の警告を受けた柏DF鈴木が退場となるも、試合は1-1のまま延長戦へと突入した。
▽延長戦は数的優位の甲府がペースを握るも、同点ゴールを決めた阿部拓が負傷交代した影響もあって、なかなかチャンスを決め切れない。すると、1-1のまま迎えた延長後半終了間際に劇的な展開が待っていた。
▽120分、ボックス手前でキープしたクリスティアーノがオーバーラップしてきた途中出場の今井とのワンツーから見事な右足のシュートをゴール左隅に突き刺した。この直後に試合はタイムアップを迎え、クリスティアーノの劇的弾で120分の激闘を制した10人の柏が、仙台の待つ準々決勝進出を決めた。
◆天皇杯4回戦
▽11/11(水)
町田 1-7 浦和
徳島 1-2 広島
FC東京 2-0 水戸
▽11/14(土)
仙台 2-1 松本
神戸 1-0 横浜FM
鳥栖 4-3 山形
▽11/15(日)
柏 2-1 甲府
《15:30》
川崎F vs G大阪
※赤字が準々決勝に進出
▽キックオフ直後から攻勢を見せたホームの柏は、開始4分にボックス手前で得たFKをクリスティアーノが右足で狙うが、枠を捉えたシュートはGK河田が何とか弾き出した。
▽その後も柏がボールを保持して甲府が守る展開が続くも、柏は後方に人数をかける甲府の堅守を前になかなか決定機を作れない。40分にはセットプレーから左サイドで上げたクロスが甲府DFにディフレクトしてゴールに向かうが、ここはGK河田の好守に阻まれ、前半はゴールレスで終了した。
▽先制を許した甲府も57分に反撃。ボックス手前好位置で得たFKを橋爪が右足で狙うも、枠の右隅を捉えたかに思われたシュートはボール一個分枠の右に外れた。するとこの直後には柏のカウンターから工藤に追加点のチャンスを作られるが、再びGK河田の好守で凌ぎ、試合の興味を繋いだ。
▽その後はビハインドを負う甲府が前がかりになって攻撃を続ける。阿部拓、畑尾と続けて決定機を迎えるも、ここはGK菅野の好守に阻まれる。しかし、甲府は72分にボックス手前右でドリブルを仕掛けた阿部拓が狙い済ました左足のコントロールシュートをファーポストに突き刺し、試合を振り出しに戻した。
▽後半終盤にかけてはオープンな展開となる。だが、工藤のゴールがオフサイドで取り消しになるなど、互いに勝ち越しゴールを奪えない。後半アディショナルタイムには、阿部拓へのファウルで2枚目の警告を受けた柏DF鈴木が退場となるも、試合は1-1のまま延長戦へと突入した。
▽延長戦は数的優位の甲府がペースを握るも、同点ゴールを決めた阿部拓が負傷交代した影響もあって、なかなかチャンスを決め切れない。すると、1-1のまま迎えた延長後半終了間際に劇的な展開が待っていた。
▽120分、ボックス手前でキープしたクリスティアーノがオーバーラップしてきた途中出場の今井とのワンツーから見事な右足のシュートをゴール左隅に突き刺した。この直後に試合はタイムアップを迎え、クリスティアーノの劇的弾で120分の激闘を制した10人の柏が、仙台の待つ準々決勝進出を決めた。
◆天皇杯4回戦
▽11/11(水)
町田 1-7 浦和
徳島 1-2 広島
FC東京 2-0 水戸
▽11/14(土)
仙台 2-1 松本
神戸 1-0 横浜FM
鳥栖 4-3 山形
▽11/15(日)
柏 2-1 甲府
《15:30》
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柏MF中村慶太、プロ1年目以来のWBに「やりやすいようにやれた」、FKのキッカーも希望「ジャンケンに負けないように」
柏レイソルのMF中村慶太が、新たなポジションでのプレーにも手応えを感じているようだ。 11日、第26回ちばぎんカップがフクダ電子アリーナで行われ、ジェフユナイテッド千葉と柏レイソルが対戦。0-1で柏が勝利した。 シーズン開幕を1週間後に控えた中、毎年恒例となっている千葉ダービー。昨年は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で中止となっており、2年ぶりの開催となった。 新加入選手も互いにピッチに立った中、10分にその新加入であるドウグラスがゴールを決めて柏が先制。そのまま逃げ切った。 試合後、清水エスパルスから完全移籍で今季加入した中村がメディア対応に登場。初の実戦を終えての感想を語った。 「思ったより攻撃の精度もあり、距離感も良かったので、キャンプでやっていたことが出せたと思います。細かい部分でのミス、連係は試合を重ねれば良くなると思います」 清水ではボランチや攻撃的なポジションをしていた中、この試合では右ウイングバックとして先発。ポジションについては「プロ1年目の長崎でやっていたので、久しぶりのポジションですが、ワイドに張るだけじゃなく、中に入ってボランチのような役割も感覚でやって良いと言われているので、自分のやりやすいようにやれました」と、久々ながらも一定の手応えを感じたようだ。 その右WBについては「最初はFWを少しやっていて、2日目に監督がどこやりたいと聞かれてボランチと答えましたが、システムが3枚になってウイングバックできるかと言われて、1年目にやったのでできると言って、今のポジションに落ち着いています」と、割と早い段階でネルシーニョ監督の構想としてWBがあったようだ。 自由な面もありながら、守備時についてはしっかりとウイングバックとしての役割を果たしている中村。「守備の時は上下動があるので、そこはしっかりやらなければいけないですが、攻撃は自分の感覚だったり、監督がキャンプで求めていないこともキャンプではあったので、上手くバランスを見て、自分の良さを出せるようにポジションを取りました」と、守備面は規律を守りながらも、攻撃面ではある程度自由を与えられているようだ。 チームに加わって日が浅い中、周りの選手とのコミュニケーションについては「新加入で昨年ケガに悩まされて試合ではあまりプレーしていないので、自分の特徴とか、そういう部分は周りがわかっていなかったです」と、なかなか苦しんだとコメント。「ただ、年齢も上の方なので、比較的多くコミュニケーションをとって、キャンプも2週間以上やって、周りの良さも自分の良さも上手く伝えられたと思います」と、キャンプ中にしっかりと連係を高めることはでき、自分のことも知ってもらえたと語った。 右サイドでは、3バックの右に入った大南拓磨との関係性も重要に。その点については、「拓磨がハードワークしてくれるし、自分がやりやすいようにポジションを取ってくれます。スプリント能力も売りなので、僕が中で絡んで、スペースを上手く使うこともできていました。本数が少ないので、連係を深めてチャンス作れればと思います」と、より精度を上げていきたいと意気込みを語った。 また、試合中にはゴール前でのFKの場面ではマテウス・サヴィオ、ドウグラスとキッカーの相談をする場面も。そのシーンについては「FKはめちゃくちゃ蹴りたかったです。俺蹴ると言って、サヴィオも自分が蹴ると言っていて、ジャンケンしようと言って、しっかり負けました」とジャンケンに敗れて今日は蹴れず。「キャンプでも蹴っていて手応えもありましたし、サヴィオとFKをどっちが蹴るかはこれからも出てくると思うので、次はジャンケンに負けないようにしたいと思います」と、シーズン中も積極的にキッカーを務めたいと考えているようだ。 2022.02.11 20:49 Fri4
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