柿谷ベンチ外のバーゼルが快勝 田中順也は今季初先発もGK退場で早々に交代《EL》

2015.11.06 08:04 Fri
▽FW柿谷曜一朗が所属するバーゼル(スイス)は5日、ヨーロッパリーグ(EL)グループI第4節でベレネンセス(ポルトガル)とのアウェイ戦を2-0で制した。柿谷はベンチ外だった。

▽序盤から前に出るバーゼルは、多くのビッグクラブが注目する18歳のベルギー代表FWエンボロを軸に攻める。そのエンボロがゴール前の決定機でシュートを左ポストに当てるなどチャンスを逸する場面もあったが、46分には先制した。ボックス右でエンボロがフィリペ・フェレイラに足を引っ掛けられたとしてPKを獲得。これをヤンコが冷静に沈めた。

▽迎えた後半、バーゼルは64分にツフィのスルーパスで最終ライン裏に抜け出したエンボロがGKをかわして無人のゴールにシュートを流し込み、スコアを2-0とする。そのまま相手の攻撃をシャットアウトしたバーゼルは、今節でレフ・ポズナニ(ポーランド)に勝利した2位のフィオレンティーナから勝ち点3差をつけてグループ首位に立っている。
▽また、FW田中順也の所属するスポルティング(ポルトガル)は、グループH第4節でスカンデルベウ(アルバニア)とアウェイで対戦した。今季リーグ戦出場がなく、一部メディアでラージョへの移籍の可能性が伝えられた田中だが、この日は今季初先発。しかし、1点ビハインドを背負って迎えた前半17分にボックス内で相手を倒したGKルイ・パトリシオが退場となり、直後に田中が交代することに。このPKを決められた上に後半にも追加点を奪えなかったスポルティングは、そのまま0-3で敗戦。勝ち点4にとどまったスポルティングはグループHで首位のロコモティフ・モスクワ(勝ち点8)、2位のベシクタシュ(勝ち点6)に次ぐ、3位となっている。

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