連勝が5でストップのナポリ、首位浮上のチャンス逸する《セリエA》

2015.11.02 00:57 Mon
ナポリは1日、セリエA第11節でジェノアの本拠地ルイジ・フェラリスに乗り込み、0-0で終了した。

▽4日前に行われた前節パレルモ戦を2-0で快勝した3位ナポリ(勝ち点21)は、リーグ戦5連勝中。そのパレルモ戦のスタメンからサッリ監督は3選手を変更。インシーニェがベンチスタートとなったが、アランやクリバリといった主力がスタメンに戻った。

▽勝利すれば首位浮上となるナポリがいつも通りの[4-3-3]の布陣で臨んだのに対し、[3-4-3]の攻撃的な布陣を採用する15位ジェノア(勝ち点11)がアグレッシブな入りを見せたことで、序盤は拮抗した展開が続く。
▽5分にカジェホンの左足シュートでゴールに迫ったナポリだったが、GKペリンの好守に阻まれると、その後はなかなかイグアインが前線で起点となれないことで攻撃の形を作れず、主導権を握れない状況を強いられた。

▽前半半ばを過ぎてもペースを掴みきれないナポリに対し、ラクサールの仕掛けでけん制するジェノアは、ムニョスとジェマイリが負傷するアクシデントに見舞われる。それでも、ナポリ攻撃陣に自由を与えなかったジェノアは、追加タイムにイグアインがボックス右から放ったシュート以外にピンチを迎えることなく、前半をゴールレスで終えた。
▽迎えた後半立ち上がりから圧力を強めたナポリは開始3分にクリバリがネットを揺らすも、オフサイドの判定によってゴールを取り消される。続く4分にはイグアインがミドルシュートでゴールに迫ったが、わずかに枠を捉えきれなかった。

▽その後も前半とは打って変わって一方的に攻め立てるナポリは、53分にハムシクが中盤から飛び出して決定的なシュートを放つと、54分にもイグアインがGKペリンを強襲するシュートを浴びせていく。

▽ナポリの攻勢が強まる中、メルテンスが負傷してインシーニェとの交代を強いられたナポリは、ここからトーンダウン。やや攻め疲れたことで67分にカジェホンに代えてガッビアディーニを投入するも、75分にフィゲイラスの枠内シュートを浴びるなど、後半序盤のような圧力をかけられず時間が経過してしまう。結局、追加タイムのガッビアディーニの直接FKもGKペリンにセーブされてタイムアップ。引き分けに終わって連勝が5で止まり、首位浮上のチャンスを逸した。

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