ソン・フンミンのプレミア初ゴールでスパーズが公式戦3連勝《プレミアリーグ》

▽プレミアリーグ第6節のトッテナムvsクリスタル・パレスが20日に行われ、ホームのトッテナムが1-0で勝利した。

▽前節、サンダーランドに競り勝って今シーズンのリーグ戦初勝利を手にしたトッテナムは、ミッドウィークに行われたヨーロッパリーグのカラバフ戦もソン・フンミンの2ゴールの活躍などで勝利し、公式戦2連勝。徐々に復調気配が漂うチームは、エースのケインとソン・フンミンを先発に並べて難敵クリスタル・パレス撃破を狙った。

▽立ち上がりから主導権を握るトッテナムは、開始3分にセットプレーからケインがファーストシュートを放つ。さらに最前線のケインを起点に2列目のラメラ、ソン・フンミン、シャドリが積極的に仕掛けて相手を押し込む。17分にはラメラ、22分にはシャドリがミドルシュートで相手GKマッカーシーを脅かすが、ここは先制点とはならず。
▽一方、押し込まれながらもキャバイエを起点に得意の高速カウンターを仕掛けるクリスタル・パレスは、前半終了間際に絶好機を迎える。45分、ボックス右でパスを受けたキャバイエが右足を一閃。だが、このシュートは惜しくも左ポストを叩き、前半はゴールレスで終了した。

▽後半も優勢に試合を運ぶトッテナムは53分にラメラがゴール左上隅を捉えた直接FKを放つと、58分にはソン・フンミンのシュートのこぼれ球に反応したベン・デイビスが頭で押し込むも、ここはオフサイドの判定。この決定機を逸したホームチームは65分、ボックス右に侵攻したバカリ・サコに決定的なシュートを許すが、ここはGKロリスが何とか右手で触ってボールは左ポストを叩いた。▽ホーム初勝利に向けてゴールがほしいトッテナムのポチェッティーノ監督は、66分にシャドリを下げて負傷明けのエリクセンをピッチに送り出す。すると、この交代が先制点をもたらす。68分、自陣深くでのロングカウンターでエリクセンのスルーパスに抜け出した左サイドのソン・フンミンがボックス左から左足のシュートを放つと、これがGKの股間を抜いてゴールネットに吸い込まれた。

▽トッテナムはその後のクリスタル・パレスの反撃を粘り強い守備で凌ぎ切って、リーグ戦2試合連続の1-0で勝利。ソン・フンミンの公式戦2試合連続ゴールで勝利したスパーズが公式戦3連勝を飾った。