【CLグループA展望】成熟のPSGと試行錯誤のマドリー

2015.09.15 14:00 Tue
◎本命:パリ・サンジェルマン(フランス)
○対抗:レアル・マドリー(スペイン)
▲注意:シャフタール(ウクライナ)
…大穴:マルメ(スウェーデン)

▽グループAは、5シーズン連続でベスト4に進出しているレアル・マドリーと、3シーズン連続でベスト8の壁に阻まれ続けているパリ・サンジェルマン(PSG)が同居。ただ、チームとして成熟しつつあるPSGに対して、指揮官が替わったマドリーは試行錯誤が続いている状況だ。マドリーをリスペクトしすぎなければ、PSGが首位通過を果たす可能性も十分考えられる。また、戦力的には前述の2チームが頭一つ抜けているものの、個の能力に秀でたブラジル人選手を攻撃の中核に据えるシャフタールも侮れない。スウェーデン王者のマルメは、リーグ戦でも苦しい戦いが続いており、グループステージの突破は厳しそうだ。

▽成熟度という面では、ブラン監督の下で3シーズン目を迎えるPSGに分があるだろう。昨季までの主力はそのままであり、チームとしての戦い方も変わっていない。そこにMFディ・マリアやDFクルザワといった主軸クラスのメンバーが加わった格好だ。国内リーグでも開幕から順調に勝ち点を積み重ねている。直近のボルドー戦は、GKトラップのミスから2つの失点を喫して引き分けに終わったが、これが今季の初失点であり、守備は比較的安定している。攻守のバランスもとれており、“現段階”ではグループAの本命と言えそうだ。

▽一方のレアル・マドリーも今季のリーグ戦では3試合連続無失点で、直近の2試合では
11得点を記録している。しかし、そのスコアが表すほど一方的な内容ではなかった。主軸はそれほど入れ替わっていないが、現在はベニテス新監督の下、チームにとって最適なバランスを模索している段階。守備に関しても無失点は継続しているが、失点を喫してもおかしくない場面は散見された。また、FWベンゼマとDFマルセロのバックアッパーという課題も解決されていないまま。2人のコンディション次第ではPSGには苦戦を強いられるだろう。未知数な部分が大きいため、自力はあるものの対抗とした。
▽そして、このグループの3番手と目されているのがシャフタールだ。守備陣にウクライナ代表クラスを揃え、攻撃の主軸は個の能力に秀でたブラジル人選手たちが担う。特に攻撃の破壊力は驚異的なものがあったが、ルイス・アドリアーノがミラン、フェルナンドがサンプドリア、そしてドグラス・コスタがバイエルンへと移籍してしまった。その一方で目立った補強はなく、苦戦は必至。そういった状況下でも、MFベルナールやMFテイシェイラ、MFタイソンといったブラジル人選手にかかる期待は大きい。また、古巣への復帰を果たしたFWエドゥアルドにも注目だ。

▽スウェーデン王者のマルメだが、監督が交代した今季は国内リーグでも苦戦が続いている。スウェーデンリーグは春秋制を採用しているため、ここから佳境を迎えるリーグ戦の影響も気になるところ。チームとしての完成度は上がっている反面、疲労も溜まっているはずだ。昨季のグループステージではオリンピアコス相手にホームで勝っているが、その他は善戦しながらも全敗でグループの最下位だった。その他の3チームがCLの常連組なだけに、今季も厳しい戦いになることは間違いないだろう。

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