【補強候補を探るVol.15】その他の有力クラブを探る～プレミアリーグ編～

▽今夏も様々な情報が飛び交っている移籍市場。超WSでは、「補強候補を探る」と題して、7月下旬まで不定期で14のビッグクラブの動きを分析してきた。最後に番外編として、その他の有力クラブをお届けする。

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【トッテナム】
▽ポチェッティーノ体制2季目のトッテナムは、5季ぶりのCL出場権獲得が新シーズンにおける最大の目標。FWハリー・ケインやMFナビル・ベンタレブといった下部組織出身の有能な若手が台頭する中、ここまではDFトビー・アルデルヴァイレルトやDFケビン・ヴィマーなど最終ラインを補強しつつ、MFパウリーニョやMFエティエンヌ・キャプーといった中盤の余剰戦力を整理してきた。

▽移籍市場の閉幕までに進めたいのは、FWロベルト・ソルダードとFWエマヌエル・アデバヨールの放出と、彼らに代わる新しいストライカーの獲得だ。獲得候補としては、FWフェルナンド・ジョレンテ(ユベントス)やFWサイード・ベラヒノ(WBA)、FWハビエル・エルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド)といった名前が挙がっている。ジョレンテとエルナンデスは売却要員と見られており、ベラヒノもビッグクラブへの移籍を望んでいると伝えられているため、あとはスカウト部門を取り仕切るポール・ミッチェル氏やダニエル・レヴィ会長の手腕次第といえそうだ。
★来シーズンのトッテナム基本布陣(想定)

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【サウサンプトン】
▽昨夏にFWリッキー・ランバートやMFアダム・ララナ、DFデヤン・ロブレン、DFルーク・ショーといった主力をビッグクラブに引き抜かれながらも、シーズンを通して上位争いを演じたサウサンプトン。今夏はMFモルガン・シュナイデルランとDFナサニエル・クラインが去った中、クーマン監督は昨夏のFWグラツィアーノ・ペッレと同様にフェイエノールトで指導していたMFジョルディ・クラジーを獲得し、シュナイデルランの穴を埋めている。▽一方、DFトビー・アルデルヴァイレルトを完全移籍させることができなかったものの、DFスティーブン・コーカーという屈強なセンターバックを確保。DF吉田麻也は今シーズンも簡単ではないポジション争いが待ち受けるはずだ。また、ヒザの重傷で昨シーズンを棒に振ったMFジェイ・ロドリゲスの復帰はある意味で補強の1つといえる。ただ、全体的に選手層が薄く、主軸の離脱がチームに多大な影響を及ぼす可能性がある。現時点で具体的な獲得の噂はないが、ヨーロッパリーグの本戦出場を決めた場合は新たに動き出すかもしれない。

★来シーズンのサウサンプトン基本布陣(想定)