ベイル弾でウェールズがベルギーとの首位攻防戦を制す《ユーロ2016予選》

2015.06.13 06:25 Sat
▽ユーロ2016予選グル-プB第6節のウェールズ代表vsベルギー代表が12日にカーディフ・シティ・スタジアムで行われ、1-0でウェールズが勝利した。

▽グループB2位のウェールズ(勝ち点11)は、代表50キャップ目のベイルやラムジー、ジョー・アレンなど、主力が順当にスタメンに名を連ねた。対する首位のベルギー(勝ち点11)は、7日に行われた親善試合のフランス戦からスタメンを1人変更。10日の練習中にそ径部を負傷したフェライーニに代え、ケガ明けのデ・ブライネが先発で起用された。

▽グループBの首位攻防戦は、両チームがアグレッシブな入りを見せる。ウェールズは6分、ラムジーの右CKを中央のカヌがヘディングで狙うも、これはゴール左に外れた。一方のベルギーは11分、メルテンスとのパス交換でマークを外したナインゴランが、ボックス手前からゴール右隅を狙ったコントロールシュートを放つが、これはGKヘネシーの好セーブに阻まれた。
▽その後も一進一退の攻防を繰り広げる両チームだが、先制点は意外な形で生まれる。25分、相手FKのクリアボールを自陣ボックス手前のナインゴランがヘディングでGKクルトワに戻そうとする。しかし、このボールがゴール前のベイルに繋がると、フリーのベイルがシュートをゴールに流し込んだ。先制に成功したウェールズは、33分にもラムジー、カヌと立て続けに相手ゴールに迫ったが、追加点は生まれず、前半は1-0で終了した。

▽迎えた後半、ベルギーはメルテンスに代え、ルカクを投入。すると、開始早々の47分に左CKからベンテケがシュート。さらに48分にはルカク、49分にデ・ブライネと立て続けにウェールズゴールを襲った。
▽後半はボールポゼッションを高め、相手陣内に攻め込むベルギーだが、集中した守りを見せるウェールズ守備陣に苦戦。ヴィルモッツ監督は76分、アンデルヴァイレルトに代え、カラスコを投入。さらに攻撃に厚みを加えたが、これも機能せず。最後まで集中した守りを見せたウェールズがベイルの1点を守り抜き、首位攻防戦を制した。

▽また、同日に行われたボスニア・ヘルツェゴビナ代表vsイスラエル代表は、3-1でボルニア・ヘルツェゴビナが勝利した。試合は41分にベン・ハイムのゴールでイスラエルが先制。しかし、すぐに反撃に転じたボスニア・ヘルツェゴビナは、直後の43分にヴィスカが同点弾を決めると、前半アディショナルタイムにゼコが逆転ゴール。さらに76分には、ヴィスカがこの試合2点目となる3点目を奪い、ボスニア・ヘルツェゴビナが逆転勝利を飾った。なお、グループBもう1試合のアンドラ代表vsキプロス代表は3-1でキプロスが勝利した。

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