サンプドリアに勝利のラツィオがローマに圧力《セリエA》
2015.05.17 05:40 Sun
▽セリエA第36節サンプドリアvsラツィオが16日にサンプドリアの本拠地ルイジ・フェラリスで行われ、0-1でラツィオが勝利した。
▽サンプドリア(勝ち点54)は前節ウディネーゼ戦を快勝し、EL出場権の得られる6位をキープ。7位ジェノア(勝ち点53)、8位インテル(勝ち点52)ら後続が追走してくる中、エトーやムリエル、パロンボら主力がスタメンとなった。
▽一方、3位ラツィオ(勝ち点63)は前節、退場者を2人出してインテルに敗れた。次節、1ポイント差で追う2位ローマ(勝ち点64)とのCLストレートインを懸けた直接対決を控える中、インテル戦のスタメンから3選手を変更。出場停止のマウリシオ、GKマルケッティらに代わってジェンティレッティとGKベリシャらが起用された。
▽試合は地力に勝るラツィオがボールを保持し、サンプドリアが自陣に構える構図で推移。ただ、互いに慎重な入りを見せたため、シュートの少ない静かな展開となった。そんな中、フェリペ・アンデルソンとカンドレーバの両ワイドのポジションを入れ替えながらサイド攻撃を狙うラツィオは、21分にパローロがミドルシュートでゴールに迫った。
▽そのラツィオは31分に決定機。カウンターに転じ、フェリペ・アンデルソンが左サイドを突破してクロスを入れたが、飛び込んだルリッチにはわずかに合わなかった。
▽迎えた後半もラツィオがボールを保持する展開でスタート。しかし、最初にチャンスを迎えたのはサンプドリアだった。48分、ソリアーノのスルーパスに抜け出したエトーがボックス左に侵入。だが、丁寧に放ったシュートは枠のわずか右に外れた。
▽すると54分、ラツィオがセットプレーを生かして先制する。レデスマの左CKをジェンティレッティが右足で合わせて押し込んだ。リードしたことで自陣に引きながらカウンターを狙うラツィオは、61分にカンドレーバがミドルシュートでゴールに迫る。
▽一方、サンプドリアは62分に2枚代えを行い、エトーとアックアーに代えてベルヘッシオとリッツォを投入した。しかし、主導権を奪い返せず、69分にはカンドレーバ、74分にはF・ジョルジェビッチに決定的なシュートを打たれてしまう。
▽終盤にかけてもサンプドリアに付け入る隙を見せなかったラツィオが1-0で勝利。明日試合を行うローマにプレッシャーをかけている。
▽サンプドリア(勝ち点54)は前節ウディネーゼ戦を快勝し、EL出場権の得られる6位をキープ。7位ジェノア(勝ち点53)、8位インテル(勝ち点52)ら後続が追走してくる中、エトーやムリエル、パロンボら主力がスタメンとなった。
▽一方、3位ラツィオ(勝ち点63)は前節、退場者を2人出してインテルに敗れた。次節、1ポイント差で追う2位ローマ(勝ち点64)とのCLストレートインを懸けた直接対決を控える中、インテル戦のスタメンから3選手を変更。出場停止のマウリシオ、GKマルケッティらに代わってジェンティレッティとGKベリシャらが起用された。
▽そのラツィオは31分に決定機。カウンターに転じ、フェリペ・アンデルソンが左サイドを突破してクロスを入れたが、飛び込んだルリッチにはわずかに合わなかった。
▽するとその直後にはサンプドリアにも決定機が訪れる。しかし、スルーパスに反応してボックス右に進入したソリアーノのシュートは枠の左へ外れた。さらに43分、デ・シルベストリが右サイドを突破して上げたクロスに、オビアンがボレーで合わせたシュートも大きく枠を外し、前半はゴールレスで終了した。
▽迎えた後半もラツィオがボールを保持する展開でスタート。しかし、最初にチャンスを迎えたのはサンプドリアだった。48分、ソリアーノのスルーパスに抜け出したエトーがボックス左に侵入。だが、丁寧に放ったシュートは枠のわずか右に外れた。
▽すると54分、ラツィオがセットプレーを生かして先制する。レデスマの左CKをジェンティレッティが右足で合わせて押し込んだ。リードしたことで自陣に引きながらカウンターを狙うラツィオは、61分にカンドレーバがミドルシュートでゴールに迫る。
▽一方、サンプドリアは62分に2枚代えを行い、エトーとアックアーに代えてベルヘッシオとリッツォを投入した。しかし、主導権を奪い返せず、69分にはカンドレーバ、74分にはF・ジョルジェビッチに決定的なシュートを打たれてしまう。
▽終盤にかけてもサンプドリアに付け入る隙を見せなかったラツィオが1-0で勝利。明日試合を行うローマにプレッシャーをかけている。
ラツィオの関連記事
セリエAの関連記事
|
ラツィオの人気記事ランキング
1
好調ラツィオ牽引のペドロが年明けデルビーへ早くも臨戦態勢…「ラツィオに売却してくれたことに感謝している」
好調ラツィオを牽引する元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスが、年明けに控える古巣対戦へ早くも闘志を燃やしている。 イゴール・トゥドールからマルコ・バローニへの指揮官交代に、重心チーロ・インモービレ、ルイス・アルベルト、フェリペ・アンデルソンらと袂を分かつ、大刷新を敢行して今シーズンに臨んだラツィオ。 開幕時点での下馬評は低かったが、ここまでは首位のナポリと1ポイント差のセリエA5位に加え、ヨーロッパリーグでは唯一の4連勝と、クラウディオ・ロティート会長の賭けは見事に成功している。 その新生ビアンコチェレスティを牽引する37歳のベテランアタッカーは、ここまでの公式戦12試合6ゴール2アシストと衰え知らずのパフォーマンスを披露している。 その絶好調の元バルセロナFWは、イタリア『Il Messaggero』のインタビューで来年1月5日に控える古巣ローマとのデルビー・デッラ・カピターレへの熱い思いを語った。 2020年夏にチェルシーからローマへのフリートランスファーでセリエAでのキャリアをスタートしたペドロだが、翌年に当時の指揮官ジョゼ・モウリーニョから構想外を言い渡された末、宿敵のラツィオへフリートランスファーで電撃移籍。 その際にポルトガル人指揮官とジャッロロッシへの憤りを示し、初の古巣対戦ではチームをデルビー勝利に導く痛烈な恩返し弾も挙げていた。 移籍から3年が経過したこともあり、「ローマとモウリーニョについてすでに話した詳細を繰り返したくない」と当時に比べて怒りの感情は薄れつつあるものの、改めて古巣に関してコメントを求められると、痛烈な皮肉を交えて対抗意識を燃やしている。 「それらは過去のことであり、実際、彼らは当時最良の決断を下した。首都のトップチーム、つまりラツィオに自分を売却してくれたことに感謝しているよ」 「僕は競争の激しいセリエAでプレーを続けたかったし、その願いが叶ったよ」 さらに、好対照の序盤戦を過ごす両者が対峙する年明けの大一番に向けては「次のデルビーで得点を挙げたい。いつも複雑な試合だ。今はイベントの感情と情熱も味わっている。試合の意味をより深く理解していて、すでに得点していてもさらに難しくなる」と、その意気込みを語っている。 2024.11.18 08:15 Mon2
セネガル代表FWディアがマラリアに感染…所属するラツィオでも当面欠場へ
ラツィオのセネガル代表FWブライエ・ディアがマラリアに感染。当面の間、離脱する見通しになったとのことだ。 イタリア『カルチョメルカート』によると、ラツィオにセネガルサッカー連盟から連絡が届いたそう。ディアはセネガル代表活動で西アフリカの母国に戻り、そこでの感染だという。 今回の連絡に先立ち、ディアは14日のアフリカネーショズカップ予選L組第5節・ブルキナファソ代表戦(A)を欠場。ブルキナファソへの遠征には加わらず、セネガル国内で治療中だそうだ。 これにより、19日の第6節・ブルンジ代表戦(H)も欠場が確定。15日にはセネガル国内で再検査を実施し、より高度な治療を受けるべく、近日中にイタリアへ戻ってくるとのことだ。 今後、当面の間はラツィオでも欠場する可能性が高いとみられている。 ディアはサレルニターナ時代の22-23シーズンにセリエAで16得点。条件付き買い取り義務が付帯したレンタル移籍で今季ラツィオ入りし、ここまで公式戦16試合で8得点を記録する。 2024.11.15 17:10 Fri3
「生まれながらのダイバー」モウリーニョ監督がペドロに不快感…過去の発言への反撃?
ローマのジョゼ・モウリーニョ監督が、ラツィオの元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスに不快感を示している。 12日、モウリーニョ監督率いるローマはセリエA第12節で宿敵ラツィオと対戦し、アウェイ扱いのローマ・ダービーは0-0のドロー決着となった。 7位のローマとしては、勝ち点「3」を積めばヨーロッパリーグ(EL)圏内の5位浮上も可能な一戦だっただけに、悔しいドローに。ただ、指揮官は試合の振り返りとして、チェルシー第二次政権時代に共闘したラツィオFWペドロを攻撃する。 「間違いなくペドロは素晴らしい選手だ。こっちはペドロをDFジャンルカ・マンチーニ1人に任せるようなことはせず、必要に応じてDFリック・カルスドルプの重心を低くさせ、彼にサポートしてもらう形をとったんだ」 「なぜなら、ペドロは素晴らしい選手であると同時に、生まれながらのダイバーであり、優れた競泳選手であり、見事なまでに美しくプールに飛び込むからだ」 どうやら試合中にローマMFレアンドロ・パレデスと激しく言い争うなどしたペドロの立ち振る舞いが気に食わなかった模様。というのも、モウリーニョ監督とペドロは以前から関係性が良くないのだという。 2015-16シーズンにチェルシーで共闘した両者。モウリーニョ監督が12月時点で解任されたため、期間としてはそれほど長くなかったわけだが、イギリス『ミラー』によると、このシーズンからチェルシー加入のペドロはのちにこの頃を振り返り、こんな発言に及んでいたそうだ。 「このシーズンはチーム全体がうまくいかなかった。プレミアリーグでの順位はもちろん、モチベーションも低かったし、気分も良くなかったと認めざるをえない。そして(モウリーニョ監督との)信頼関係もほとんどなかった」 また、モウリーニョ監督がローマに赴いた2021年夏、当時ローマ所属のペドロは入れ替わるようにしてラツィオへ移籍しており、これについても2年後の今夏、「僕は彼によって(ローマを)追い出された格好だ。僕と対話する意思はなかったようだね」などと振り返っている。 今回のローマ・ダービーを迎えるにあたり、敵将マウリツィオ・サッリ監督とも舌戦を繰り広げていたモウリーニョ監督。ドローに終わったフラストレーションがペドロへの反撃となって現れたようだ。 2023.11.13 16:20 Mon4
首都2クラブへの売り込みは好感触…ベルナルデスキが今冬のイタリア復帰を切望、カナダで代理人からの吉報を待つ
トロントFCの元イタリア代表MFフェデリコ・ベルナルデスキ(29)がイタリア復帰を切望中だという。 元ユベントスのベルナルデスキ。2021-22シーズン限りで契約満了を迎えると、同胞のロレンツォ・インシーニェとともにMLSトロントへ加入し、背番号10を背負って北中米カリブ海屈指の強豪をけん引している。 移籍に伴ってイタリア代表からフェードアウトしたなか、契約は2026年末まで…昨年末ごろからイタリア復帰が報じられるようになり、オフシーズンで帰国していた選手自らユベントスへの復帰希望を口に。トップレベルが懐かしくなったのだろうか。 年が明けて現在はカナダへ戻っているようだが、イタリア『カルチョメルカート』によると、代理人は今日現在もイタリアにとどまり、古巣ユベントス、ローマ、ラツィオと協議しているという。 「ベルナルデスキが帰りたい場所」と位置付けられるユベントスについては、スポーツ・ディレクター(SD)のクリスティアーノ・ジュントリ氏が獲得に躊躇。ナポリ時代に無名の若手獲得で名を上げた同SDは、人件費が安くないことは明らかな29歳をさほど必要としていないとのことだ。 ローマとラツィオの首都2クラブについては、イタリアの代理店が仲介する形でベルナルデスキ側から売り込み。両クラブともアンタッチャブルな存在になりうる右ウインガーの獲得を興味深いアイデアとして捉えており、ユベントスよりも可能性が高いとみられている。 ただし、完全移籍で獲得する余裕はなく、トロント側が格安レンタル料、または無償レンタルを容認することが大前提。500万ユーロ(約8億円)の現年俸については、ベルナルデスキ自身が大幅カットに同意済みとみられている。 1月移籍市場の閉幕まで残り1週間…トロント側は何らかの形で放出を許可するのか。今夏のユーロ2024に向けたイタリア代表復帰が念頭にあるとされるベルナルデスキ。代理人からの吉報をカナダで待ち続ける。 2024.01.25 20:50 Thu5