ドローのラツィオが3位後退 ヴィオラは連敗を4で止め、ディ・ナターレがR・バッジョを抜く待望の206ゴール目を記録《セリエA》

▽3日にアトレティ・アズーリ・ディタリアで行われたセリエA第34節のアタランタvsラツィオは、1-1のドローに終わった。

▽前節のパルマ戦で3試合ぶりの勝利を手にした2位のラツィオは、3位のローマとの勝ち点1差を維持している。CLストレートインができる2位の座を確保したい中、今節はクローゼが出場停止で欠場。代役を20歳のケイタが務めた。

▽立ち上がりから攻勢に出たラツィオは5分、ボックス手前からケイタが左足でコントロールシュートを放つも、これは左ポストに弾かれる。その後はセットプレーを軸とするアタランタの反撃をGKマルケッティの好守で凌ぐと、33分には右サイドからフェリペ・アンデルソンが入れたクロスからゴール前のケイタに決定機。しかし、ケイタのシュートはGKスポルティエッロに阻止されてゴールレスでハーフタイムを迎える。
▽後半に入ると、47分にアレハンドロ・ゴメスの強烈なシュートでゴールを脅かされたラツィオは、その直後のCKからビアーバにヘディングシュートを決められる。リードを奪われたラツィオは、ケイタが再三のチャンスを生かせず同点に追いつけない。

▽それでも、負傷明けのF・ジョルジェビッチを投入してゴールを奪いにいったラツィオは77分、右CKからパローロが倒れながらもボレーシュートを決めてスコアをタイに戻した。しかし、この後が続かずにドローで終了。ラツィオは、同節で勝利したローマに抜かれて3位に後退した。▽また、同時刻に行われたフィオレンティーナvsチェゼーナは、3-1でフィオレンティーナが勝利した。イリチッチの2ゴールでリードを広げたフィオレンティーナは、ジラルディーノのダメ押し弾で勝負を決めて連敗を4でストップ。サンプドリアとジェノアを抜いて5位に順位を上げている。

▽ヴェローナvsウディネーゼは、1-0でアウェイのウディネーゼが勝利。決勝ゴールを決めたディ・ナターレは、今シーズンの目標に掲げていたロベルト・バッジョ氏の持つセリエA通算205ゴールを抜く206ゴール目を挙げている。