ラージョがブエノ&マヌーチョ弾でイプルアを攻略 エイバルは11戦勝利なしと泥沼《リーガエスパニョーラ》

3日に行われたリーガエスパニョーラ第28節、イプルアでのエイバルvsラージョは2-1でラージョが勝ち点3を獲得した。

本拠地バジェカスと同じ横幅65メートルのピッチを有するイプルアに乗り込んだラージョ。序盤にはエイバルの攻勢に遭い、35分に失点を許す。ロングボールに抜け出したピオバッカリをGKクリスティアン・アルバレスが倒してPKを献上し、キッカーのアルアバレナにネットを揺らされた。

パコ・ヘメス監督は失点後、エミリアーノ・インスーアが機能していなかったと判断。代わりにナチョを投入して左サイドバックに据える。そして、この“見せしめ”とも捉えられそうな交代策の直後にチームはリアクションを見せた。

ラージョはまず40分、ティトのクロスからブエノがヘディングシュートによってリーガ17点目を記録すると、2分後にはマヌーチョがCKから頭を振って2点目。前日練習でP・ヘメス監督は「明日は良質なクロスが必要だ!」と叫んでいたが、選手たちはその指示を忠実に守り、2分で逆転を達成した。

後半はリードを得たラージョが最終ラインを高くしながら攻勢を仕掛け、ボールを奪われた際にも強靭なプレッシングによりエイバルの自由を許さず。しかしながらマヌーチョらが迎えた決定機を決め切れず、リードを広げられぬまま終盤を迎える。

終盤にはエイバルが、途中出場のマヌ・デル・モラルを中心として意地の猛攻を披露する。だがラージョはティト、C・アルバレスの好守によって何とか失点を防ぎ、1点差のままイグレシアス・ビジャヌエバ主審による試合終了のホイッスルを迎えている。

3連勝のラージョは勝ち点を38に伸ばし、レアル・ソシエダを抜いて暫定9位に浮上。11戦勝利なし(2分け9敗)と泥沼から一向に抜け出せないエイバルは、暫定で14位に位置している。
提供:goal.com