ドルトムントが香川1G1Aで清武1Aのハノーファーに勝利《ブンデスリーガ》

2015.03.22 01:29 Sun
▽ブンデスリーガ第26節ハノーファーvsドルトムントが21日、ハノーファーの本拠地AWDアレーナで行われ、2-3でドルトムントが勝利した。ハノーファーの清武はフル出場して1アシストをマーク。酒井宏は84分までプレー。ドルトムントの香川はフル出場して1ゴール1アシストをマークした。

▽前節ボルシアMGに完敗し、実に9試合白星のないハノーファー。残留プレーオフに回らなければならない16位パーダーボルンとのポイント差が4となっている中、清武が3試合連続先発となり、酒井宏が3試合ぶりに先発となった。

▽対するリーグ戦ここ2試合連続ゴールレスドロー中のドルトムントは、3日前に行われたCLユベントス戦で0-3の完敗を喫し、敗退が決まった。チーム状態が再び下降気味の中、ユベントス戦で出場機会のなかった香川が先発となった。
▽清武が左インサイドMFの位置に入る[4-1-2-3]の攻撃的な布陣で臨んだハノーファーがアグレッシブな入りを見せる。両インサイドMFの清武とシュティンドルがボールに絡んでリズムを作るハノーファーは、ボールホルダーにも激しく当たっていく。

▽一方、開始45秒にブワシュチコフスキの強烈な左足ボレーが枠を捉えたドルトムントだったが、ハノーファーの勢いに押し込まれてしまう。そんな中、11分に香川がボックス内から左足シュートを放ったドルトムントは、前がかるハノーファーに対してディフェンスライン裏を狙うことで揺さぶりをかけていった。
▽すると19分、ドルトムントがリーグ戦3試合ぶりのゴールで先制した。右サイドのブワシュチコフスキのクサビのパスを受けたロイスがスルーパスを供給。これに反応してボックス右に走り込んだオーバメヤンがゴール左へシュートを流し込んだ。

▽しかし31分、波に乗り切れないドルトムントに対し、ハノーファーが試合を振り出しに戻す。ブワシュチコフスキからボールを奪ってショートカウンターを仕掛けると、ビッテンコートがドリブルでボックス左に侵入。丁寧な折り返しをダイレクトで合わせたシュティンドルがゴール右にシュートを流し込んだ。

▽34分にもショートカウンターに転じたハノーファーだったが、ビッテンコートがGKとの一対一を外し、勝ち越しとはならない。ハーフタイムにかけても左サイドのビッテンコートの仕掛けで流れを引き寄せるハノーファーのペースで試合が進んだ中、前半は1-1で終了した。

▽迎えた後半、ハノーファーが前半終盤の流れを持続し、攻勢に出ていく。そして53分には、右サイドからの酒井宏のクロスボールをファーサイドのホセルがヘディングで合わせる決定機を迎えるも、ゴールライン上のフンメルスにヘディングでクリアされてしまう。ところが55分、ハノーファーはビッテンコートが2枚目のイエローカードを受けて退場となってしまう。

▽すると、数的優位となったドルトムントが直後の57分に香川のゴールで勝ち越しに成功する。ブワシュチコフスキのスルーパスをボックス右で受けたロイスが折り返し、フリーとなった香川が難なくゴールへ流し込んだ。

▽一方的にボールを保持するドルトムントは61分、香川のアシストでリードを2点に広げる。ボックス左に侵入した香川が右足アウトで上げた完璧なクロスをオーバメヤンがダイビングヘッドで押し込んだ。

▽その後もドルトムントが10人のハノーファーを圧倒。プリブやアルボノスを投入して反撃を狙ったハノーファーに対し、76分にパパスタトプーロスがGKツィーラーを強襲するシュートを放つと、80分にもブワシュチコフスキのラストパスを受けたロイスが左ポスト直撃のシュートを浴びせていった。

▽しかし82分、ハノーファーが意地を見せる。清武が浮いたボールを完璧なトラップで収めて味方へ丁寧にパス。ボックス手前左のシュティンドルがゴール右上にシュートを流し込んで1点差に詰め寄った。試合終盤にかけてはハノーファーが猛攻に出たがゴールを割れず、ドルトムントの逃げきりを許した。接戦を制したドルトムントはリーグ戦3試合ぶりの勝利を飾っている。

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