今季限りで引退の橋本がゴール! 町田が3位決定戦を制す《PUMA CUP 2015》

▽15日に東京・国立代々木競技場第一体育館で、PUMA CUP 2015(第20回全日本フットサル選手権大会)の3位決定戦が行われ、ペスカドーラ町田vsバルドラール浦安は、町田が4-1で勝利した。

▽昨年の同大会と同一カードとなった今大会の3位決定戦。両チームともにゆっくりとした立ち上がりとなる中、先手を奪ったのは町田だった。2分に左CKを獲得すると、森谷優太が入れたボールが永島俊に当たってゴールネットを揺らした。その後も勢いに乗る町田は10分、今季限りでの現役引退を表明した橋本圭悟[写真]がトゥキックからGK藤原潤の股を抜くシュートを沈めて、2点目を奪った。

▽一方の浦安は前半の終盤に2度のビッグチャンスを得る。町田が6つ目、7つ目のファウルを犯したことで、浦安が第2PKを獲得。しかし、稲葉洸太郎が蹴った一本目のシュートはGKイゴールがセーブ。二本目の完山徹一が狙ったシュートは枠を外してしまい、前半は町田が2点のリードを保ったまま終了した。
▽迎えた後半は、追いかける浦安がプレスを強めてゴールを奪いにかかる。しかし、31分にカウンターから永島が3点目を奪う。すると浦安は6分を残して完山をGKに入れたパワープレーを開始。ところが35分に金山友紀のパワープレー返しが決まる。4点差とされた浦安は、38分に高橋健介がゴールを奪うが、反撃もここまで。町田が3位決定戦を制して、今季限りで現役引退を発表したキャプテンの大地悟と橋本を白星で送り出した。

▽現役最後の試合でゴールを奪った橋本は「フットサルをやっていて良かったと思える瞬間」と率直な感想を口にした。橋本は「これがラストマッチ。全力で、後悔しないようにプレーして終わろう」との思いを持ってピッチに立つと、ゴールの場面は日本代表FP星翔太からボールを奪い取った橋本がカウンターを開始。最後はトゥキックで日本代表GK藤原の股を抜くシュートを決めた。▽橋本はラストマッチを振り返り、「ゴールも決めることができましたし、ドリブルでも魅せることができました。本当に良かったです。最後に良かったと思える試合ができて嬉しいです」とコメント。最高の形で現役最後の試合を締めくくった。