プレビュー:下克上の大阪が絶対王者の牙城に挑む《Fリーグ2014/2015 プレーオフ》
2015.02.28 09:00 Sat
▽Fリーグ2014/2015 powered by inゼリープレーオフFinal Roundが2月28日(土)、愛知県・テバオーシャンアリーナで開幕する。
◆レギュレーション
▽今シーズンの王者を決する一戦では、リーグ戦を1位で終えた名古屋オーシャンズと、リーグ戦の5位から下克上を成し遂げてプレーオフを勝ち上がってきたシュライカー大阪が激突。そしてプレーオフのFinal Roundでは、リーグ1位の名古屋に1勝(勝ち点3)のアドバンテージが与えられている。
▽試合は最大で2試合行われ、勝利で勝ち点3、引き分けで勝ち点1、敗戦は勝ち点0となる。2試合を終えて両者が勝ち点で並んだ場合は、そのまま延長戦が行われ、それでも決着が付かない場合はPK戦で優勝チームを決する。
◆俄然有利の絶対王者
▽Fリーグ開幕から7連覇を達成している“絶対王者”の名古屋は今シーズン、オーシャンカップ(Fリーグカップ戦)とAFCフットサルクラブ選手権(フットサルのACL)の2冠を達成。今回のプレーオフFinal Round(リーグタイトル)と3月中旬に行われる全日本選手権(フットサルの天皇杯)で優勝すれば、史上初の4冠達成となる。それだけに高いモチベーションで、リーグ戦最後の試合に臨むはずだ。
▽絶対王者と言われる名古屋だが、今シーズンはケガ人が続出し、フルメンバーで戦えない状況が続いた。そのため第13節の大分戦(2-3)、第14節の浦安戦(4-5)では約2年8カ月ぶりの連敗を喫するなど、例年よりも苦しいシーズンを過ごしてきた。
▽また、4シーズン連続で得点王に輝いたFP森岡薫を筆頭に、ポルトガル代表FPペドロコスタや、ブラジル代表FPセルジーニョ、ブラジル人FPラファエルサカイといった強烈な個が揃っている。コンディション面の懸念が払拭された今、本来の強さを目にすることができるだろう。
◆歴史を変えるためのパワープレー
▽一方の大阪は、プレーオフの1st Round、2nd Roundを勝ち上がって名古屋への挑戦権を得た。しかし連戦の疲れを抱えたまま、絶対王者に真っ向勝負を挑むのはリスクが高すぎる。そこで打開策として挙げられるのが、試合序盤からの『パワープレー』だ。
▽本来、パワープレーは、ビハインドのチームがゴレイロ(サッカーのGK)をFPに代えて5人全員で攻め込む戦術だ。そのため、フィールドは4対5の状況となり、数的に優位なチームが余裕を持ってパスを回し、相手ディフェンスは高い集中力を維持しなければならない。しかし、その反面、ゴールマウスを開けて全員で攻撃をしているため、1つのミスが命取りとなる危険性もはらんでいる。
▽また、パワープレーは通常、攻守が入れ替わる度にゴレイロとFPを入れ替える必要があるのだが、大阪のGK宮竹晴紀は足元の技術に定評があるため、選手を入れ替えず、フィールドの状況や試合の流れに応じて通常の形とパワープレーを使い分けることができる。FPがゴレイロの代わり務めることもある他クラブのパワープレーに比べると、失点のリスクは少ない。
▽前述したように、パワープレーは数的有利の状況で、余裕を持ってパスを回すことができる。連戦の疲れが懸念される大阪にとっては、ボールを保持する時間を伸ばせるパワープレーの方が、真っ向勝負を挑むよりも勝機を見いだせるはずだ。今シーズンの大阪は名古屋と3戦して1分2敗と負け越しているが、流れの中でのパワープレーを行っていない。大阪が最近の試合で用いるようになった秘策のパワープレーで主導権を握ることができれば、歴史を変えることができるかもしれない。
◆2シーズンぶりの覇権争い
▽両チームがプレーオフで相見えるのは今回で2回目。2シーズン前のプレーオフでは、1勝のアドバンテージを得ていた名古屋が2連勝を飾り(当時のレギュレーションでは先に3勝したチームが優勝)6度目の王座に輝いた。果たして、名古屋が前人未到の8連覇を達成するのか、または大阪が新時代の幕を開けるのか――。注目の第1戦は28日、14時キックオフ!!
◆レギュレーション
▽今シーズンの王者を決する一戦では、リーグ戦を1位で終えた名古屋オーシャンズと、リーグ戦の5位から下克上を成し遂げてプレーオフを勝ち上がってきたシュライカー大阪が激突。そしてプレーオフのFinal Roundでは、リーグ1位の名古屋に1勝(勝ち点3)のアドバンテージが与えられている。
▽試合は最大で2試合行われ、勝利で勝ち点3、引き分けで勝ち点1、敗戦は勝ち点0となる。2試合を終えて両者が勝ち点で並んだ場合は、そのまま延長戦が行われ、それでも決着が付かない場合はPK戦で優勝チームを決する。
▽Fリーグ開幕から7連覇を達成している“絶対王者”の名古屋は今シーズン、オーシャンカップ(Fリーグカップ戦)とAFCフットサルクラブ選手権(フットサルのACL)の2冠を達成。今回のプレーオフFinal Round(リーグタイトル)と3月中旬に行われる全日本選手権(フットサルの天皇杯)で優勝すれば、史上初の4冠達成となる。それだけに高いモチベーションで、リーグ戦最後の試合に臨むはずだ。
▽絶対王者と言われる名古屋だが、今シーズンはケガ人が続出し、フルメンバーで戦えない状況が続いた。そのため第13節の大分戦(2-3)、第14節の浦安戦(4-5)では約2年8カ月ぶりの連敗を喫するなど、例年よりも苦しいシーズンを過ごしてきた。
▽それでも、負傷離脱していたFP(※フィールドプレーヤーの略)白方秀和やFP北原亘がリーグ最終節で戦列に復帰を果たすなど、徐々に戦力が復帰。さらに、リーグ戦からプレーオフFinal Roundまでの2週間を準備期間にあてられたため、コンディションを上げた状態で大阪戦に臨むことができる。
▽また、4シーズン連続で得点王に輝いたFP森岡薫を筆頭に、ポルトガル代表FPペドロコスタや、ブラジル代表FPセルジーニョ、ブラジル人FPラファエルサカイといった強烈な個が揃っている。コンディション面の懸念が払拭された今、本来の強さを目にすることができるだろう。
◆歴史を変えるためのパワープレー
▽一方の大阪は、プレーオフの1st Round、2nd Roundを勝ち上がって名古屋への挑戦権を得た。しかし連戦の疲れを抱えたまま、絶対王者に真っ向勝負を挑むのはリスクが高すぎる。そこで打開策として挙げられるのが、試合序盤からの『パワープレー』だ。
▽本来、パワープレーは、ビハインドのチームがゴレイロ(サッカーのGK)をFPに代えて5人全員で攻め込む戦術だ。そのため、フィールドは4対5の状況となり、数的に優位なチームが余裕を持ってパスを回し、相手ディフェンスは高い集中力を維持しなければならない。しかし、その反面、ゴールマウスを開けて全員で攻撃をしているため、1つのミスが命取りとなる危険性もはらんでいる。
▽また、パワープレーは通常、攻守が入れ替わる度にゴレイロとFPを入れ替える必要があるのだが、大阪のGK宮竹晴紀は足元の技術に定評があるため、選手を入れ替えず、フィールドの状況や試合の流れに応じて通常の形とパワープレーを使い分けることができる。FPがゴレイロの代わり務めることもある他クラブのパワープレーに比べると、失点のリスクは少ない。
▽前述したように、パワープレーは数的有利の状況で、余裕を持ってパスを回すことができる。連戦の疲れが懸念される大阪にとっては、ボールを保持する時間を伸ばせるパワープレーの方が、真っ向勝負を挑むよりも勝機を見いだせるはずだ。今シーズンの大阪は名古屋と3戦して1分2敗と負け越しているが、流れの中でのパワープレーを行っていない。大阪が最近の試合で用いるようになった秘策のパワープレーで主導権を握ることができれば、歴史を変えることができるかもしれない。
◆2シーズンぶりの覇権争い
▽両チームがプレーオフで相見えるのは今回で2回目。2シーズン前のプレーオフでは、1勝のアドバンテージを得ていた名古屋が2連勝を飾り(当時のレギュレーションでは先に3勝したチームが優勝)6度目の王座に輝いた。果たして、名古屋が前人未到の8連覇を達成するのか、または大阪が新時代の幕を開けるのか――。注目の第1戦は28日、14時キックオフ!!
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