トッティのミドル弾も勝ちきれないローマ、ユーベと9ポイント差に《セリエA》
2015.02.23 01:02 Mon
▽2位ローマ(勝ち点47)は22日、セリエA第24節で14位ヴェローナ(勝ち点24)の本拠地スタディオ・マルカントニオ・ベンテゴーディに乗り込み、1-1で引き分けた。
▽ローマは前節のパルマ戦でデビューを果たしたドゥンビアが不発に終わり、最下位を相手にドロー止まりでユベントスとの7ポイント差を縮めることができなかった。また、ミッドウィークに行われたELのフェイエノールト戦も1-1のドローに終わり、2015年の公式戦10試合で6度目のドロー。そのフェイエノールト戦のスタメンからガルシア監督は大幅に6選手を変更。トッティやジェルビーニョが引き続き先発となった。
▽互いに[4-3-3]のシステムで臨んだ一戦。試合は徐々にローマがポゼッションを高めていく展開となると、10分にナイゴランの左足で放ったミドルシュートが枠の左隅を捉えた。しかし、GKベヌッシのセーブに阻まれる。さらに12分にはFKのサインプレーからフリーとなったリャイッチが決定的なシュートを放ったが、GKベナッシの正面を突く。
▽立て続けにヴェローナゴールに迫ったローマは、トッティとピャニッチのパス出しや両サイドバックの攻撃参加などで、ゴール前に人数をかけて守るヴェローナの攻略を図っていく。23分にはCKからマノラスがヘディングシュートを放ったが、ボールは枠外へ。
▽それでも、一方的な展開に持ち込んだローマは26分、個人技で均衡を破る。ゴール正面約25mの位置でボールを受けたトッティが右足を振り抜くと、コントロールされたミドルシュートが枠の左隅を捉えた。
▽ところが38分、主導権を握っていたローマがCKから失点してしまう。ハルフレッドソンの左CKにファーサイドのヤンコビッチが放ったヘディングシュートがケイタに当たってコースが変わり、ゴールへ吸い込まれた。さらにフロレンツィが負傷し、トロシディスの投入を余儀なくされたローマは、追加タイム1分にリャイッチの強烈な直接FKがバーに直撃する決定機があったが、前半のうちに勝ち越すことはできなかった。
▽後半もローマが押し込む展開となったが、52分にヴェローナがゴールに迫る。右サイドを崩してイオニタの折り返しをハルフレドソンがシュートに持ち込んだが、ゴールライン前のDFにブロックされた。ここからヒートアップした試合は球際の激しい攻防が繰り広げられる。
▽それでもローマが敵陣でのプレーを続けると60分、ナインゴランの強烈なミドルシュートがGKベヌッシを強襲。徐々に攻め疲れしてきたローマは66分にトッティに代えてドゥンビアを投入。しかし、チームに馴染めていないドゥンビアはボールにほとんど絡めずローマはシュートに持ち込むことができなくなっていった。
▽結局、ローマは試合終盤にかけて決定機を生み出すことができないままタイムアップ。公式戦3試合連続ドローで首位ユベントスとの勝ち点差は9に広がった。
▽ローマは前節のパルマ戦でデビューを果たしたドゥンビアが不発に終わり、最下位を相手にドロー止まりでユベントスとの7ポイント差を縮めることができなかった。また、ミッドウィークに行われたELのフェイエノールト戦も1-1のドローに終わり、2015年の公式戦10試合で6度目のドロー。そのフェイエノールト戦のスタメンからガルシア監督は大幅に6選手を変更。トッティやジェルビーニョが引き続き先発となった。
▽互いに[4-3-3]のシステムで臨んだ一戦。試合は徐々にローマがポゼッションを高めていく展開となると、10分にナイゴランの左足で放ったミドルシュートが枠の左隅を捉えた。しかし、GKベヌッシのセーブに阻まれる。さらに12分にはFKのサインプレーからフリーとなったリャイッチが決定的なシュートを放ったが、GKベナッシの正面を突く。
▽それでも、一方的な展開に持ち込んだローマは26分、個人技で均衡を破る。ゴール正面約25mの位置でボールを受けたトッティが右足を振り抜くと、コントロールされたミドルシュートが枠の左隅を捉えた。
▽先制後も自陣に引くヴェローナ相手にローマが敵陣でのプレーを続けていく。32分にはフロレンツィのクロスボールにリャイッチがボレーで合わせるも、枠を捉えきれない。
▽ところが38分、主導権を握っていたローマがCKから失点してしまう。ハルフレッドソンの左CKにファーサイドのヤンコビッチが放ったヘディングシュートがケイタに当たってコースが変わり、ゴールへ吸い込まれた。さらにフロレンツィが負傷し、トロシディスの投入を余儀なくされたローマは、追加タイム1分にリャイッチの強烈な直接FKがバーに直撃する決定機があったが、前半のうちに勝ち越すことはできなかった。
▽後半もローマが押し込む展開となったが、52分にヴェローナがゴールに迫る。右サイドを崩してイオニタの折り返しをハルフレドソンがシュートに持ち込んだが、ゴールライン前のDFにブロックされた。ここからヒートアップした試合は球際の激しい攻防が繰り広げられる。
▽それでもローマが敵陣でのプレーを続けると60分、ナインゴランの強烈なミドルシュートがGKベヌッシを強襲。徐々に攻め疲れしてきたローマは66分にトッティに代えてドゥンビアを投入。しかし、チームに馴染めていないドゥンビアはボールにほとんど絡めずローマはシュートに持ち込むことができなくなっていった。
▽結局、ローマは試合終盤にかけて決定機を生み出すことができないままタイムアップ。公式戦3試合連続ドローで首位ユベントスとの勝ち点差は9に広がった。
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