白熱のトッテナムvsフィオレンティーナは1-1のドロー《EL》
2015.02.20 07:15 Fri
▽EL決勝トーナメント1回戦1stレグのトッテナムvsフィオレンティーナが、19日にホワイト・ハート・レーンで開催され、1-1の引き分けに終わった。
▽トッテナムは、ELグループCをベシクタシュに次ぐ2位で通過した。先週末に試合のなかったチームだが、週末のリーグ戦を見据えてエースのケインやR・メイソン、ローズなど一部主力を温存した。
▽一方、格下3チームと同居したグループKを首位で通過したフィオレンティーナは、公式戦8試合負けなし(6勝2分け)と絶好調だ。注目のメンバーでは好調のゴメスと共に今冬にチェルシーからレンタルで加入したサラーが2トップを組み、それ以外もほぼベストメンバーが起用された。
▽キックオフ直後からハイプレスをかけるアグレッシブな入りを見せたトッテナムが、相手の出鼻を挫くことに成功する。開始5分、相手陣内で得たFKの流れからソルダードのスルーパスを受けたシャドリがボックス内でGKと一対一を迎えるが、ここは相手GKタタルサヌのファインセーブに阻まれる。だが、このプレーで得た右CKの場面でパウリーニョが入れた柔らかなセンタリングを、ボックス左のソルダードが抑えの利いた見事なダイレクトボレーでゴールネットに流し込んだ。
▽幸先良く先制に成功したトッテナムは、その後も素早い攻守の切り替えでフィオレンティーナを圧倒。相手ウイングバックの裏にできたスペースを効果的に使ったサイドアタックでチャンスを演出する。19分には右サイドを突破したタウンゼントの浮き球のクロスをソルダードがバイシクルシュートで合わせるが、このシュートは惜しくもGKの正面を突いた。
▽36分、相手陣内左サイドの深い位置で得たFKの場面でM・フェルナンデスがゴール上隅を狙うと、GKロリスが弾いたボールがゴンサロ・ロドリゲスの背中に当たってゴール前にこぼれる。これをバサンタがすかさず押し込んだ。
▽スコアがタイに戻ったことで、試合はここからヒートアップする。前半終了間際の45分にはボックス左でGKタタルサヌの弾き出したボールを拾ったシャドリが決定的な場面を迎えるがシュートをクロスバーに当ててしまい、前半は1-1のまま終了となった。
▽1-1のイーブンで迎えた後半も引き続きオープンな展開が続く。その流れの中で最初の決定機はフィオレンティーナに訪れる。47分、ボックス手前中央でホアキンから横パスを受けたサラーが左足を一閃。だが、ややアウトにかかり過ぎたシュートは枠の左に外れた。
▽前半はトッテナムが攻守の切り替えの場面で圧倒していたものの、後半はハーフタイムで攻撃の部分を修正したフィオレンティーナが、シンプルな繋ぎと前線へのロングボールを使ってうまくいなしていた。そして、トッテナムが右サイドのタウンゼントを起点としたカウンターでゴールに迫れば、フィオレンティーナも前がかりな相手に対して鋭いカウンターアタックを機能させた。
▽ホームで勝利がほしいトッテナムのポチェッティーノ監督はエースのケイン、ラメラと次々と攻撃的な交代カードを切っていく。対して、守備のバランスを整えたいフィオレンティーナのモンテッラ監督はパスクアルとボルハ・バレロを下げてフレッシュなマルコス・アロンソとバデリを投入した。72分にはボックス右に抜け出したパウリーニョに決定機も、ここはGKタタルサヌのファインセーブに遭った。
▽試合終盤にかけては、引いてカウンター狙いのフィオレンティーナに対して、ボールを持ったトッテナムが攻める形が続く。だが、攻めあぐねるトッテナムは縦パスを引っ掛けられ、そこからカウンターを浴びる形が目立ち、最後まで勝ち越しゴールを奪うことはできず。EL決勝トーナメント1回戦の最注目カードは1-1のドローで決着。アウェイゴールを手にしたフィオレンティーナが26日に行われるホームでの2ndレグに向けてアドバンテージを手にした。
▽トッテナムは、ELグループCをベシクタシュに次ぐ2位で通過した。先週末に試合のなかったチームだが、週末のリーグ戦を見据えてエースのケインやR・メイソン、ローズなど一部主力を温存した。
▽一方、格下3チームと同居したグループKを首位で通過したフィオレンティーナは、公式戦8試合負けなし(6勝2分け)と絶好調だ。注目のメンバーでは好調のゴメスと共に今冬にチェルシーからレンタルで加入したサラーが2トップを組み、それ以外もほぼベストメンバーが起用された。
▽幸先良く先制に成功したトッテナムは、その後も素早い攻守の切り替えでフィオレンティーナを圧倒。相手ウイングバックの裏にできたスペースを効果的に使ったサイドアタックでチャンスを演出する。19分には右サイドを突破したタウンゼントの浮き球のクロスをソルダードがバイシクルシュートで合わせるが、このシュートは惜しくもGKの正面を突いた。
▽一方、立ち上がりから相手の圧力に晒されたフィオレンティーナは持ち味のパスワークを見せられない。16分にはプレミアリーグ独特のハイテンポなリズムに慣れているサラーが個人技でボックス内を陥れるが、ここは相手のシュートブロックに阻まれる。だが、諦めずにゴールを目指すフィオレンティーナはセットプレーから同点に追いつく。
▽36分、相手陣内左サイドの深い位置で得たFKの場面でM・フェルナンデスがゴール上隅を狙うと、GKロリスが弾いたボールがゴンサロ・ロドリゲスの背中に当たってゴール前にこぼれる。これをバサンタがすかさず押し込んだ。
▽スコアがタイに戻ったことで、試合はここからヒートアップする。前半終了間際の45分にはボックス左でGKタタルサヌの弾き出したボールを拾ったシャドリが決定的な場面を迎えるがシュートをクロスバーに当ててしまい、前半は1-1のまま終了となった。
▽1-1のイーブンで迎えた後半も引き続きオープンな展開が続く。その流れの中で最初の決定機はフィオレンティーナに訪れる。47分、ボックス手前中央でホアキンから横パスを受けたサラーが左足を一閃。だが、ややアウトにかかり過ぎたシュートは枠の左に外れた。
▽前半はトッテナムが攻守の切り替えの場面で圧倒していたものの、後半はハーフタイムで攻撃の部分を修正したフィオレンティーナが、シンプルな繋ぎと前線へのロングボールを使ってうまくいなしていた。そして、トッテナムが右サイドのタウンゼントを起点としたカウンターでゴールに迫れば、フィオレンティーナも前がかりな相手に対して鋭いカウンターアタックを機能させた。
▽ホームで勝利がほしいトッテナムのポチェッティーノ監督はエースのケイン、ラメラと次々と攻撃的な交代カードを切っていく。対して、守備のバランスを整えたいフィオレンティーナのモンテッラ監督はパスクアルとボルハ・バレロを下げてフレッシュなマルコス・アロンソとバデリを投入した。72分にはボックス右に抜け出したパウリーニョに決定機も、ここはGKタタルサヌのファインセーブに遭った。
▽試合終盤にかけては、引いてカウンター狙いのフィオレンティーナに対して、ボールを持ったトッテナムが攻める形が続く。だが、攻めあぐねるトッテナムは縦パスを引っ掛けられ、そこからカウンターを浴びる形が目立ち、最後まで勝ち越しゴールを奪うことはできず。EL決勝トーナメント1回戦の最注目カードは1-1のドローで決着。アウェイゴールを手にしたフィオレンティーナが26日に行われるホームでの2ndレグに向けてアドバンテージを手にした。
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