長谷部が内田との日本人対決を制す《ブンデスリーガ》

2015.02.15 04:30 Sun
▽ブンデスリーガ第21節フランクフルトvsシャルケが14日に行われ、1-0でフランクフルトが勝利した。フランクフルトの長谷部はフル出場、乾はベンチ入りも出場機会がなかった。そして、シャルケの内田はフル出場している。

▽フランクフルトは前節アウグスブルク戦を2-2の引き分けに持ち込み、2試合連続ドローとなっている。その試合のスタメンから3選手を変更。長谷部がスタメンとなった一方、乾はベンチスタートとなった。

▽対するシャルケは前節ボルシアMGとの上位対決を1-0で制し、3位に浮上した。ディ・マッテオ監督はその試合と同様のスタメンを送り出し、内田は右ウイングバックでスタメンとなった。
▽長谷部をアンカーに置く中盤ダイヤモンド型の[4-4-2]の布陣を敷くホームチームのフランクフルトが立ち上がり、攻撃に人を割いて勢い良く試合に入った。しかし、徐々に地力で勝るシャルケがポゼッションを高めていくと、[3-5-2]の両翼を務める内田とフックスの攻め上がりを起点に盛り返していく。13分にはFKからマティプが決定的なヘディングシュートを浴びせると、15分にもヘーガーの強烈なボレーシュートでゴールに迫った。

▽その後もフランクフルトの高く設定されたディフェンスラインの裏のスペースを突くシャルケは、17分にフックスが、21分にヘーガーが抜け出したが、いずれもGKトラップの好守に阻まれてしまう。
▽前半半ばにかけてはシャルケの攻勢が弱まり、互いにシュートに持ち込めないこう着状態に陥った。そして、再びフランクフルトがポゼッションを高めていったものの、得点源のマイアーとセフェロビッチの2トップが相手の3バックに抑えこまれて起点を作れず、攻撃の形を作れないまま前半を終えた。

▽後半からキッテルに代えてピアソンを同ポジションに投入したフランクフルトは、開始2分にセフェロビッチがミドルシュートを放って流れを変えにかかる。しかし前半同様、徐々にトーンダウンし、50分にはCKからシャルケのキルヒホフに決定的なヘディングシュートを打たれてしまう。

▽押し込まれていたフランクフルトだったが何とか凌いでいくと、64分に先制する。チャンドラーが右サイドから上げたクロスがわずかにディフレクトし、フリーとなっていたピアソンが頭で合わせてゴール左に流し込んだ。

▽失点を受けてシャルケはバルネッタに代えてマイアーを、K・ボアテングに代えてプラテを投入する。しかし、長谷部を中心に集中した守備を続けるフランクフルトを崩すことができない。そのまま1-0でタイムアップとなり、シャルケが後半戦初黒星を喫した一方、フランクフルトは7試合ぶりの勝利を飾った。

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