ヘルタがマインツを下して後半戦初白星 岡崎フル出場、細貝は66分から《ブンデスリーガ》

7日に行われたブンデスリーガ第20節、マインツvsヘルタ・ベルリンは、アウェイのヘルタが2-0で勝利した。マインツFW岡崎慎司はフル出場。ヘルタMF細貝萌は66分から出場し、FW原口元気はベンチ入りしながら出番がなかった。

マインツは、日本代表として参加したアジアカップから負傷して戻ってきた岡崎を先発に復帰させる。一方、前節レバークーゼンに0-1と敗戦してルフカイ監督を解任したヘルタは、ダルダイ暫定監督の下でスタメンを5選手入れ替え、細貝と原口はベンチスタートとなった。

岡崎は2分にサイドでボールを受け、コントロールで相手選手をかわしてあわやPKという位置でファウルを誘発。このFKはGKクラフトのセーブに遭うも、軽快な動きを見せる。マインツは14分にも前線で岡崎が基点となって最後はガイスがミドルシュート。しかし、これはわずかに右に外れた。

アウェイに乗り込んだヘルタも徐々に攻撃の糸口をつかむ。18分に速い攻めからシーバーが左足でシュートを放つと、ポストをかすめて右に逸れる。20分にはペカリクがミドルシュートを打ち、攻勢を強めていった。

すると31分、マインツに決定的なミスが生まれる。バックパスを受けたGKカリウスが処理を誤り、詰めてきたヘルタFWにボールを奪われそうになったところを倒してPKを献上。慌ててクレメンスを下げてGKカピノスを投入するも、このPKをへゲラーに決められて1点ビハインドを負った。

先制して勢いに乗るヘルタは43分に加点。速攻を仕掛けてボックス内に入るとシュトッカーのシュートがポストに当たり、それをベーレンスが押し込んだ。

思惑通りに試合を進めていたヘルタだが、58分にルステンベルガーが2枚目のイエローカードで退場となり、数的アドバンテージを失ってしまう。その3分後に中盤の穴を埋めるべくシュトッカーに代わりニーメイヤーがピッチに入った。さらに、66分にはシェルブレッドに代わって細貝が投入される。

数的同数となったことでリードを縮めたいマインツ。71分にマリが好機を迎える。だが、ボックス内で放ったシュートは右に外れる。77分にはCKから岡崎が飛び込むもわずかに合わず、1点が遠い。

残り時間が少なくなるにつれて焦りが募るマインツは、88分に途中出場のブンガートに決定機が訪れる。スルーパスを受けてシュートを打ち、こぼれ球をもう一度ヒットしたが、ゴールラインまで戻ってカバーに入ったヘルタDFのクリアに遭った。

マインツは最後までヘルタの牙城を崩せず、ホームで完敗を喫した。一方のヘルタは監督交代で後半戦初白星を手にしている。


提供:goal.com