大分&浦安がプレーオフ出場権を獲得!! 残り2枠は熾烈な争いに!《Fリーグ2014/2015》

▽23日(金)から3日間にわたって全国各地でFリーグ2014/2015 powered by inゼリー第29節が開催された。23日(金)に行われた浦安vs町田の“関東ダービー”は、4-1で浦安が勝利。この結果、浦安がプレーオフ出場権を獲得した。24日(土)に行われた大分vs北海道は2-2の引き分けに終わり、大分がプレーオフの出場権を獲得。大阪はホームで浜松と対戦し2-2のドローに終わり、仙台vs府中は4-2で府中が勝利した。25日(日)に行われた湘南vsすみだは、すみだが4-2で勝利。2015年最初のホームゲームを迎えた名古屋は、神戸を4-2で下して首位を快走している。第29節の詳細は以下の通り。◆浦安vs町田
▽浦安と町田の“関東ダービー”は、4分に高橋健介のゴールが決まって、浦安が先制して前半を終える。迎えた28分に完山徹一のゴールが決まり、後半も浦安が先にスコアを動かす。対する町田は10分57秒を残して篠崎隆樹をGKに置いたパワープレーを開始。すると34分、その篠崎がネットを揺らして、1点差に詰め寄ることに成功した。ところが、わずか19秒後に星翔太がゴールを奪い浦安がリードを広げると、38分には岩本昌樹が追加点を奪取。結局そのまま試合は終了を迎え、ダービーマッチを制した浦安がプレーオフ出場権を獲得している。◆大分vs北海道
▽プレーオフ出場権を争う両チームの一戦は、11分に鈴木裕太郎のゴールで北海道が先制する。しかし、17分に北海道は室田翔伍が2度目の警告を受けて退場となってしまう。数的有利に立った大分は19分に小曽戸允哉が同点ゴールを奪い、試合を折り返す。すると25分にディドゥダの強烈なシュートが決まり、大分が逆転に成功する。北海道も反撃に出ると、30分に水上玄太がネットを揺らして再びタイスコアとなる。その後もゴールを目指す両チームだったが、決勝ゴールは生まれずに試合は終了。大分は引き分けたものの、プレーオフ出場権を獲得した。
◆大阪vs浜松
▽住吉スポーツセンターで行われた一戦は、11分にヴィニシウスのゴールで大阪が先制する。後半立ち上がりの21分にもヴィニシウスがネットを揺らすなど、大阪が試合を優位に進めていった。一方の浜松は29分、FKのチャンスから剣持貴充が直接ゴールを奪い、1点差に詰め寄る。その後浜松は、曽根田盛将をGKの位置に置いてパワープレーに出ると、試合終了16秒前に中村友亮が同点ゴールを奪取。直後に試合終了のホイッスルが吹かれ、浜松が土壇場で勝ち点1を奪った。

◆仙台vs府中
▽仙台市青葉体育館で行われた一戦は、2分に相手オウンゴールで府中が先制に成功する。さらに19分、ソロカーバのゴールが決まって、府中が2点のリードを得て試合を折り返した。迎えた後半は仙台が先にスコアを動かす。34分、こぼれ球を押し込んだ渡邊一城がネットを揺らして1点差に詰め寄ると、仙台はGKクロモトを上げてパワープレーを開始。38分には、府中が6つ目のファウルを犯して第2PKを獲得するも、佐々木諒のシュートは、交代で投入されたGK柿原聡一朗に防がれる。それでも39分、1点目と同様の形から渡邊が同点ゴールを奪取。追いつかれた府中だったが、すぐさま関尚登をGKに入れてパワープレーを開始すると、その関が勝ち越しゴールを奪い勝ち越しに成功。40分には小山剛史がパワープレー返しを決めて勝負あり。府中が仙台を下して、5位の北海道との勝ち点差を2に縮めている。◆湘南vsすみだ
▽2015年最初のホームゲームで5試合ぶりの白星を狙う湘南と、3戦負けなしのすみだの一戦。試合は、すみだが立ち上がりからボールを保持するも、湘南が17分にカウンターから山中秀太のゴールで先制する。しかし、すみだは直後の18分、金川武司のゴールで同点に成功した。1-1で迎えた後半、湘南は22分に刈込真人が鋭いシュートを決めて勝ち越すも、すみだが27分に岡山和馬のゴールで再び追いつく。その後は攻守に目まぐるしい展開となると、32分に宮崎曉がネットを揺らし、すみだがリードを奪った。さらにすみだは39分、諸江剣語が4点目を挙げて勝負あり。4戦負けなしとしたすみだがプレーオフ進出の可能性を残した。

◆名古屋vs神戸
▽7連勝で首位を独走する名古屋が、2015年最初のホームゲームに神戸を迎えた。試合は、名古屋が6分と7分に前鈍内マティアスエルナンの立て続けのゴールで2点のリードを奪う。続く11分には、セルジーニョのゴールで3-0とした。3点リードで後半を迎えた名古屋は33分、昨年12月に神戸から復帰した齋藤功一のアシストから渡邉知晃が4点目を奪う。4点差とされた神戸は、直後にパワープレーを開始。すると神戸は、37分に西谷良介、38分に渡井博之がゴールを奪って2点差に迫る。このままリードを守り切りたい名古屋は39分、GK篠田龍馬がレッドカードで一発退場となる。終了間際に数的不利となった名古屋だったが、神戸の猛攻を何とか凌いで4-2で勝利。守護神が退場しながらも勝ち切った名古屋がリーグ1位通過へ向けて大きな1勝を挙げた。

◆第29節結果
浦安 4-1 町田
大分 2-2 北海道
大阪 2-2 浜松
仙台 2-4 府中
湘南 2-4 すみだ
名古屋 4-2 神戸

◆順位表(第29節終了時)
1.名古屋 69/+52
2.浦安 60/+24
3.大分 59/+26
4.大阪 49/+2
5.北海道 48/+11
6.府中 46/+31
7.町田 42/+11
8.すみだ 39/+6
9.神戸 29/-10
10.湘南 17/-50
11.仙台 15/-60
12.浜松 11/-43