香川後半から出場もドルトムント10敗目、降格圏で折り返し《ブンデスリーガ》
2014.12.21 02:15 Sun
20日に行われたブンデスリーガ第17節、ブレーメンvsドルトムントはホームのブレーメンが2-1で勝利を収めた。ドルトムントMF香川真司は後半開始から交代出場し、45分間プレーしている。
最下位ブレーメンと16位ドルトムントという、ともに今季大きく期待を裏切っているチーム同士の対戦。ドルトムントは香川が4戦連続のベンチスタートで、今季初先発となるキルヒが中盤に起用された。スボティッチが出場停止の最終ラインにはギンターが入る。
開始3分、いきなりの先手を取ったのはホームのブレーメン。左サイドからドリブルで仕掛けたサンチャゴ・ガルシアがドルトムントの守備の乱れを突いてスルーパスを通し、売り出し中の若手FWゼルケがゴール右隅にシュートを突き刺した。
ドルトムントはボールを支配するがチャンスにつなげることができず、最後はパスミスが出て失ってしまうような展開が続く。ブレーメンはボールを奪うと前線のゼルケ、ロレンツェンの若い2人に素早くボールを送ることを意図し、直接的なプレーでゴールに迫ろうとしていた。
26分にはギュンドガンが危ない形でボールを失い、ロレンツェンがフリーで抜け出してシュートに持ち込む。43分にもフンメルスの中途半端なクリアを拾ったロレンツェンが抜け出そうとしたが、ランゲラクがタイミングの良い飛び出しで辛うじて難を逃れた。
クロップ監督は後半開始からケールを下げ、リーグ戦で4試合ぶり出場となる香川を投入。ギュンドガンとキルヒがポジションを下げ、香川がトップ下に入る。
ボールの動かし方に変化はつけられるようになったドルトムントだが、やはり決定的な形で相手ゴールを脅かすには至らない。56分にはオーバメヤンのクロスにゴール前でフリーになっていた香川が合わせたが、ヘディングは大きく枠を外した。
すると62分、カウンターから非常に痛い2点目をブレーメンに献上してしまう。ゼルケが右サイドでフンメルスをかわして前進すると、ファーに走り込んだバルテルスに絶妙な低いクロスを送って追加点をお膳立てした。
2点を追う展開となったドルトムントは69分にようやく反撃。ギュンドアンからの右CKにフンメルスがダイビングヘッドで飛び込み、1点差に詰め寄って追い上げに望みをつないだ。
ピシュチェクに代えてブワシュチコフスキを投入した後、78分には香川に再び決定的なチャンスが訪れたが、ゴール前でこぼれてきたボールを痛恨のシュートミス。その後ギンターやギュンドアンのヘディングも決まらず、残り時間は刻々と減少していく。
89分にはバルテルスのシュートがポスト内側を叩き、3失点目は免れたドルトムントだが、そのまま試合終了。最下位だったブレーメンに勝ち点で抜かれて17位に後退し、降格圏で前半戦を折り返すことになった。21日のフライブルクの結果次第では再び最下位転落となる。
提供:goal.com
最下位ブレーメンと16位ドルトムントという、ともに今季大きく期待を裏切っているチーム同士の対戦。ドルトムントは香川が4戦連続のベンチスタートで、今季初先発となるキルヒが中盤に起用された。スボティッチが出場停止の最終ラインにはギンターが入る。
開始3分、いきなりの先手を取ったのはホームのブレーメン。左サイドからドリブルで仕掛けたサンチャゴ・ガルシアがドルトムントの守備の乱れを突いてスルーパスを通し、売り出し中の若手FWゼルケがゴール右隅にシュートを突き刺した。
ドルトムントはボールを支配するがチャンスにつなげることができず、最後はパスミスが出て失ってしまうような展開が続く。ブレーメンはボールを奪うと前線のゼルケ、ロレンツェンの若い2人に素早くボールを送ることを意図し、直接的なプレーでゴールに迫ろうとしていた。
26分にはギュンドガンが危ない形でボールを失い、ロレンツェンがフリーで抜け出してシュートに持ち込む。43分にもフンメルスの中途半端なクリアを拾ったロレンツェンが抜け出そうとしたが、ランゲラクがタイミングの良い飛び出しで辛うじて難を逃れた。
クロップ監督は後半開始からケールを下げ、リーグ戦で4試合ぶり出場となる香川を投入。ギュンドガンとキルヒがポジションを下げ、香川がトップ下に入る。
ボールの動かし方に変化はつけられるようになったドルトムントだが、やはり決定的な形で相手ゴールを脅かすには至らない。56分にはオーバメヤンのクロスにゴール前でフリーになっていた香川が合わせたが、ヘディングは大きく枠を外した。
すると62分、カウンターから非常に痛い2点目をブレーメンに献上してしまう。ゼルケが右サイドでフンメルスをかわして前進すると、ファーに走り込んだバルテルスに絶妙な低いクロスを送って追加点をお膳立てした。
2点を追う展開となったドルトムントは69分にようやく反撃。ギュンドアンからの右CKにフンメルスがダイビングヘッドで飛び込み、1点差に詰め寄って追い上げに望みをつないだ。
ピシュチェクに代えてブワシュチコフスキを投入した後、78分には香川に再び決定的なチャンスが訪れたが、ゴール前でこぼれてきたボールを痛恨のシュートミス。その後ギンターやギュンドアンのヘディングも決まらず、残り時間は刻々と減少していく。
89分にはバルテルスのシュートがポスト内側を叩き、3失点目は免れたドルトムントだが、そのまま試合終了。最下位だったブレーメンに勝ち点で抜かれて17位に後退し、降格圏で前半戦を折り返すことになった。21日のフライブルクの結果次第では再び最下位転落となる。
提供:goal.com
ブレーメンの関連記事
ブンデスリーガの関連記事
|
ブレーメンの人気記事ランキング
1
ブレーメンがレンヌのセネガル代表DFディアネを獲得
▽ブレーメンは8日、レンヌのセネガル代表DFファロウ・ディアネ(26)の獲得を発表した。契約期間などは明かされていない。 ▽メツの下部組織出身のディアネは、2008年にトップチームへと昇格。その後2012年にフライブルクへと移籍すると、2014年にレンヌへと加入していた。2015-16シーズンはリーグ・アンで22試合に出場し、センターバックながら5得点を記録している。また、今年5月にはセネガル代表でもデビューを果たした。 ▽なお、フライブルク時代には2年間の在籍でブンデスリーガで57試合に出場し2得点を記録していた。 2016.07.09 12:47 Sat2
欧州大会出場狙うブレーメン、元ポルトガル代表FWアンドレ・シウバをライプツィヒからレンタル
ブレーメンは3日、RBライプツィヒから元ポルトガル代表FWアンドレ・シウバ(29)のレンタル移籍加入を発表した。移籍期間は2024-25シーズン限りとなる。 なお、ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、買い取りオプションなどは付帯しないドライローン。半年間の給与を両クラブで折半する。 アンドレ・シウバは母国ポルトガルのボアヴィスタ、サルゲイロス、パドロエンセの下部組織で育ち、その後ポルトの下部組織に加入。2016年7月にファーストチームへ昇格した。 2017年7月にミランへ完全移籍。その後はセビージャ、フランクフルトへレンタル移籍し、2020年9月にフランクフルトへ完全移籍した。 2020-21シーズンはブンデスリーガで32試合28ゴール8アシストと活躍。2021年7月にフランクフルトからライプツィヒへ完全移籍したが、新天地では期待に応えきれず、2023-24シーズンはレアル・ソシエダへレンタル移籍した。 今シーズンはライプツィヒにレンタルバックし、ここまでリーグ戦8試合1ゴール2アシスト。チャンピオンズリーグ(CL)で4試合、DFBポカールで3試合プレーしていた。 なお、2016年9月にポルトガル代表デビュー。53試合19ゴール4アシストを記録するが、2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)を最後に遠ざかっている。 現在8位につけ、欧州大会出場権獲得を目指すブレーメンに加わることとなったアンドレ・シウバ。クラブを通じて意気込みを語った。 「ブレーメンでプレーするのが楽しみだ。ヴェルダーは今シーズン好調で、チームは数年にわたって優秀な監督のもとで一緒にプレーしてきた。クラブの目標達成に貢献できるよう、自分の役割を果たしたい」 2025.02.03 19:35 Mon3
ドルトムントvsブレーメンで誤審…ドルト2点目のオウンゴールでVARチームに見逃し
ブンデスリーガ第19節のドルトムントvsブレーメンにおいて物議を醸したドルトムントの2点目のゴール判定に関して、ドイツサッカー連盟(DFB)が誤審を認めた。ドイツ『スカイ』が報じている。 25日に行われた同試合は前半に退場者を出したドルトムントが2点を先行も、後半半ば以降のブレーメンの連続ゴールによって2-2のドローに終わっていた。 問題のシーンはドルトムントが後半立ち上がりの51分にセットプレーから奪った2点目。相手陣内中央で得たFKの場面で、ボックス右でフリーのFWセール・ギラシーがダイレクトで折り返したグラウンダーのクロスがゴール前のDFマルコ・フリードルの足に当たって大きくコースが変わってゴールネットを揺らした。 結果的にフリードルのオウンゴールとしてゴールが認められたが、この場面ではオフサイドポジションのドルトムントDFラミ・ベンセバイニがフリードルの目の前でジャンプしてボールをまたぐ形となっていた。ボールには触れていないものの、視界を遮っていた点を含めてフリードルのプレーに影響を与えたように思われたが、最終的にお咎めなしだった。 その後、DFBのスポークスマンであるアレクサンダー・フォイアーヘルト氏は、当該場面に関してトビアス・ライヒェル氏が責任者を務めたVARチームがベンセバイニがプレーに関与していないと勘違いし、フェリックス・ツヴァイヤー氏に報告することを怠ったとの見解を示した。 「フリードルはベンセバイニの影響を強く受けており、これはオフサイドの位置が重要だったと言えるだろう」 「足を上げた瞬間に初めてボールが見えて反応できた。だからゴールは認められるべきではなかった」 なお、結果的に誤審で勝利を逃す形となったブレーメンだが、MFレオナルド・ビッテンコートは当該シーンをしっかりと確認していないとの前置きをした上、「よく言われることだけど、疑わしい場合は攻撃側に有利な判定を下しましょう」と、非常にあっさりとした反応を示していた。 「みんなゴールを見たいと思う。もっとしっかり守らなければならない。運が良ければオフサイドの笛を吹いてくれる試合もあるけど、今日はそんなことはなかったね」 <span class="paragraph-title">【動画】DFBが誤審認めたドルトムントの2点目</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="nk2UqEwWOLM";var video_start = 61;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.01.26 21:14 Sun4
CFの補強に動くブレーメン、ライプツィヒで不遇のアンドレ・シウバをレンタル移籍で獲得か
RBライプツィヒの元ポルトガル代表FWアンドレ・シウバ(28)が、ブレーメン移籍に向かっているようだ。 母国の名門ポルトでプロデビューしたアンドレ・シウバは、ミランやセビージャ、フランクフルトでのプレーを経て、2021-22シーズンにライプツィヒに移籍。 しかし、ライプツィヒでは期待に応えることができず、23-24シーズンはレアル・ソシエダへレンタル放出。昨夏にライプツィヒに復帰したが、今季はここまで公式戦15試合に出場するも先発出場はカップ戦の2試合のみとなっていた。 そんなアンドレ・シウバの獲得にライプツィヒが迫っているとのこと。ドイツ『DEICH STUBE』によると、両クラブは買い取りオプションなしの半年レンタル移籍という形ですでにクラブ間合意に至っており、今冬の移籍市場最終日の3日にも正式発表される見込みだという。 なお、ブレーメンでは昨夏に加入したFWケケ・トップが脛腓間靭帯損傷で長期離脱中で、本職のセンターフォワードがFWマーヴィン・ドゥクシュのみという事情から、センターフォワードの補強が急務となっていた。 2025.02.03 11:15 Mon5