クロップ、ヘルタ戦は「残留争いそのもの」

ボルシア・ドルトムントは13日に行われるブンデスリーガ第15節で、ヘルタ・ベルリンと敵地で対戦する。ユルゲン・クロップ監督はこの一戦に向けた会見で、「残留争いそのものだ」と意気込んだ。

ヘルタもドルトムントと同じ勝ち点14でリーグ下位に低迷している。クロップ監督は、ホッフェンハイム戦での勝利を次につなげたいと話しつつ、相手の状況を意識している様子だ。会見では次のように述べた。

「我々は最近4試合で7ポイントを集めている。最高じゃないけど満足できる数字だ。当然、以前よりはるかに良いし、この道を歩み続けなければいけない。次の相手はヘルタだ。彼らは最近の数試合に満足していない。新聞を見る限り、むこうの雰囲気も今はかなり緊迫しているようだね」

ドルトムントの指揮官は、激しい戦いを予想している。

「ヨス・ルフカイ(ヘルタ監督)が率いるチームとの対戦では、試合の多くは競り合いで決定する。ヘルタはマンマークを採用することも多い。それらに対し、準備しなければいけない。残留争いそのものだ。我々はそれを受け入れている。そして、この道を突き進めることを示さなければいけない」

一方、年内の残り3試合に向けて、本来の控えGKのミチェル・ランゲラクを起用すると明言した。正守護神のロマン・ヴァイデンフェラーと話し合ったことも明かしている。

「ロマンとは昨日、すごく良い話ができた。彼とは6年半、非常に親密な形で仕事してきたんだ。これまでのシーズンやホッフェンハイム戦ではなぜ彼を起用しないと決めたか話したよ。決断は直感的なもので、そのほかではない。ただ、彼には私がなぜそういう直感に至ったか説明した」

「彼にはミッチが年内最後の3試合に出場することも伝えている。そして、すべてがまた最初から始まるんだ。ロマンのクオリティを信じているし、彼は練習で闘争心を燃やしている。これからずっとという決断ではない」

DFマッツ・フンメルス、ルーカス・ピシュチェク、MFセバスティアン・ケールの3人は、9日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループD最終節を欠場していた。それぞれ軽傷を負っている様子だが、ヘルタ戦出場の可能性を残しているようだ。

「ルカシュは普通に練習できている。(アンデルレヒト戦では)大事をとっただけだ。セバスティアンはランニングしているが、まだ打撲による痛みがあるようで、様子を見なければいけない。(背中に違和感があった)マッツもランニングしただけだ。彼に関しても様子を見ていく」
提供:goal.com