戦術的考察:盤石のチェルシー、“バス”を止める必要はない《リバプールvsチェルシー》
2014.11.08 12:02 Sat
▽プレミアリーグ第11節、7位のリバプールと首位のチェルシーによるビッグマッチが、日本時間8日の21:45にアンフィールドで開催される。
▽昨シーズン、マンチェスター・シティとともに最後まで優勝を争った昨季2位のリバプールと、昨季3位のチェルシーが対峙する今回のビッグマッチ。今シーズンは、開幕から唯一無敗を継続しリーグ首位を快走するチェルシーに対して、リバプールはすでに4敗を喫し、7位に甘んじている。圧倒的優位な状況でこの一戦を迎えるチェルシーだが、油断があれば、敵地で勝ち点を取りこぼす可能性は十分にありえるはずだ。
▽ここでは、「チェルシーが今回のリバプール戦で勝ち点3を獲得するためには」との視点から戦術的に試合を展望する。
★タクティカルプレビュー
◆“バス”を止める必要はない
▽モウリーニョ監督は、今年4月に行われた前回対戦で「まるで2台のバスがピッチに駐車していたようだ」と、相手指揮官が揶揄した超守備的な采配で2-0の勝利を手にした。だが、圧巻の決定力を持つヂエゴ・コスタ、卓越したパスセンスと戦術眼を持つセスクという2つの“ミッシングピース”を得た今シーズンは、攻守のバランスが著しく向上した。ここまでのリーグ戦で10戦無敗(8勝2分け)を継続するチームは、リーグ最多の26ゴールを記録。この数字は昨シーズンの戦いぶりを守備的と非難したリバプールが、今シーズンのリーグ戦で奪ったゴール数(13ゴール)の2倍にあたる。したがって、攻守で勝るブルーズは、前回対戦のように自陣ゴール前に“バスを止める”必要は全くない。
◆ジェラードとスターリング封じ
▽ただ、ビッグマッチにおいて守備的なアプローチと、相手のストロングを消すことを最優先とするモウリーニョ監督は、相手のキーマンであるジェラードとスターリングを封じる策をきっちりと練っていることだろう。ビルドアップの起点であり、精神的な支柱であるジェラードに対しては、守備能力に長けたトップ下のオスカルと、1トップのヂエゴ・コスタの2枚で挟み込み、執拗にプレッシャーをかけてくるはずだ。とりわけ、前回対戦においてビルドアップの場面で痛恨のミスを犯したジェラードが、再び同じようなミスを犯せば、試合中に立ち直るのは容易でないだけに、マインドゲームを得意とするポルトガル人指揮官は立ち上がりから積極的に策を講じる腹積もりだろう。
◆センターバックを釣り出す動き
▽ここ数試合引いた相手に対して苦戦が続いていることを考えると、この試合でリバプールが守備的なプランを採用した場合、攻撃面で苦労するかもしれない。ただ、相手のバックラインの連係は未だに不安定であるためその隙を突ければ、得点を奪うチャンスは必ず訪れるはずだ。とりわけ、ロブレンと左サイドバックのA・モレーノのコミュニケーション不足は顕著で、同サイドに守備の穴ができる可能性が高い。そこでヂエゴ・コスタのデコイランやオスカルのドリブル突破でロブレンを釣り出し、A・モレーノの絞りが遅れたところをウィリアンやイバノビッチといった右サイドの選手が積極的に飛び出して行きたい。
▽なお、先日のマドリー戦で好パフォーマンスを見せたコロ・トゥーレがロブレンに代わって先発した場合は、ボールウォッチャーになりがちな同選手の癖を突いてブラインドサイドの選手が裏のスペースにダイアゴナルランを仕掛けるのも有効な策かもしれない。また、ここ最近“当たっている”GKミニョレの攻略に関しては、同選手の苦手とするハイボールやファーサイドぎりぎりを狙ったクロスボールで揺さぶりをかけたいところだ。
▽昨シーズン、マンチェスター・シティとともに最後まで優勝を争った昨季2位のリバプールと、昨季3位のチェルシーが対峙する今回のビッグマッチ。今シーズンは、開幕から唯一無敗を継続しリーグ首位を快走するチェルシーに対して、リバプールはすでに4敗を喫し、7位に甘んじている。圧倒的優位な状況でこの一戦を迎えるチェルシーだが、油断があれば、敵地で勝ち点を取りこぼす可能性は十分にありえるはずだ。
▽ここでは、「チェルシーが今回のリバプール戦で勝ち点3を獲得するためには」との視点から戦術的に試合を展望する。
◆“バス”を止める必要はない
▽モウリーニョ監督は、今年4月に行われた前回対戦で「まるで2台のバスがピッチに駐車していたようだ」と、相手指揮官が揶揄した超守備的な采配で2-0の勝利を手にした。だが、圧巻の決定力を持つヂエゴ・コスタ、卓越したパスセンスと戦術眼を持つセスクという2つの“ミッシングピース”を得た今シーズンは、攻守のバランスが著しく向上した。ここまでのリーグ戦で10戦無敗(8勝2分け)を継続するチームは、リーグ最多の26ゴールを記録。この数字は昨シーズンの戦いぶりを守備的と非難したリバプールが、今シーズンのリーグ戦で奪ったゴール数(13ゴール)の2倍にあたる。したがって、攻守で勝るブルーズは、前回対戦のように自陣ゴール前に“バスを止める”必要は全くない。
◆ジェラードとスターリング封じ
▽ただ、ビッグマッチにおいて守備的なアプローチと、相手のストロングを消すことを最優先とするモウリーニョ監督は、相手のキーマンであるジェラードとスターリングを封じる策をきっちりと練っていることだろう。ビルドアップの起点であり、精神的な支柱であるジェラードに対しては、守備能力に長けたトップ下のオスカルと、1トップのヂエゴ・コスタの2枚で挟み込み、執拗にプレッシャーをかけてくるはずだ。とりわけ、前回対戦においてビルドアップの場面で痛恨のミスを犯したジェラードが、再び同じようなミスを犯せば、試合中に立ち直るのは容易でないだけに、マインドゲームを得意とするポルトガル人指揮官は立ち上がりから積極的に策を講じる腹積もりだろう。
▽スタリッジ不在の攻撃陣の中で最も個の力に優れるスターリングに対しては、プレミア最強DFの呼び声高いアスピリクエタがマッチアップすることになるだろう。先日のクリスタル・パレス戦での1発退場で3試合の出場停止処分を受けたスペイン代表DFは、このリバプール戦がサスペンション明け最初の試合となる。また、直近のマリボル戦も回避したアスピリクエタは、休養十分で相手のキーマン潰しに臨めるはずだ。仮にスターリングが逆サイドに移っても、そこには同じくプレミア屈指の右サイドバックであるイバノビッチがマッチアップするため、スターリングが決定的な仕事を果たすのは容易ではないだろう。
◆センターバックを釣り出す動き
▽ここ数試合引いた相手に対して苦戦が続いていることを考えると、この試合でリバプールが守備的なプランを採用した場合、攻撃面で苦労するかもしれない。ただ、相手のバックラインの連係は未だに不安定であるためその隙を突ければ、得点を奪うチャンスは必ず訪れるはずだ。とりわけ、ロブレンと左サイドバックのA・モレーノのコミュニケーション不足は顕著で、同サイドに守備の穴ができる可能性が高い。そこでヂエゴ・コスタのデコイランやオスカルのドリブル突破でロブレンを釣り出し、A・モレーノの絞りが遅れたところをウィリアンやイバノビッチといった右サイドの選手が積極的に飛び出して行きたい。
▽なお、先日のマドリー戦で好パフォーマンスを見せたコロ・トゥーレがロブレンに代わって先発した場合は、ボールウォッチャーになりがちな同選手の癖を突いてブラインドサイドの選手が裏のスペースにダイアゴナルランを仕掛けるのも有効な策かもしれない。また、ここ最近“当たっている”GKミニョレの攻略に関しては、同選手の苦手とするハイボールやファーサイドぎりぎりを狙ったクロスボールで揺さぶりをかけたいところだ。
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