プレビュー:無敵艦隊撃沈のオランダ、勢いを持続できるか《オーストラリアvsオランダ》
2014.06.18 18:00 Wed
▽ブラジル・ワールドカップのグループB第2節、オーストラリア代表vsオランダ代表が日本時間18日25時からエスタディオ・ベイラ・リオで開催される。
▽2010年南アフリカ・ワールドカップの決勝カードの再現となったスペイン戦では、序盤にPKから失点したことで、前回の対戦と同様に不穏な空気が漂ったオランダ。しかし、ファン・ハール監督が指揮するオランイェ(オランダの愛称)は、本来の[4-3-3]に加えて併用する[5-3-2]の布陣が機能したこともあり、逆転で大勝。FWファン・ペルシやFWロッベン、MFスナイデルの活躍で大量5得点を奪ってリベンジマッチを制した。無敵艦隊を下した勢いをそのままに今節も連勝し、グループステージ突破を近づけたい。
▽一方、チリ代表との初戦に臨んだオーストラリアは、1-3で敗戦。スペインとオランダに比べて力が劣るとみられるチリとの一戦を落としたため、オーストラリアのベスト16進出は極めて厳しくなった。しかし、オランダとの対戦データでは、オーストラリアが1勝2分で優位。前回大会のファイナリストとの対戦を楽観視することはできないが、ベスト16進出に希望を残す勝ち点を獲得したい。
◆オーストラリア代表◆
【4-2-3-1】
▽オーストラリア代表予想スタメン
GK:M・ライアン
DF:マクゴーワン、ウィルキンソン、スピラノビッチ、ダビッドソン
MF:ビドシッチ、マーク・ミリガン、ブレッシャーノ、ジェディナク、オアー
FW:ケイヒル
負傷者:フラニッチ(ハムストリング)
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。だが、チリ戦でハムストリングを痛めたフラニッチの欠場が確定。したがって、右サイドバックには、本来センターバックであるマクゴーワンが起用されそうだ。
◆オランダ代表◆
【4-3-3】
▽オランダ代表予想スタメン
GK:シレッセン
DF:ヤンマート、デ・フライ、フラール、マルティンス・インディ
MF:デ・ヨング、スナイデル、ブリント
FW:ロッベン、ファン・ペルシ、レンス
負傷者:なし
出場停止者:なし
▽こちらも出場停止者はいない。スペイン戦で機能した[5-3-2]の布陣に関しては、あくまでもオプションの1つ。そのため、オランダがポゼッションで優位に立つことが予想される今節は、本来の[4-3-3]を使用する可能性が高い。
★注目選手
◆MFミル・ジェディナク(オーストラリア)
▽勢いに乗るオランダに対してアップセットを狙うオーストラリアは、キャプテンとして今大会に臨むMFジェディナクの活躍に期待が懸かる。チリ戦に先発出場したジェディナクだが、ショートパスを駆使する相手に対して効果的なプレッシングを掛けられず、中盤を制圧された。敗れればグループステージ敗退が濃厚となるオランダ戦では、ジェディナクがいかに高い位置でボールを奪い、チームのカウンター攻撃に繋げられるかが重要となる。強力な3人を前線に揃えるオランダに一泡吹かせるには、ジェディナクのインターセプトが鍵だ。
◆FWアリエン・ロッベン(オランダ)
▽スペイン戦で圧巻のパフォーマンスを披露したロッベンに注目する。同試合では、自身の価値を高めたドリブルだけでなく、ファン・ペルシに次ぐ“第2のストライカー”として躍動。ファン・ハール監督の求める堅守速攻の中で重要な役割を担い、逆転弾を含む2ゴールを奪って大勝の立役者となった。今回の一戦では、オーストラリアDF陣からの執拗なマークが予想されるが、前節のパフォーマンスを継続して、決勝トーナメント進出に繋がる貴重な勝ち点3をチームにもたらしたい。
◆生放送予定
《24:40》※キックオフ25:00
【W】オーストラリア代表 vs オランダ代表
(NHK総合)
▽2010年南アフリカ・ワールドカップの決勝カードの再現となったスペイン戦では、序盤にPKから失点したことで、前回の対戦と同様に不穏な空気が漂ったオランダ。しかし、ファン・ハール監督が指揮するオランイェ(オランダの愛称)は、本来の[4-3-3]に加えて併用する[5-3-2]の布陣が機能したこともあり、逆転で大勝。FWファン・ペルシやFWロッベン、MFスナイデルの活躍で大量5得点を奪ってリベンジマッチを制した。無敵艦隊を下した勢いをそのままに今節も連勝し、グループステージ突破を近づけたい。
▽一方、チリ代表との初戦に臨んだオーストラリアは、1-3で敗戦。スペインとオランダに比べて力が劣るとみられるチリとの一戦を落としたため、オーストラリアのベスト16進出は極めて厳しくなった。しかし、オランダとの対戦データでは、オーストラリアが1勝2分で優位。前回大会のファイナリストとの対戦を楽観視することはできないが、ベスト16進出に希望を残す勝ち点を獲得したい。
◆オーストラリア代表◆
【4-2-3-1】
▽オーストラリア代表予想スタメン
GK:M・ライアン
DF:マクゴーワン、ウィルキンソン、スピラノビッチ、ダビッドソン
MF:ビドシッチ、マーク・ミリガン、ブレッシャーノ、ジェディナク、オアー
FW:ケイヒル
負傷者:フラニッチ(ハムストリング)
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。だが、チリ戦でハムストリングを痛めたフラニッチの欠場が確定。したがって、右サイドバックには、本来センターバックであるマクゴーワンが起用されそうだ。
◆オランダ代表◆
【4-3-3】
▽オランダ代表予想スタメン
GK:シレッセン
DF:ヤンマート、デ・フライ、フラール、マルティンス・インディ
MF:デ・ヨング、スナイデル、ブリント
FW:ロッベン、ファン・ペルシ、レンス
負傷者:なし
出場停止者:なし
▽こちらも出場停止者はいない。スペイン戦で機能した[5-3-2]の布陣に関しては、あくまでもオプションの1つ。そのため、オランダがポゼッションで優位に立つことが予想される今節は、本来の[4-3-3]を使用する可能性が高い。
★注目選手
◆MFミル・ジェディナク(オーストラリア)
▽勢いに乗るオランダに対してアップセットを狙うオーストラリアは、キャプテンとして今大会に臨むMFジェディナクの活躍に期待が懸かる。チリ戦に先発出場したジェディナクだが、ショートパスを駆使する相手に対して効果的なプレッシングを掛けられず、中盤を制圧された。敗れればグループステージ敗退が濃厚となるオランダ戦では、ジェディナクがいかに高い位置でボールを奪い、チームのカウンター攻撃に繋げられるかが重要となる。強力な3人を前線に揃えるオランダに一泡吹かせるには、ジェディナクのインターセプトが鍵だ。
◆FWアリエン・ロッベン(オランダ)
▽スペイン戦で圧巻のパフォーマンスを披露したロッベンに注目する。同試合では、自身の価値を高めたドリブルだけでなく、ファン・ペルシに次ぐ“第2のストライカー”として躍動。ファン・ハール監督の求める堅守速攻の中で重要な役割を担い、逆転弾を含む2ゴールを奪って大勝の立役者となった。今回の一戦では、オーストラリアDF陣からの執拗なマークが予想されるが、前節のパフォーマンスを継続して、決勝トーナメント進出に繋がる貴重な勝ち点3をチームにもたらしたい。
◆生放送予定
《24:40》※キックオフ25:00
【W】オーストラリア代表 vs オランダ代表
(NHK総合)
オーストラリアの関連記事
ワールドカップの関連記事
|
|
オーストラリアの人気記事ランキング
1
C大阪がMF乾貴士、FWアダム・タガートの手術結果を報告…ともに全治2カ月
セレッソ大阪は、MF乾貴士とFWアダム・タガートの手術結果を発表した。 乾は以前から違和感があった左ヒザを15日に手術を実施。右ヒザ軟骨損傷と診断され、全治は、術後2カ月とのことだ。 また、アダム・タガートは、10月27日に行われた天皇杯準々決勝の名古屋グランパス戦で負傷。左ヒザ前十字じん帯損傷と診断されていた。 オーストラリアで8日に手術。左ヒザ半月板損傷と診断され、全治は術後2カ月とのことだ。 乾は今夏エイバルから復帰。明治安田生命J1リーグで8試合1得点、YBCルヴァンカップで4試合に出場していた。 アダム・タガートは今シーズンから加入し、明治安田J1で12試合に出場し1得点を記録していた。 2021.11.24 18:37 Wed2
浦和にも大打撃…古傷再発のアンドリュー・ナバウト、今季終了を示唆
▽浦和レッズに所属するオーストラリア代表FWアンドリュー・ナバウトに長期離脱の可能性が高まっている。 ▽オーストラリア代表の一員としてロシア・ワールドカップ(W杯)に参戦したナバウト。21日に行われたロシアW杯グループC第2節のデンマーク代表戦に先発したものの、後半途中に古傷の右肩を痛め、75分にピッチを後にした。 ▽オーストラリア代表を率いるベルト・ファン・マルバイク監督は同試合後、「肩の負傷が重く、彼のトーナメントは終わった」とコメント。そのナバウトは本大会ラストマッチの26日に行われたペルー代表戦を欠場している。 ▽今回の代表活動終了後、所属先の浦和での活躍が期待されたナバウトだが、どうやら今シーズン中の復帰は厳しいようだ。『Wide World of Sports』によれば、このままメルボルンに戻り、右肩の手術を受けるという。 ▽伝えられるところによれば、ナバウトは「6カ月のリハビリが必要みたいだ。痛みを伴うけど、少しでも早く治して、(来年の)アジアカップに備えて行きたい」と語り、今シーズンの全欠を明かした模様だ。 ▽また、「手術が必要なのはわかっていた。これが2回目(の手術)だ。手術を受けるつもりだったけど、W杯を考えてリハビリに励んだ」と話し、浦和で右肩を痛めた当時に手術を回避したことを明かした。 2018.06.27 13:50 Wed3
シュウォーツァーにライアン…GKの宝庫オーストラリアが新たに輩出した23歳ガウチ、プレミアリーグ挑戦へ誓い
オーストラリア代表GKジョー・ガウチ(23)が、新天地アストン・ビラでの意気込みを新たにした。豪『news.com.au』が伝えている。 プレミアリーグの今冬移籍市場最終日となった1日、アストン・ビラはアデレード・ユナイテッドから豪代表通算2キャップのGKガウチを完全移籍で獲得したと発表。アジアカップ2023に控え参加の23歳は4年半契約を結んだ。 現在のオーストラリア代表は、言わずと知れたGKマシュー・ライアンが主将兼絶対的守護神に君臨。バレンシア、ブライトン&ホーヴ・アルビオン、アーセナル、レアル・ソシエダ、AZなどを渡り歩く経験豊富な31歳だ。 そんなライアンがいることで滅多にチャンスのないガウチだが、クラブキャリアではプレミアリーグへのステップアップを掴み取った格好。ビラには世界王者アルゼンチン代表の正守護神GKエミリアーノ・マルティネスがおり、定位置確保は難しいだろうが、裏を返せば学べることは盛りだくさん…何よりまだ23歳と、脂が乗ってくるのはこれからだ。 思い返せば、オーストラリア代表はいつの時代も優秀なGKが揃う。 1990年代中盤〜2010年代初頭にかけては、プレミアリーグ通算514試合出場のマーク・シュウォーツァー氏(51)が君臨して代表通算109キャップ。ミランで欧州制覇も経験した同い年のジェリコ・カラッツ氏(51)は54キャップにとどまり、2006年秋に自ら代表キャリアを終えた。 また、アダム・フェデリチ氏(39)はボーンマスやストーク・シティ、レディングなど、キャリアの大半をイングランドで過ごしたが、シュウォーツァー時代とライアン時代に被ってしまい、2007〜19年の13年間で通算16キャップ。2度のW杯はどちらもベンチから眺めた。 さらに、シュウォーツァー氏、カラッツ氏と同じ“1972年組”のマーク・ボスニッチ氏(52)を覚えているファンはいるだろうか。 こちらはマンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、アストン・ビラに在籍歴があり、プレミアリーグ通算208試合出場…ガウチの先輩にあたる。しかしキャップ数は17。同い年2人との激しい競争がそうさせ、オーストラリア代表の一員として21世紀を迎えることができなかった人物だ。 時は流れて2024年、シュウォーツァー氏から未来を託された“まだまだ”若い31歳ライアンが正守護神に君臨し、プレミアリーグ移籍を掴んだ“ものすごく”若い23歳ガウチが2番手に控えるオーストラリア代表。欧州系移民による恩恵も勿論あるが、まさにGKの宝庫と言えよう。 いずれライアンの後継者となるであろうガウチはプレミアリーグ移籍から2週間弱、新天地アストン・ビラでの活躍、ひいてはその先に向けた決意を新たにする。 「ビラは僕のアデレードでの試合をくまなくチェックしてくれて、GKとして、また人間としてどれだけの価値があるか詳細に分析してくれたんだ。そして、ここからまた成長するためのアイデアも交渉中に提示してくれた」 「だから、僕はこれからまだまだ学び、成長し、欠点を克服する謙虚な姿勢で頑張っていく。プロフェッショナルとして最高レベルに到達したい。それまで言い訳はなしだ」 2024.02.14 17:15 Wed4
オーストラリアにAFC脱退を求める声? 同連盟会長が明かす
▽アジアサッカー連盟(AFC)のサルマーン・アール=ハリーファ会長は、一部の中東国が、同連盟からオーストラリアサッカー連盟(FFA)を脱退させることを望んでいると明かした。UAEの新聞『アル・イテハド』が伝えた記事をオーストラリア『ABC.net』が伝えている。 ▽2006年1月からAFCに加盟したFFAは、現在開催されているアジアカップ2015の開催国としてアジアサッカーのために尽力。さらにオーストラリア代表は、韓国代表との決勝戦に臨むなど、アジアサッカー界の“顔”として認知されている。そうしたなか、AFCのサルマーン・アール=ハリーファ会長は現在、同連盟内でFFAをアジアサッカー界から脱退させる動きがあることを明かした。 「私がAFCの会長に選ばれる前(アール=ハリーファ氏の会長就任は2013年)に、オーストラリアが連盟に加入した」 「その際、AFCの総会において、オーストラリアが連盟に留まるか、もしくは脱退させるかについての再審議や決議がなされていない」 「現在、西側のアジア諸国で、オーストラリアの脱退を求める動きがある」 「そういったアラブ国家が1カ国だけではないということも認識している」 2015.01.30 11:41 Fri5
