ルーニーのサポートに感謝するC・ロナウド

▽レアル・マドリーのポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドが、CL決勝戦を前にマンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWウェイン・ルーニーから受けたサポートに感謝を示している。

▽レアル・マドリーは、24日に行われたCL決勝のアトレティコ・マドリー戦を延長戦の末、4-1で勝利し悲願の“デシマ(CLで10度目の優勝)”を達成した。このファイナルに向けてコンディション面に不安を抱えていたC・ロナウドだったが、かつてのチームメートからの励ましが大きな支えとなっていたようだ。

▽2007-08シーズン、モスクワで行われたチェルシーとのCL決勝(1-1[PK:6-5])で、C・ロナウドと共にビッグイアーを掲げたルーニーは、アトレティコとの決勝を前に不安を抱えるC・ロナウドに向けて「ロニー、今夜君のベストを尽くすんだ。そして、モスクワを思い出せ」と、自身のツイッターで熱いメッセージを送っていた。

▽ルーニーのこのメッセージの効果か、この決勝でチーム4点目を奪ったC・ロナウドは、今大会での通算ゴール数を「17」に伸ばし、1シーズンにおけるCL最多ゴール記録を更新した。

▽そして、C・ロナウドはCL決勝から3日後の27日、自身のツイッターを通じて「ウェイン・ルーニーのサポートに感謝を伝えたい。クレイジーな日々を何とか最後まで持ちこたえることができたよ」と、1歳年下のイングランド代表FWに感謝の言葉を送った。

▽2006年ドイツ・ワールドカップの準々決勝での騒動※の影響で、一時は不仲に陥った両者。しかし、その後和解を果たしたことで、現在は良き仲間であり、ライバルとして良い関係を築いているようだ。※(イングランドvsポルトガルで当時ユナイテッドのチームメートだったルーニーのファウルに対して、C・ロナウドが主審に退場を要求。また、ルーニー退場後、自軍ベンチに意味深なウインクを行ったことが、イングランド国内で問題視されていた)